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【全頭考察】菊花賞

※結論は土曜夜に追記します。なお推奨せずという結論になる可能性もあります。

※結論追記しました。穴馬から狙ってみます。


馬場

秋華賞を見ると1周目の直線(スタート~1コーナー)で内枠の馬たちが内を空けてわざわざ少し外を走っており、直線でもリバティアイランドやドゥーラはスムーズに回ってきたところからやや外に誘導されていた。
また10Rの勝ち馬も併せ馬に行かず外に拘る騎乗をしていたことからおそらく内の馬場は悪くなってきている。
ただし渋った馬場では外伸びでも乾いたらまた内が使えるようになるというのもあるあるで、ハーパーらが内から頑張っていたのを見ると内が全くダメというわけでもなさそうなため現状はフラットと想定する。土曜日の馬場を見て判断したい。

過去傾向

展開は年によってバラバラ。
間近10年(2011~2020年)の京都開催の内不良馬場の2回を除いた8回中3回は1000m通過62秒以上のスローペース(2018.2019.2020)で、4回が60.2~60.9秒と60秒台の3000mとしては早めなペース、そして残りの1回は59秒台のハイペースだった。

今年はパクスオトマニカ、リビアングラスのどちらかが逃げることになると思うが、パクスオトマニカならスロー、リビアングラスならミドル~ハイのどれもあり得そう。ここはあまり決めつけ過ぎずにいきたい。

ただどういう展開になったとしても良馬場の8回では前残り決着というのは無く(11回前の2010年は前残りだったが)、また上がり1.2位の馬はともに8回全てで馬券内に来ている(2018年は上がり最速が5頭いて例外だがその内3頭で馬券独占)ため基本的には能力×長距離適性(レース適性)で決まると思ってよさそう。

また良馬場の際の勝ち馬で有馬記念に出走したことのある馬(8頭中6頭)は全て有馬記念で馬券内経験ありと東京2400m(ダービー、ジャパンC)よりも有馬記念とのリンクが強い印象を受ける。
そのため京都3000mのイメージがしづらい場合は有馬記念で走りそうかというのを意識してみるといいかもしれない。
実際2018年以外はペースが緩まないかロンスパ戦になるかのどちらかでキレ的な末脚よりも持続力が求められるレースとなっている。
上がり3Fで見ても2018年以外は上がり最速馬でも34.1秒以上かかっていて、上がり上位3頭の平均を出すと35秒以上となるレースが半数となる4回もあるなど極端に上がりがかかるわけではないが少なくとも上がり33秒台が求められるような瞬発力戦にはなりづらいレース。

考察

以上のことから優先すべきは能力の高さと長距離適性(レース適性)。
長距離適性は走法的な部分では追走時の跳びがゆったりしていたり力感の無さ、また回転力がある場合にはクビの使い方など動作が一定で安定しているかなどを見たい。

折り合いに関しては重要ではあるものの去年の菊花賞を勝利したアスクビクターモアは行きたがる面のある馬で、過去の天皇賞・春を見ても力んでいるように見える馬も割と好走したりしている。
レースで折り合いが敗因でパフォーマンスが落ちたことがある等でなければ気にしすぎなくてもいいかもしれない。

全頭考察に入る前にまずは能力比較において重要になりそうな日本ダービー、そして神戸新聞杯の2レースを分析したい。

日本ダービー

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