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マーケットよく聞く話まとめ@2024年5月

SNSで情報収集することが現代の「当たり前」になりつつありますね。

とはいえ、SNS媒体も今や溢れていますし
フォロー/フォロワー関係の環境で情報を見ていると
「似たり寄ったり」になりがちで偏りますよね。

この記事では「市況」という大枠で、
投資や資産形成に役立てるためにピックアップして
情報をまとめてみました。

もちろん足りない項目もあると思いますが、
その足りない部分はご自身で補完してください。
返信コメントご指摘もお待ちしています。

まとめ(ペラいち)

今回のまとめ

ピックアップ:日本

半導体関連企業に注目が集まる

今月に限らず、「半導体」というキーワードが鮮明です。

エヌビディアという強烈な半導体企業に引っ張られているところがありますが、背景には「AI」というテーマもあります。

「AI向け」には現在エヌビディアの設計した半導体が欠かせない状況です。

この牙城が崩れない限りはエヌビディアは安泰と考えられており、
そこに伴い半導体関連企業も期待感で買われます。

グーグルやマイクロソフト、OpenAIにソフトバンクグループ
すでに半導体競争はスタートしています。
今後益々競争が激しくなりそうです。

日本企業がこの半導体市場獲得に向け、どのように動いていくのかは
引き続きウォッチが必要です!

円安が続く

日本は引き続き円安の環境です。
「円の価値が安い」ということですが、
海外旅行に行かれた方は、円安の影響度合いを実感されたでしょう。

GWにハワイ旅行へ行ったという方のインタビューをみましたが、
為替の影響でモノが高すぎて
「ホテル内でご飯を済ませる」と言ってました。

旅行に限らず、輸入品も費用がかさみ高くなるので
日用品や外食、光熱費など様々なところで
生活に影響が出ているのが、現在の日本です。

金利が1.0%に到達

あまり意識しない方もいるかもしれませんが、「日本国債」の話です。

報道記事:ロイター
10年物国債利回りが金利1.0%に

11年ぶりということでこれも歴史的ですが
気になるのは、ここからどのような影響が出るかです。

「住宅ローン」への影響

この10年物国債の金利は「長期金利」に該当します。
これは=「固定金利」になります。

金融機関が今回の件を受け、固定金利見直しに動くでしょう。

もちろん長らく低金利環境で過ごしてきたので、
即時反映の動きにはなりにくいと考えたいですが、
ネット銀行も金利を上げ始めたこの頃、どうなるかは読みにくいです。

ここ最近の住宅ローンまとめ

相変わらず変動金利は低いので、変動金利の優位は変わらなそうです。

不動産株および高配当株への影響

付随して不動産企業および株式に影響はでそうですね。

長期金利が上がるわけですから、借入などにも”渋り”が発生します。
住宅の売れ行きや新規契約・受注、借入返済負担の増加など
ビジネスへの影響が心配されます。

返済ができない、という企業も当然出てくるでしょう。
そうなると「存続の危機」です。

こういった借入は、融資する側である
金融機関(銀行・生保・証券)にも影響は派生します。

上記の業界企業
まして上場企業群に目を向けると、多くが「高配当株」として知られます。

配当目当てで「不動産」や「金融」といった株式を保有している
個人投資家さんは、保有している企業をチェックしてみましょう。

「為替・金利のリスク」「想定されうるリスク」
「借入状況」「有利子負債」

上記のようなキーワードを
・有価証券報告書
・決算説明資料
などで確認すると良いでしょう。

円高に進む可能性

先ほど円安の影響を記載しましたが、
国債利回りの上昇は「円の価値を上げる」
つまり円高に進む可能性を含みます。

利回りの上昇に伴い、国債に魅力を感じた投資家が
日本国債を保有する可能性があるからです。

現在日本国債の保有者の多くは、日本国内投資家(主に生保系)ですが、
今後、国外からの国債投資が進めば円高に進む可能性はあります。

すでにマーケットでは「円高メリット」がある企業を
狙っている動きがあります。

為替の動きを予測するのはとても困難ですが、
「円安になってもいい」
「円高になってもいい」
という、資産を保有することが本来の資産形成です。

「どっちに転んでも対応するポートフォリオ」
これを目指していきたいですね。

市場で、そして適切なタイミングで、
どちらのアプローチを取るべきかを知ることが、成功の鍵になる。

~ブリッジウォーター・アソシエイツ創設者Ray Dalio (レイ・ダリオ) 氏~

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