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ちょっとオタク向けCS FINALSで気になったとこ🏀

少し時間が経ってしまいましたがファイナルで気になった所、KINGSの良かったところをピックアップして書いていこうと思います✒️ᝰꪑ


■スタメンパワーは互角

キングスはいつもの

岸本
小野寺
今村
ダンカン
クーリー

対する千葉ジェッツは

富樫

ロー
エドワーズ
ムーニー

お互いいつものメンバー。正直オフェンスパワーだけで言うと千葉の方が火力はあるかもしれない。でもディフェンスの強さと全体的のフィジカル部分でキングスの覚悟があり力関係はイーブン。


キングスInstagramより


正直なところエドワーズが入っていることでインサイドの強さは増したけど、天皇杯決勝で見た千葉のディフェンスの速さと強度とが落ちているように感じた。
印象論だけどあの時のスモールボールの方がゾワッとする様な迫力があった。

■セカンドユニットの強度


キングスのセカンドユニットが素晴らしい事はこのnote上で何度も書いているので割愛するけど、

千葉ジェッツのセカンドユニットの完成度もすごく高い。
キングスと千葉のどっちが高いかなっていうくらいに思っていた。

C・スミス
佐藤卓磨
西村文男
小川麻斗
荒尾岳
米山ジャバ

↑ 天皇杯では確実にこのメンバーにしてやられた。ファイナルは米山ジャバが体調不良で居なかったからセカンドユニットのフィジカル面が響いたかもしれない。

CS ファイナルではキングスのディフェンス強度とフィジカルが千葉のセカンドユニットを圧倒した。
そのため千葉のセカンドユニットの出場時間がかなり限られて、スタメンの体力をゴリゴリ削っていった。

4Qにコーのドライブに付いていけずファウルで止めるしかなかったのはこういった状況が重なった結果でもある。

キングスInstagramより

■絶対にペイントタッチする


ペイントタッチからのキックアウトってなんで有能だと思いますか?

ドライブ(ペイントタッチ)することでディフェンスが収縮してシューターとディフェンスの間にギャップが出来てフリーになりやすいって事ももちろんあるけど、

私がすごく納得した意見は

「シュート練習の時と同じ方向からパスが来るから一番しっくりくる」ってやつ。

はーーーー!!なるほど!!と思った。

シュート練習の時って誰かがリバウンド取ってくれて正対方向からパスを出すよね。何千、何万回もこの練習をしているからエクストラパスよりキックアウトパスの方がシュートを打ちやすい。

キングスにはシューターも多いけど、ドライブ能力の高い岸本、今村、コー、牧がいるから余計にペイントタッチしてキックアウトする行為の威力が凄いのだ!

𝘣𝘢𝘴𝘬𝘦𝘵𝘣𝘢𝘭𝘭 KINGより

■C・スミスの3PTSを消したトップロック


キングスはシリーズを通して「紅のスナイパー」c・スミスの3ポイントを封じることに成功した!

はいはい
キングスのディフェンスの強度が高く、フェイスガードでオーバーディナイ気味だったんでしょ??

ほほう!
中々わかっているじゃないか。

ただ、ただ、それだけじゃないのよ。ここでお伝えしたいキングスのディフェンスは

トップロック。
(トップ方向に鍵をかける)

バスケ経験者はボール持ってない人へのディフェンスの位置は直角三角形の形って言ったらわかると思うけど、リングに背を向けてマークマンとボールマンが両方見える位置まで下がるのが基本。

ただ近年3ポイントの概念が変わってきているのでそもそも3ポイントシューターにレシーブさせないためにフリーランニングを防ぐようにトップ方向にディフェンスに入りシューターを上がらせないディフェンスの仕方。

トップ・ロックとは、シューター等のオフボールマンをベースライン側からトップ方向に行かせないように守り、フリーでアウトサイドシュートをうたせないようにするディフェンスのことです。

GOEMON女子バスケより引用

⬇トップロックのYouTube

正直シューターが上がるふりしてリングに向かってカッティングしてパスが通ったら即2点よ。
2点のリスクは高いけど

3ポイントだけは死んでも打たせないのがトップロック。

牧と松脇がスミスに対してめっちゃやってて良かった。清々しいまでにトップをロックってた。
いや普通にバックカットされたら2点じゃん!ってくらいに常識を無視するくらい遂行してたけどこれがスミスにめちゃくちゃ効いてた。

愛のある手書き たつまる


セミファイナルの横浜も森川と大庭の質の高いシューターがいるので田代と牧と松脇がトップロックしながらベースライン方向に行かせるディフェンスをやっていたのでSFの経験が良いように生きた素晴らしいディフェンス遂行力だった。


■クーリーのプレスイッチ


4Q 7分40秒 千葉タイムアウト
千葉ジェッツのスモールボール、5メンアウト

クーリー206cmが小川176cmにマッチアップするという謎のマッチアップが見られた。

千葉のスモールボールはたぶんG2は初めてで、スモールボール用のマッチアップだったのかもしれない。

G1でハンティングの対象となっていた富樫vsクーリーのマッチアップを極力避けるため、キングスは千葉のプレーメイクを読んであらかじめマッチアップを変えておくプレスイッチで対応。


こりゃ素晴らしい。

富樫のピック&ロールにスイッチする相手をスピードにダンカンになるようにマッチアップを調整。

いやぁ痺れる。


スイッチが起こった後の最終的なマッチアップは

ダンカン➡富樫
コー ➡ロー
牧 ➡原
クーリ➡キックアウトの対象の小川
松脇➡スミスにトップロック

完ぺきなマッチアップメイキング。


この対応をみたジョン・パトリックHCはこのワンプレーでタイムアウト明けで投入したばかりの小川麻斗を交代。
完全にキングスの作戦勝ち。

ただワンプレーでキングスの対応をしっかり理解して交代に踏み切れるジョン・パトリックHCはさすがだと思う。


これ分かってからもう一度見直すじゃん?

痺れるぞ!


■まとめ


今回は書きたいことだけ書いたので読みにくい部分もあったと思いますがちょこちょここういった細かい部分を取り上げていこうと思います。

THANK YOU  JD!!!
GOOD LUCK  JD!!!


試合前のドリル JD

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