見出し画像

EASL vs台北富邦ブレーブス

EASL 予選グループA 
キングスvs台北富邦ブレーブス

キングスのグループ首位➡決勝戦への条件は・・・・・



53点差での勝利


条件厳しすぎ!!!

いや勝てるとは思うよ。ブレーブスの試合ハイライト動画で確認したらもっさりセンター中心だったしウィングのエースっぽい人は特にいなかったし。

それでも53点差は厳しいでしょ!!
|д゚)チラッ (ホントは内心いけると思っている)

試合結果は・・・・




琉球83-78台北富邦

僅差の5点差!!

まぁまぁの接戦!!

予習で見たハイライト動画には居なかった大エース、クリス・ジョンソンの復帰&理不尽スコアが重くのしかかり勝利は手にしたが得失点差の関係で決勝進出ならず。
翌日の3位決定戦へ進むことになります。

ここから少しゲームの振り返りをしてみたいと思います。


■クリス・ジョンソン≒KD


なんで今日復帰するんすかね。
53点差必要なのに完全にいじわるの類いです。
長い手足に豊富なスキル。理不尽ジャンパーは完全にNBAのケビン・デュラントじゃん。身長も211mだし多分KDと一緒だよね?

1Qのクリス・ジョンソンの活躍は本当にKDクラスに理不尽だったように感じたし、コート上の誰よりも支配的だった。
そもそもキングスはスキルビッグマンとの相性が悪いのは周知のとおりで、外につり出されるとちょっとキツイ。
頑張ってついていけばタフショットにさせてそれでOKなのだが今日のクリス・ジョンソンはタフショットをまったく落とさなかった。
(CJにとってはタフショットじゃなかったっぽい)


ダンカンの上から片足フェイダウェイ×2本
ヒューを振り切ってくるっと回ってフェイダウェイ×1本
3ポイント×1本
ダンク×1本

と1Qからフルスロットルでキングスをいじめてくる。

岸本の活躍でスタートダッシュ成功と思ったのに。
地力ではキングス有利だがKDの活躍で前半は同点で終了。

後半のみで53点差つけることは現実的ではなく、この時点でキングスの決勝進出の目標は無理ゲー化してしまった。

■慣れないテンポ

普段から24秒を丁寧に使うハーフコートバスケスタイルのキングスにとって53点差を追いかけるような試合展開は相性が悪かった。
キングスはシュートを早い段階で打つことをあまりしないので、今日のように早めに打ちまくったほうがいい試合のシチュエーションは難しかったように思う。

自分たちのバスケの範ちゅうで出来るだけ早くショットを選んでいく

早いテンポで進めたいが自分たちのスタイルが崩れて負けてしまっては元も子もない。なのであくまで自分たちのバスケを貫きながらオフェンスを組み立てているように見えた。良いと思う。
多少の急ぎや焦りのようなものも見ていて感じ取れたが、ちょっと調子の悪い時のキングスというだけで範ちゅうという感じ。

ただいつもバタバタしがちのキングスは速いテンポになったらやっぱりバタバタ度が増してしまった。

TOVがシーズン最多の22

(最多って書いたけど多分最多。群馬戦の18がシーズン最多だったと思う)

チームワーストは今村の5回
次いで岸本とフリッピンが4回とハンドラー陣で13TOVだからちょっとツラね。
慣れないテンポとはいえバタバタを落ち着かせないといけないメンツがTOV繰り返すのは良くないぞ。

あーやっぱ今シーズンのキングスの弱点はハンドラーのTOVかーっと思ってスタッツを眺めてたら
21分も出ていてTOVなしのハンドラーがいた。

ファルコン牧

あの役割でTOVゼロはまじですごい。成長速度やばすぎん?
ペイントエリアに進入してダンカンへのバウンズパスはしびれたよね。

バタバタな展開、しかも国際試合でも自分のやるべきことをブラさずに淡々粛々とプレーするファルコンはキングスの中で異質の存在でかつての石崎巧氏を思い出させる。

3位決定戦でもファルコンの活躍に期待しよう。

■タマヨまじで最強のアジア枠選手

サンミゲル戦で才能の片鱗をチラ見せしたタマヨはこの試合で実力を証明し始めた。
めちゃくちゃ柔らかいタッチの3ポイントを2本沈め、右ドライブ、左ドライブからもスコア。(13得点なのでもう一本あったけど忘れた)

バリエーション豊かな得点方法はスタイル的には広島のニックメイヨに似ている。

インサイドのフットワークも基礎がしっかりしていて、
右ドライブからタフショットをねじ込み
鋭い左ドライブからイージーレイアップ

それに加えて高精度の3ポイントもある202cmってもうチームのエースじゃん。

ってかあのサイズで左ドライブがあんなにスムーズな選手って外国籍選手でもあまり印象がない。
とにかく基礎能力が高すぎてビビる。

キングスは本当にアジア枠選手歴代最強の選手をチームに加入させたと思う。

■サンミゲルビーメンさぁ

53点差勝利が必須の状況は厳しい、厳しすぎるミッションだ。
そうなんだけどその状況を作った裏側の試合のスコアを見ると

安養KGC 142-87 サンミゲル

安養のエーススペルマンの53得点があったとはいえ
サンミゲル君さぁ、なんだい?このざまは。
そもそもなんでオンファイアーのスペルマンを空けてダブルチームに行くんだい?

試合はちょっとしか見てないけどモチベーションの問題もあったとはいえチームディフェンスのルールがぐちゃぐちゃだよ。
キングスの試合の時も「何回左コーナーをオープンにするの?」と思ったしヘルプディフェンスのルールが一個しかない様に見える。
攻略されてるのに、それをやり続けるのは選手の問題ではなくてHCの問題だよ。

アニョンのバスケは洗練されていてフラッシーだし名古屋Dっぽくて良かったよ。
今大会で韓国はプロリーグ強そうな印象を持った。来年以降公式戦で対戦したいな。

■国際大会は祭り感あるからやっぱり好き

オリンピックもサッカーW杯もWBCも今回のEASLも。
国際大会は国の威信だったりスポーツの文化的なものが垣間見えるからいいよね。

今大会はコロナ‐19の影響をもろにうけて変則コンペティションになってしまったけど、全勝したのに3位決定戦に回されたけど。

この祭りの記念すべき第一回大会に出れたのは歴史的だと思うしまた来季も出場出来たらいいなと思った。

3位決定戦
勝って大会を締めくくろう!


P.S
EASLさん
ファウルの表示だったりスタッツだったり分かりにくいので改善宜しくお願い致します。


たつまる

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?