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2023年6月のCPIテスト結果

今日も東京は気持ちのいい天気ですね!こんにちは、タツマキゲームズです。今年の振り返りも早いもので折り返しとなる6月になりました。6月は合計8タイトルをテストしていました。

11. Number Jelly Merge

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企画コンセプト

タツマキゲームズで成し遂げたいことのうちの1つとしてパズルゲームでヒットを生み出すというのがあるのですが、そんなパズルゲームジャンルでの挑戦の中で生まれた企画です。ベースになっているのはすでに大きなスケールを成し遂げているMerge Cubeのメカニクスです。多くの人が既知のルールであろうこのメカニクスに対して、Jelly Adventureで実証された「ぷるぷるゼリー」を組み合わせたら良いのではないかという発想でした。ただ、キューブをそのままゼリー状にしたタイトルはすでに存在していたため、数字そのものをゼリー状にして飛ばすという形に着地しました【畑佐】

テストに使った広告動画

数字のブニョブニョ感がとにかく伝わるように、それ以外の要素やゲームの盤面の情報を極力減らすように意識しました。別パターンとしてすごく難しい状況やカオスな状態のものもつくってみましたが、やはりスッキリとした内容のものが最もパフォーマンスが高かったです。

数字自体がブニョブニョになって飛んでいってマージ

CPIテスト結果

CPIとしては平均で$1.32と、$1を超える結果となりました。パズルゲームはこれ以外にもいくつかトライしているものの$1や$2を超えてしまうものがほとんどで、そのハードルの高さを痛感しています…。

パズルゲームはCPIを下げるのが難しい…

振り返りと考察

海外のランキングを見ても、ダウンロード数のみならず売上額でもパズルゲームが多くランクインしているのが見て取れます。年令や性別、国籍を問わずたくさんの人の心をつかむことができるパズルゲームをつくることができれば、そこから先のハイブリッド化やタイトルの長寿命化など、可能性はかなり広がっていくと思っています。しかし、当然ライバルも多いことや分かりやすいパズルゲームのメカニクスはすでにかなり擦られていることから、スケーラビリティのあるパズルゲームをつくるのは他のジャンルに比べてかなり難易度は高そうです…。なにか発明は必要になりそうですが、弊社ではこれからも引き続き狙い続けていきたいジャンルの1つです。

12. Packing Idle

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企画コンセプト

Fill the Fridgeに代表されるようなオーガナイズ(片付け・整理)系のゲームメカニクスに着目して発案した企画です。また、弊社のHuman Electric Companyに代表されるようなアイドル(放置系)ゲームも継続率やプレイ時間が長くなる傾向があったため、その2つを組み合わせてみようと考えました。ある程度無心でずっとプレイができ、たまに少し考える必要があるようなパズルゲーム的なプレイフィールも生み出せると思ったので、その観点でゲームバランスも調整を加えました【今井】

テストに使った広告動画

パターンとしてはベルトコンベアに流すものの種類を1種類だけにしたり複数にしたり、うまく詰めてたり全然下手だったり、というようなものをつくりましたが、缶詰だけをひたすら詰めていく内容のものが一番良い結果となりました(笑)無心でタスクをこなし続ける、いわば作業ゲーのような動作を好む人は、意外と少なくないのかもしれませんね。

流れてくるものをひたすら箱に詰める!

CPIテスト結果

結果の単価は$2.41とこれまでご紹介した中では高いところに落ち着きました。一方でプレイ時間や継続率はそこまで低い数値ではなかったのですが、やはりCPIの高さがネックとなり、開発としてはペンディングとなりました。

基本的には4日間の平均CPIで見ています

振り返りと考察

これまでご紹介してきたタイトルは、CPIは比較的低くなったもののゲーム内指標で伸び悩んだものが多くありましたが、本作はその逆の結果となりました。アイドル系のゲームやパズルゲームは比較的長く遊ばれやすい傾向にあるものの、それをさらに低単価で獲得できるように仕上げるのは、これまたかなりの至難の業です…。ただ、最近のタツマキゲームズ的なトレンドとしては「比較的ゲーム内指標が伸びやすいジャンルをベースに、低CPIを狙っていく」というアプローチのほうがその後の改善やローンチまで持っていきやすいかなという傾向があります。

あちらを立てればこちらが立たず…。両立って難しいですね。。。
おわり!


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