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旦那のこと① 出会編

タイトル通り、旦那との出会いを語ってみようと思う。
誰が興味あるんだって感じだけど笑

プロフィールにも書いてある通り、私は医者を生業とするワーママだ。当たり前だけど、医学部を出て医師国家資格を持っている。

ドラマで見るような、バリバリ働いている女医とは程遠い。
流れで医者になってしまったことをぶっちゃけ後悔し、向いてないなぁと思いながらも都会の総合病院で当直なしフルタイムでぶつぶつ文句を言いながら働いている(今は育休中)

旦那は、普通のサラリーマン。
ちょっとした大手企業に勤務する、絵に描いたようなサラリーマン。

一般的に医者同士の結婚が多いので、少し珍しいパターンだと思っている。それでも最近は医者以外の人と結婚する女医さんも増えてきているから、びっくりするほど珍しいわけじゃないんやけど。

2人の出会いは、私が研修医の時に、生まれて初めて参加した合コン笑

当時の私は、卒業前の国家試験直前に付き合っていた研修医の先輩に振られたばかりで、ものすごいショックを受けていた。
ボロボロの精神状態でなんとか国家試験を合格するも、卒業後に待っていた初期臨床研修先は、振られた先輩の勤務先に近い病院で(相手に合わせて職場を選んではいけない!)中身だけ見れば全く行きたくない病院だった。

失恋するわ行きたくもない職場に勤務するわで、なんとも悲しい社会人生活が始まる。

もちろんやる気が出るわけでもなく、、
と、思いきや、変な悔しさから、この病院であらゆることを学んでやる!と新米研修医は大張り切り笑

最初にローテートした麻酔科で指導医の先生方だけでなく看護師さん達にもやる気や愛想を振りまきまくった。とにかく、できる研修医!って思われたかった(変な精神状態の時って空回りしがち)

そんな時、研修医になって1ヶ月経った頃、オペ室のとても優しい看護師さんに「先生って彼氏いますか?」と聞かれる。
「いないです」(即答)
「じゃあ、もし、そういった、お食事会とかあれば、参加されますか?」

、、、え、、、お食事会、開いてくれはるんですか??!!(´⊙ω⊙`)

まさに棚からぼたもちというか、そんな機会が巡ってくるなんて!と思ったけれど、出会いが欲しいオーラがめちゃくちゃ出てたんだと思う笑

とは言っても口約束だろうなぁーと思ってたらその数週間後に本当に合コンを開いてくれることになった。

う、、生まれて初めての合コン!!(大学生の時は一回もなかったw)

おっかなびっくり、でも少しの期待をもって迎えた当日。
お店でその日のお食事会メンバーが集待った時、
当時の旦那を一目見て、
私はビビビッ!と来るものを感じたのだった。

(あ、なんか、この人好きかも?)
まだ話してもないのにw

なるべく自然な動きを心がけながら、さっと当時の旦那の横に座る笑

結果として、お食事会が進む中でも、旦那はとても好印象、というか、素敵な存在だった。

男性側の幹事として参加した旦那は、女性陣も含め他のメンバーを上手いこと持ち上げつつ、その場をかなりいい雰囲気に仕立て上げていた。それも、なんだかやらしくないというか、自然だった。こんな男性が世に存在するものかと驚いた。

それまでの私の環境は「男を見れば医者」というくらい男性医師に囲まれていた。というのも、父親や弟も医者で、中高は女子校だったから。

お医者さんというのは、いい意味でも悪い意味でも大事に育てられている人が多くて、どことなく「自分を立ててほしい」という感じがある。それが、こんなに自分を主張することなく会話できる人がいると知ってとても新鮮だった。
後から聞くと、やはり旦那は幹事的役割に長けているらしく、結婚式の2次会幹事など引き受けることが多かったそうだ。私が一番やりたくないものだ笑

初めての合コンで、初めて医者以外の男性と接触して、なんだかとてもワクワクした。

とにかく、失恋から回復しようとはりきって空回りをしていた私の心は、旦那との出会いで少し潤ったのだ。

その1週間後、私は意を決して旦那にアプローチをすることとなる。

続く。

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