精神のニュートラルポジションについて

ここ3年程、身体を整えるためにピラティスをやっているのですが、
ピラティスで重要なことは、呼吸と身体のニュートラルポジションを保つ
ことにあります。

身体のニュートラルポジションとは、安定したポジション、すなわち「骨盤、背骨、頭が一直線になっている状態」を指します。
このニュートラルポジションはピラティスを行う際に、最も効果的に筋肉を動かすために最適なポジションであり、スタートポジションとも言えます。
日常生活でもニュートラルポジションを維持できると姿勢がよくなり見た目にも美しくなるというメリットがあります。              もちろん、別にこれからピラティスの話をしたいのではありません。

実は、ここ数年、私自身、自分の感情というか精神をどうやったら安定させられるかということに思い悩んでいました。
怒りの感情に負けて大切な人を傷つけたり、自分の自信のなさから相手に嫉妬したり、逆に自分を過信して相手をコントロールしようとして、結局相手が離れていったりとそういうことの繰り返しでした。
心の安寧というか平静な状態をどうやったら作れるのか。
コーチングを受けたり、瞑想をしたり、そういった類の本を読んだりしながら、その方法を模索していました。
残念ながらまだ答えは見つかっていないのですが、ピラティスをやりながら、ニュートラルポジションを意識するようになり、実は身体だけではなく、精神においてもニュートラルポジションを保つことが重要なのではないかということに気が付きました。

では、精神のニュートラルポジションとは何なのか。
まだ自分でも明確に定義出来ているわけではないのですが、過度に相手にも自分にも期待せず(いい意味で)、当然やるべきことはしっかりやるけれど、仮に期待に届かない結果だったとしても、相手や自分を過度に責めず、その結果を受入れてまた次に向けて前に進んでいく。そういう姿勢がニュートラルポジションなんじゃないかなと思っています。
仕事でもプライベートでも、相手や自分に過度に期待を持つことで、実際に起きることのギャップに怒ったり、悲しんだり、苦しんだりすることはもう止めようかと。そもそも、期待に対して“ギャップがない状態”であることが奇跡的であり、ギャップがあって当たり前だと思うと、ネガティブな感情というものも幾分かは減るのではないかと思っています。         なかなか伝わりにくいと思うのですが、
“期待しない”ということとは違うのです。               

“期待”という概念を持たないようにあるがままを受け入れるということです。

それによって通り過ぎていってしまう人もいるかもしれません。     もしくは自分が通り過ぎていってしまうこともあるかと思います。
それでも、その状態こそがニュートラルな状態ではないかと思うのです。

今回は、いつものVCのTIPS的な話ではなく、極めて個人的なお話なので、noteでフォローして下さっている方には、アレっと思われる方も
いらっしゃるかもしれませんが、これからもあまり“期待せず”にゆるりとお付き合い下されば。笑

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