秋の日の2014
今からさかのぼること6年前。荒れ果てた土地に1人佇んでいた。見渡す限り木、木、雑草。
働いてなかったので、毎日この場所に行った。木を伐採したり草刈りをした。開拓精神、全開で戦った。武器はノコギリと鎌。まるで宮本武蔵になった気分だ!
宍戸梅軒との戦いをイメージした。梅軒の飛んでくる鎖鎌をよけながら懐に入り、ノコギリでやっつける。勝てる!
しかし、そんなに甘くはない。思ったよりも鎖鎌の軌道が読めず悪戦苦闘。ノコギリは鎖鎌に巻きつけられた。もはや、ここまでか!
いやいや、二刀流というのを忘れては困る。左手に持っている鎌で梅軒をグサリ!「おのれ、やられたー」 勝った。
33歳。あっ、ふと我にかえったら泣きそうになった。何をしているんだ僕は…
とりあえず今は常識など考えるな!と自分に言い聞かす。
いつも、クタクタで帰ってくる僕を見兼ねた父が
「重機で土地を直すから、お前は無理をするな」といい
ダダダァー
重機って凄いね。あれだけ悪戦苦闘していたのに一気に開拓していく。
6年が過ぎ、少しずつ水田らしくなってきました。山の中なので、相変わらずまわりの雑草はすごいのです。ボチボチマイペースでやっていきます。
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