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日本基督教団は反ユダヤ主義を容認する危険な団体である

反ユダヤ主義はユダヤ人やユダヤ教に対する憎悪や偏見の表明です。日本基督教団は長年にわたって反ユダヤ主義を容認してきました。

日本における反ユダヤ主義の研究者である同志社女子大学の宮澤正典教授によると、日本基督教団の村山盛忠牧師は、聖地エルサレムあるいは聖地イスラエルという用語を使うことや、そこを旅行することは不正義であると一貫して主張してきたそうです。しかも1979年のイラン革命の時期に村山牧師は、イラン革命をパレスチナ解放闘争と連動した文化的な戦いと規定し、日本人民あるいは労働者はこのイラン革命と連帯することによって自らも解放され、パレスチナ解放にも貢献しうるのだと説いていたとのことです。[1]

教団新報5065号によると、今年の兵庫教区の2月11日の「信教と思想の自由を守る集会」では、村山盛忠牧師が講演し、「昨年10月7日のハマスによるイスラエルへの大規模攻撃以前からイスラエル軍が空爆を継続的に行い、」と語ることによって、現在も進行中の戦争の発端がテロ組織ハマスによるイスラエルへの無差別攻撃であったことを否定しました。さらに村山牧師は、ガザを決まり文句の「天井のない監獄」と表現することで、イスラエルを悪者に仕立て上げながら、1200人のイスラエル人を虐殺し、250人を拉致したハマスによる蛮行を正当化しました。[2]

日本基督教団では、反ユダヤ主義者として知られる村山盛忠牧師が、今もなお集会の講師として選任されるという恥ずべき現実があります。本来なら、村山牧師の反ユダヤ主義的な発言に対して非難の声が上がるべきなのですが、残念ながら日本基督教団にはそのような良識ある機能は備わっていないようです。

[1]宮澤正典『近代日本のユダヤ論議』思文閣出版、2015年、p.248。

[2] 教団新報5065号 https://uccj.org/newaccount/48689.html

画像:村山盛忠牧師(スクリーンショットhttps://youtu.be/FzblNMImDkY?si=RjlbrQuXr5CAcBbZ

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