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パレスチナ自治政府の新首相はファタハ党の経済学者

ラマラの公営ワファ通信は木曜夜、パレスチナ自治政府のマフムド・アッバス議長が経済学者のモハマド・ムスタファをパレスチナ新首相に任命する法令に署名したと伝えたそうです。

ムスタファは、2月26日に政権全体の閣僚と共に辞任を発表したモハマド・シュタイエの後任となります。

69歳のムスタファはサマリア北部のトゥルカルム近くのカフル・スール村で生まれ、ジョージ・ワシントン大学で経営学と経済学の博士号を取得しました。

パレスチナ自治政府の与党ファタハ党の長年の党員である彼は、アッバス率いるパレスチナ解放機構の執行委員の一員でもあります。

2015年、アッバスはムスタファをパレスチナ自治政府の10億ドル規模のパレスチナ投資基金の理事長に任命しました。

その1年前、彼はラマラの経済大臣として、テロ組織ハマスに対するイスラエルの軍事作戦が行われた際に、ガザ地区の再建を監督しました。

バイデン政権は、イスラエルによるハマスに対する軍事作戦終了後に、パレスチナ自治政府がガザの支配権を握ることを望んでいます。イスラエル政府は、パレスチナ自治政府のあからさまなテロ支援を理由に、バイデン政権の計画を激しく拒絶しています。

最近の世論調査によると、パレスチナ人の89%がハマスを含む、あるいはハマスが主導する政府の樹立を支持しています。ファタハ党が独占的に管理するパレスチナ自治政府を支持すると答えたのはわずか約8.5%だったそうです。

資料:https://worldisraelnews.com/abbas-names-mohammad-mustafa-as-new-pa-prime-minister/

画像:https://www.timesofisrael.com/abbas-to-appoint-economist-mohammad-mustafa-as-next-pa-prime-minister-officials/

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