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濫用された神学

今朝の🐉ドラゴン牧師のYouTube教会では、「神を知るということ/ガラテヤの信徒への手紙2:20」というタイトルで神学のお話をしました。

神学は神を知る喜びの学問です。その喜びの学問が、家庭連合(旧統一教会)の信者たちを精神的に追い詰めるために、日本基督教団の牧師たちによって濫用されていた問題を取り上げました。

監禁された状態の山﨑浩子さんに対して、牧師たちは神学論争を吹きかけて、難解な神学書を読むことを要求していました。以下に、太田朝久氏の著書から引用します。

〈限られた神学的知識しかもたない一般信者を相手に、キリスト教の専門家とも言える反対牧師が監禁下の信者に論争を挑み、脱会させようとするのは、暴挙以外の何ものでもありません。
 山﨑浩子さんの例で見るように、カール・バルトとエミール・ブルンナーの「自然神学論争」さえ知らず、神学的知識をほとんど持ち合わせていない一般信者を相手に、いきなり、自然神学論争に関連したハンフリート・ミュラー著『福音主義神学概説』をぶつけて、脱会説得をする場合もあります。
 その書籍を読まされた山﨑浩子さんは、「たった数行の文を見せられた時、私は、身体の中がカーッと熱くなるのを感じた」(『愛が偽りに終わる時』192ページ)といいます。単純に結論づけることができない神学論争に対し、「たった数行の文を見せられた」だけで、信者に結論づけさせてしまう、その反対牧師たちの策略的な話術にこそ、“狡猾さ”を感じずにはおれません。〉 (太田朝久『踏みにじられた信教の自由』光言社、2008年、p.358)

https://youtu.be/HnhVBxCg-Z4?si=FNGGeBG3yfSy6AFD

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