アスフレの19-20シーズンを振り返って
新型ウイルスの影響で残念ながらシーズンが47試合で終了。残念だけど、仕方ない。惜しみながら、今季を振り返るZ!
1.今シーズンの記憶に残る出来事
アーリーカップから順に今シーズンを振り返る。アスフレ公式の動画付きツイートものせているので、併せて見てね。
・2019年9月 アーリーカップ アスフレvs三遠
ナナの劇的ブザービーター3P。これは凄かった。
・2019年9月 シーズン第2戦 アスフレvs東京EX
悪い方で記憶に残る。40点差の惨敗。僕は勝利のセレモニーが終わるのを我慢して待つことができず、途中で逃げるように会場から出た。勝ち負けでなく、無気力で何もできない様を40分間見せられた失望を今でも忘れない。
・2019年10月 シーズン第7戦 アスフレvs山形
開幕後6連敗中のアスフレは山形アウェイへ。ちょうどその時、台風19号が関東で猛威を振るった。自分の生活・命が脅かされる不安の中、アスフレメンが勝利してくれて勇気をもらった。
そういえば、この頃は『東頭さんタートルネックだと勝利』説があったね。
・2019年10月 シーズン第9戦 アスフレvs西宮
コータローの渾身の3P。やっと、やっとホームで勝利する。見どころはコータローのシュートだけでなく、その後のカイルの激しぎるセレブレーションね。
・2019年10月 シーズン第10戦 アスフレvs信州
『46対50』で負け。この試合の衝撃度が今シーズンはNo.1かもしれない。「失点を50点に抑えてでも勝てないだと…うちのオフェンス大丈夫か?」ってな感じで。
・2019年10月 シーズン第13戦 アスフレvs東京EX
俺たちのgo to guy"増子匠"。言葉なんていらない。とにかく見て。
・2019年11月 シーズン第21戦 アスフレvs仙台
増子がよく決めた。ただ、見どころは増子のシュートでなく、その後のナナの激しすぎるセレブレーションね。一般人が受けたら肋骨いっちゃうレベル(笑)
・2020年 1月 ドキュメンタリー放送
アスフレに密着したドキュメンタリーが放送される。まだ見てないよって人はこちらでどーぞ。(2020年4月3日時点では公開されていますが、いつまで公開かは不明です。ご注意を)
・2020年3月 シーズン第44戦 アスフレvs越谷
これは記憶に新しい。14連敗から待望の1勝。試合の様子は別の記事に書いてあるんで、暇だったら読んでね(唐突な宣伝)。
勝利を確信した瞬間、皆さんどんな感情でしたか?。僕は、「やったー」と瞬間的に感情が沸き上がるわけでなく、「ふーーーー」と肩の荷がおりるような静的な感情だった。やっぱり、連敗中はきつかったよね。
・2020年3月シーズン第47戦でシーズンエンド
今シーズンは47試合で終了
12勝35敗 中地区最下位 B2全体16位
2.東頭バスケの総括
いや~、今シーズンは負けまくった。東頭さんの理想をいっぱい詰め込んだバスケは残念ながら成功しなかった、今季はね。だけど、本当に良いチャレンジだったと僕は思っている。この章ではそう思う理由を説明するZ。
・アスフレのミッション
皆さんに質問「アスフレのミッションを知ってますか?」。知らない方のために確認しておくと、以下の通り。
日本代表が世界で勝利することに貢献する。世界に通用する日本人選手を輩出する。
これがアスフレの上位目標なので、HCはただ勝つだけでなく、このミッションに沿った方法で勝つ必要がある。
・東頭さんの出した答え
日本人選手が世界と戦うとなると体格の差は避けて通れない。だから、ちょっと前まで、そこを強化したい日本バスケ界は背の高い選手を背が高いという理由だけでインサイドに抜擢していた。
今季、東頭さんはそこに"No"付きつけることから始まった。体格で劣る日本人がインサイドで負けるのは仕方ないからこそ、そこで勝負しない。これが東頭さんバスケ。だから、以下の施策を行ったと思っている。
①コンバート
高さとパワーで劣る日本人選手がインサイドで勝負することは難しい。大きい選手はアウトサイドでも勝負できるように育てることでミッションを達成する。イメージは渡邊雄太。
②外国籍選手のポストプレー(基本的に)廃止
高さとパワーで劣る日本が世界と戦うにはポストプレーを使用しないはず。だから、ポストプレーを戦術に組み込まないで勝つ方法を確立することでミッションを達成する。
③相手外国籍選手のインサイドには必ずダブルチーム
高さとパワーで劣る日本がインサイドを攻められた時を想定して、ダブルチームを仕掛ける。ダブルチーム→ローテーションで抑える方法を確立することでミッションを達成する。
・評価
これら以外にも色々な施策があったが、全てはアスフレのミッションに沿った内容だった。だから、僕は東頭さんの選んだ道は正しいと思っている。残念ながら、その道は予想以上に険しく、一年では何ともならんかったことが勝敗には表れているが…、時間をかければゴールできるかもしれない。その可能性が見られただけでも、良いチャレンジだと思っている。
勝敗以外に目を向けると、東頭さんが上記の施策をおこなったことで「チームの上位方針(ミッション)→トップチームの方針→ユースの方針」と一本筋が通ることになった。これも素晴らしいことだよ。だって、ユース選手はトップチームの成功も失敗も自分のことのように共有し、成長に役立てられるからね。5年後~10年後の未来には確実にプラスになるはず。
はい、ここまでが東頭さんを擁護している僕の意見。ただ、何度も言うけど、勝敗が悪い。この点を非難することは間違っていないし、何ならそういう意見の方が正しいかもね。僕は私情がかなり入っちゃってるんでね(苦笑)
3.授賞式
はい、今季を振り返ったんで、僕が勝手に選ぶアワード(異論は認めるよ)の授賞式に移りますかね。
●MVP:アスフレに最も貢献してくらた人
ナンナ・エグー
ブロック数3位を誇るリムプロテクトとストレッチ系ビッグマンとしての3Pでチームに大きく貢献してくれた。それだけでなく、シーズン通してチームを精神的に支える姿が印象に残っている。『ありがとう』、最後、彼に直接言いたかった…。
●6thマン賞:ベンチスタートから流れを変えられる人
小原 良公
よっちゃんはエナジーを押し出した強いプレーでチームに流れを持ってきてくれた。まぁ、それが逆に空回りする時もあったけどね。パパとして来季はもっと活躍して欲しい。
●ベストディフェンダー:DFが凄い人
ナンナ・エグー
実はアスフレはファール数が15位(多すぎ)。日本人選手がハンドチェックでファールを量産する中、ナナは体でディフェンスをするのでファールをとられにくい。イリーガルスクリーンはけっこうとられていたけど(笑)。
●MIP:Improvedの方。成長著しい人
仁平 拓海
翔くんと迷ったけど、仁平にした。アスフレ契約前はキャリア3本だった3Pシュート成功数が今季は46本。もう完全に生まれ変わった。
●新人王:ルーキーの中で凄かった人
Zboys
選手ではないが彼らは素晴らしかった。最初は「本当に必要なの?」くらいに思っていたけど、泥臭く、健気にチームを応援してくれたことは感謝しかない。Zboysとしての活動が彼らの本業に何か活きてくれたら嬉しい。
●ベストパフォーマー:選手を除いたMVP
MCUme
今季のUmeさんのパフォーマンスは凄かった。特に、14連敗中の試合時のMCはやばかったね。「頑張れ」とか「しっかりしろ、兄弟たち」みないな気持ちが言葉にのりまくっていた。この人がMCで良かったよ。
それと、アメージングアタックのガバガバ判定が面白かったのも受賞理由の一つ。
●ベストドレッサー賞:おしゃれな人
ロバート・ギルクリスト
メガネ似合っていたよ
●ナイジェル・スパイクス賞:(ダンク)ミスで笑わせてくれた人
該当なし
カイルは正当なダンカーだったので、ミスをすることはあっても笑えなかった…。もっと笑えるミスを欲しい。
授賞式はここまで。こんな賞はどう?みたいな提案待ってます。来季は投票式にしても良いかも。
4.アスフレへの思い
14連敗からの一勝した時の安堵、シーズン中断でアスフレが存続できるかどうかの不安、そういう感情からアスフレが好きだということを改めて認識したシーズンになったかな。
プロバスケでは、アリーナを非日常空間にするみたいなことをよく聞くけどさ、観戦すること自体は完全にもう日常なんだよね。それが、シーズンが途中で終わった影響でチーム自体がなくなるかも…と思うと、いても立ってもいられないくらいの感情になったりする。僕は大学生の頃、応援していた東京アパッチがなくなる経験をしているから、他の人より強く感じちゃう部分はあると思うが…。
まぁ、何にせよ、山野さんとフロントスタッフの皆さんを信じて待つしかないかな。また、大田区総合体育館でバスケが観られる日が来ることを願っている、心から。
5.最後に
アスフレに関わる皆さん、今シーズンはありがとうございました。言うまでもないと思いますが、健康に気をつけて下さい。中断になったのは選手だけでなく、ファンも守るためでもあります。生きてこそ、アスフレ観戦ライフを楽しめるのです。半年後、SNSやバスケ会場で一緒にアスフレを応援できることを願ってます。あ、Noteを続けるかどうかはわかんないです、正直。今これを書いていて、けっこう達成感得てしまっているので(笑)。
では、今シーズンお疲れさまでした。
Go Win Z!!!
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