見出し画像

会社の自販機に100円入れるのをやめてビットコインに投資してみた。(75日目)〜ファクトフルネス 第6章〜


こんばんは。
tatsu_kuです。

僕たちが『事実』だと思っていること。
果たしてそれは、本当に『事実』なのだろうか…。


◉第6章 パターン化本能
〜『ひとつの例がすべてに当てはまる』という思い込み〜

人間はいつも、何も考えずに物事をパターン化し、それをすべてに当てはめてしまうものだ。しかも無意識にやってしまう。
偏見があるかどうかや、意識が高いかどうかは関係ない。
人が生きていく上で、パターンかは欠かせない。
それが思考の枠組みになる。
どんな物事も、どんな状況も、すべてをまったく新しいものとして捉えていたら、自分の周りの世界を言葉で伝えられなくなってしまう。
ファクトフルネス

これが、パターン化本能だ。

▶︎ひとつの例がすべてに当てはまるという思い込み

実際にはまったく異なる物や、人や、国を、間違ってひとつのグループに入れてしまい、同じグループの物や人はすべて似通っていると思い込んでしまう。

『世界は分断されている』という思い込みは、『わたしたち』『あなたたち』と違うという勘違いを生む。
一方、『ひとつの例がすべてに当てはまる』という思い込みは、『あの人たち』はみな同じだという勘違いを生む。

◆質問9
世界中の1歳児の中で、なんらかの病気に対して予防接種を受けている子供はどのくらいいるのでしょうか?

A.20%   B.50%   C.80%

正解は C.80%

これは、最も正解率が低かった質問である。
中でも、正解率が最悪だったのは、世界的な大銀行が主催する、グローバル金融の幹部の集まりのときだった。

彼らがそんな勘違いをしてしまうのは、頭の中に『あの人たち』という分類があって、そこに人類の大半を押し込んでしまっているからだ。

▶︎分類を考え直す

自分の分類の仕方は間違っているかもしれないといつも疑ってかかったほうがいい。
よく使ってしまう分類を、常に見直し続けるのに役立つ5つの方法を紹介しよう。

①同じ集団の中の違いと、違う集団の間の共通点を探すこと

同じ国の中にも大きな違いがあり、国が違っても所得が同じなら、文化や宗教に関わらず共通点は多い。
そこから、国によるステレオタイプにはまったく意味のないことがわかる。

②『過半数』に気をつける

ある集団の過半数になんらかの特徴があると言われれば、その中のほとんどの人になにかしらの共通点があるように聞こえてしまう。
だが『過半数』とは、半分より多いという意味でしかない。
51%も99%も過半数であるため、具体的に何%なのかを聞いたほうがいい。

③『例外』に注意する

例外を挙げて、集団全体がどうこうと言う主張には、警戒したほうがいい。
例えば、少数の例外的な有害物質による被害がほかの化学製品すべてに当てはまると思い込んでしまうことなどである。
この世のあらゆるものは、化学物質でできているにも関わらず、あらゆる『化学物質』が怖いと言い出す人がそれにあたる。

④自分が『普通』で、自分以外はアホだと決めつけない

レベル4の経験が世界のほかの場所に当てはまるとは思わないように。特に、自分の経験をもとに、ほかの人たちをアホだと決めつけないでほしい。
自分とは違うレベルに住む人たちの行動を、はなから決めつけず、相手が賢いという前提に立って、なぜこのやり方が理にかなっているのか、と問いかけてみるべきである。

⑤ひとつの集団の例をほかの集団に当てはめていないかを振り返る

戦時中、担架で運ばれてくる兵士の中で、あおむけよりうつぶせのほうが生存率が高かった。
あおむけだと、自分の吐しゃ物で窒息することが多かったからだ。
しかし、これを赤ちゃんには当てはめられない。
うつぶせだと、自力で重い頭を反り返らせて気道を確保できないからだ。

兵士に当てはまるからといって、それが赤ちゃんにも当てはまるということにはならないのである。

▶︎まとめ

この章のファクトフルネスとは、ひとつの集団のパターンを根拠に物事が説明されていたら、それに気づくこと。
パターン化は間違いを生み出しやすいことを肝に銘じること。パターン化は止められないし、止めようとすべきでもない。間違ったパターン化をしないように努めよう。
パターン化本能を抑えるためには、分類を疑うといい。

◉同じ集団の中にある違いを探そう。
集団が大規模な場合は特に、より小さく、正確な分類に分けたほうがいい。

◉違う集団のあいだの共通項を探そう。
異なる集団のあいだに、ハッとするような共通点を見つけたら、分類自体が正しいかどうかを改めて問い直そう。

◉違う集団のあいだの違いも探そう。
ひとつの集団の(例えば、レベル4の生活を送る人、意識のない兵士)について言えることが、別の集団(レベル4でない生活を送る人、眠っている赤ちゃん)にも当てはまると思い込んではいけない。

◉『過半数』に気をつけよう
過半数とは半分より多いということでしかない。
それが51%なのか、99%なのか、そのあいだのどこなのかを確かめたほうがいい。

◉強烈なイメージに注意しよう。
強烈なイメージは頭に残りやすいが、それは例外かもしれないと疑ったほうがいい。

◉自分以外はアホだと決めつけないようにしよう
変だと思うことがあったら、好奇心を持ち、謙虚になって考えてみよう。
それはもしかしたら賢いやり方なのか、だとしたらなぜ賢いやり方なのか、と自問しよう。

ながら聴きに最適なオーディブルもおすすめ!!


それでは今日の結果です!!

ビットコイン:−25円
イーサリアム:+4円

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?