会社の自販機に100円入れるのをやめてビットコインに投資してみた。(72日目)〜ファクトフルネス 第3章〜
こんばんは。
tatsu_kuです。
僕たちが『事実』だと思っていること。
果たしてそれは、本当に『事実』なのだろうか…。
◉第３章 直線本能
～『世界の人口はひたすら増え続ける』という思い込み～
世界の人口が増え続けているのは間違いないことだ。しかもすごい速度で。
ただ『ひたすら増え続ける』というのはどうだろう？
『ひたすら増え続ける』と聞くと、何もしなければ人口増加は止まらないような感じがする。
しかし、これは間違いである。
これが直線本能である。
▶世界の人口はひたすら増え続けるという勘違い
◆質問５
１５歳未満の子供は、現在世界に約２０億人います。国連の予測によると、２１００年に子供の数は約何人になるでしょう？
Ａ.４０億人 Ｂ.３０億人 Ｃ.２０億人
答えは Ｃ.２０億人
世界各地で行ったこの質問に８５％の回答が間違っていた。
子供の人口の変化を知らないと、将来の世界人口を正しく予測できない。
つまり、持続可能性について正しく議論することができないということになる。
ひとつ間違うと、全部間違えてしまうからだ。
それなのに、高学歴で影響を持つ人たちの多くは、この事実を知らない。
▶直線本能
・世界の人口の推移
今から約１万年前の、紀元前８０００年、地球の人口は約５００万人だった。
そこから約１万年の間に人口はゆっくりと増え続け、１８００年頃には１０億人になった。
そして、ここから奇妙なことが起こる。
その後、たった１３０年で人口が倍の２０億人になったのである。
さらに、そこから１００年もしないうちに、地球の人口は７０億人にもなったのである。
たしかにこのグラフを見ると、誰しも、
人口はとんでもない速度で、しかもひたすら増え続けているように見える。
・人口が増えたのはなぜか？
◆質問６
国連の予測によると、2100年には今より人口が40億人増えるとされています。人口が増える最も大きな理由は何でしょう？
A.子供(15歳未満)が増えるから。
B.大人(15歳〜74歳)が増えるから。
C.後期高齢者(75歳以上)が増えるから。
正解は B.大人が増えるから。
人口爆発を食い止めるのに最も効果的なのは、子供をこれ以上増やさないことだ。
ただ、人類は最近になって多くの進化を遂げてきた。
それは何を意味するのかというと、子供の数が減ったということだ。
極度の貧困から抜け出した数十億の人々は、
・家庭の小さな農場で、たくさんの子どもを働かせなくてよくなった。
・病気で亡くなる子供の分だけ、多めに子供を作らなくてよくなった。
今後も、より多くの人が貧困を抜け出し、より多くの女性が教育を受け、性教育や避妊具などが普及していけば、女性ひとりあたりの子供の数は減り続けるだろう。
それでは、子供の数がこれ以上増えないのであれば、まだまだ増え続ける『40億人の大人』はどこから来るのだろう？
お分かりだろうか。
ポイントは、２０３０年に新しく出現する１０億人の大人は、２０１５年には若者だったということである。
その後も同じような推移が続くため、これからしばらくの間は、人口が増え続ける理由は子供の数が増えるからではなく、大人の数が増えるからなのである。
▶直線本能を抑えるには、すべてのグラフが直線にならないと知っておこう
上記のように、グラフには直線以外にもさまざまな形がある。
レベル４の暮らしをしているわたしたちには、グラフの線のうち、レベル４に当てはまる部分しか見えていない。
他のレベルの線が同じ形をしているとは限らないのである。
何かの現象をきちんと理解するには、グラフの形をきちんと知ろう。
例えば、『１．２．３…』と増える直線なのか、『１．２．４…』と増える倍増なのかといったことである。
▶︎まとめ
この章のファクトフルネスは、『グラフはまっすぐになるだろう』という思い込みに気づくこと。
実際には、直線グラフのほうが珍しいことを覚えておくこと。
直線本能を抑えるには、グラフにはさまざまな形があることを知っておくこと。
◉なんでもかんでも、直線のグラフを当てはめないようにしよう
多くのデータは直線ではなく、S字カーブ・すべり台の形・コブの形・あるいは倍増する線のほうが当てはまる。
子供は、生まれてから半年で大きく成長する。でも、いずれ成長がゆっくりになることは、誰にだってわかる。
ながら聴きに最適なオーディブルもおすすめ！！
それでは今日の結果です！！
ビットコイン：６３円
イーサリアム：４円
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？