100年という時間

1世紀程度を人間は生きるとされている。今から100年間を少し妄想してみようと思う。いま、私は26歳。もう少しで27になる。人生100年だとすると、4分の1が終わったことになる。早いような遅いようなよくわからなくなってくる年頃だ。多分、多くの人がイメージしているのは、従来型のパターンで、教育を受けて、その経験を活かして働いて、老後をのんびりと過ごすといったところだろうか。

しかしながらそうもいってられない未来が待ち構えている。年金はどんどん額が減っていくだろうし、退職金も減っていくだろうし、逆にどんどん定年は延長していくだろう。そう考えると、アリ地獄のように感じられてしまう。発想を変えたい。

そこで「LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略」を読んだので、そこから一部ご紹介したい。簡単に言うと、働く時間が増えるのは目に見えていて、一般的に専門学校や大学で学んだことが数十年も廃れることなく一生その仕事で使える武器になることはこれから先無くなっていく。働いているときでも「無形資産」を蔑ろにせず、常に無形資産を満たしていけるように自己研鑽することが必要なのではと説く。

そして、その無形資産には、3つあるという。

1、生産性資産

2、活力資産

3、変身資産

そのうち、私が特に大事にしたいのがこの「変身資産」だ。いろんな人とのネットワークであったり、自分がある一つの固定概念に囚われることなく生きることであったりといったことが重要になる。私自身、今の職場が一生続くとはおもっていないし、何回か移行したりするときに強みになる武器を予め磨いておくことも必要だおもっている。

よく学生と社会人、子どもと大人と比較して言ったりして、社会人や大人の世界が「辛い?」みたいな考えがあったり、働く前にいっぱい遊んでおきな!といったりするけど、逆に仕事そのものに充実感を味わったり、働いていると逆に勉強自体が楽しくなったりするからそんなに悲観するようなことでもないのではと思う。うまくまとまらないけど、学生の頃の勉強は、周りから強制される学びだったけど、解放される中で自分にとって必要な学びを得ているいまとでは、お先真っ暗感は消えてなくなったように思う。


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