大学とその価値


2つ紹介する。

① ディベート(議論)をする

大学生の頃、よく議論した。特に、バイト先が遠かったため、車中バイト仲間とよく話した。とことん話した。今日やる授業のシミュレーション、ポイントは何か、将来について、読んだ本について、恋愛についてなど多岐に渡った。

今振り返ってみても、あの頃の白熱した議論はこの先ないだろう。(勿論この先多くの方々と多くの話はするが、仕事上は特にそれはもう一個人としての意見ではなく組織としての意見となることが多い。)お互いに一人間として、意見を出し合う行為は、この上無いものだとおもう。

この議論だが、結構難しい。深くなればなるほど、森の中を彷徨いかねない。今いる場所はどこか、これからどこへ進めばいいのか、わからなくなる。そこをうまく立て直してゆく楽しさがあるとおもう。

その議論で大事にしていることがある。それは、必ず2人ですること。日本人の中高生は、学校よくつるんで行動する(私もその一人)。それはそれであると思うんだけど、それ以外にも一対一の関係というのもあるのではないかと思っている。お互いの考えや意見を丁寧に聞けるのは2人だけの時ではないだろうか。

② 本を読む

これはもういうまでもない。大学生は、とにかく時間がある。その時間を無意味に過ごすこともあってよいと思ってる。特に、すぐ役に立つようなことをやらないでみるということをしてみる。その典型的なのが読書だとおもう。

繰り返すが、大学生は時間がある。だからこそ、すぐ役に立ち、すぐ使えます!できます!という技術なり、技能を磨いても、この先必ずそういったものは陳腐化するから焦ることはない。よく気持ちが変わって、「すぐ役に立つ」技能を身につけたものが「すぐ使えなくなる」ことがまま起こる。

それよりは、意味のないようなもの、役に立ちそうにないもの、世の中のありとあらゆる事象に対して思考させてゆけるものに時間を、とおもう。それこそ①のディベートだったり、本読んだり、知に対して貪欲になったり。それらの方こそ、「役に立つ」ことをやるときに、そのやる意味や目的、背景、社会的課題、経営的視点、生産は、技術は、、、と思考を多面的に応用でき結果として他者への与える影響がよりよいものとなりうるのではと思っている。

自分のもつ理想、思いが、この先の仕事、社会へどのように関わっていくのか、そのヒントになるものとおもう。


何に関わるかというよりも、

どのように関わるのか、ではないか。


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