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グランメゾン東京

1.グッドアンドニュー

皆様お久しぶりです。最近はやりたいことが多くてただ突っ走る毎日を送っていましたが、9月になり少し落ち着いたのでインプット多めの日々を過ごしております。特に6月〜8月までは本当にあっという間でした。これについてはまた別の機会に書くとして、今回は9月に入って自分の一番感情が動いた作品に出会ったので紹介します。
それは、『グランメゾン東京』というドラマです。私はNetflixでまとめてみましたが、数年前テレビで放送されていた作品です。2024年の冬に映画化されるらしく、かなり人気の作品みたいです。

2.見るきっかけとこの作品の魅力について

最初のきっかけはキムタクが出ているというただそれだけでした。私は講師を仕事をしているので、人から魅力ある人間として見られたいと日々思っています。だからキムタクの魅力を理解すれば、それを真似して自分にも取り入れられると考えました。第1話からキムタクの演技は、まさにキムタクといった感じで他に形容し難い存在感でした。また他のキャストも素晴らしい。年代的にも自分の少し上の世代なのでとても感情移入しやすく素敵な音楽と共に引き込まれていきました。今最終話の前ですが、ここまで続きが気になる作品も久しぶりでした。展開としてはわりとベタなのかもしれませんが、それでも見たくなるのは出演者の演技力と演出が素晴らしいからだと思います。

3.私が一番魅了されたシーン

基本は1話完結なので毎回最後のシーンで感動していたのですが、その中で最も心が動いたシーンを共有します。簡単なあらすじを言うと、ある事件をきっかけに、料理会から追いやられたキムタクが再度、三星レストランを目指す話しです。最初は無名のレストランでしたが、その道中かつての仲間たちが集まっていきどんどんレストランの知名度が上がっていきます。しかし、それをよく思っていないライバル店のオーナーがキムタクの店の見習いにレシピを盗んでくるように唆します。結局、レシピをそのオーナーに渡してしまうのですが、最後は自分の過ちを認めキムタクに謝るシーンがあります。
「すみませんでした」という見習いに対してキムタクは「レシピを人に伝えるってどういうことかわかっているのか?」と言い返します。しかし、そのあとみんなで笑い出します。そして、一言。「レシピなんて盗んだところで真似ができるほど甘くねーんだ」
。その道を極めてしまうと、レシピなんてただの紙切れに過ぎない。同じ具材や分量をかりにわかったとしたって、同じ料理は再現できない。料理の奥深さを思い知らされるといったそんなシーンでした。私は魂が震えました。本当に全力で世界を目指している人のマインドを思い知らされました。

4.なぜ感情が動いたのか

先生は時には職人でなければならない。授業の問題はもちろんのこと、一挙手一投足にこだわりを持つこと。時代は進み「先生もAIに取られてしまう」なんて言う人がいます。厳選された問題と優秀な先生の解法をAIに埋め込めば先生なんていらなくなる。しかし本当にそうでしょうか。「授業の味」は先生によって違います。仮にレシピを盗んだところで誰もできないような授業を展開することが一流の先生だと思います。私の心の中で何かが燃えてくる瞬間でした。素晴らしい作品に出会えてよかった。みなさんも是非みてください。何か心に沸るものを見つけられると思います。

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