現状について

1月3日、僕が住む石川県は既報の通り能登半島地震で通常の状態ではありません。

金沢市の都市部は大きな被害こそないものの建物倒壊半壊、断水、停電、道路の陥没、崖崩れなどが随所にみられます。

能登半島の被害は金沢市の比ではありません。大小の話ではなく一刻も早く収束を願うばかりです。

今はまだ余震も続いているため全く気が休まりませんが、皆さんが心穏やかに過ごせますように。

今回の震災では東日本大震災の経験が自分も含めて多くの場所で活きているように感じます。

地震の影響を甘く見ずに焦らず冷静に高台に移動したり、海抜のある避難所を選択してしていたり、被災の程度や物流の地理的状況を勘案して水や食料品などの買い占めもせず、最も被災されている方々に物資が届くようにそれぞれが心を寄せながら行動しているように感じます。

僕は別事業で医療介護事業があることから医療分野の行政情報がほんの一部だけ把握出るのですが、現在は一般の方の善意あるボランティアなどの支援に頼る前に行政がリーダーシップをとり、能登半島の医療分野からの要請に応じて効率的に組織的な支援体制がとられていると感じます。

これは日頃から医療提供体制を整え続けているからこその賜物でしょう。コロナ時にバタついてしまった経験もここで活かされているように感じています。

一人では本当に何もできません。

地域が連携して緊急時に耐えうる組織体系を平時から整えてはじめて力を発揮します。当社としても持ちうる限り一丸となって臨みます。

このような非常時に人と人が繋がり合って協力して長年培われてきた集合知のエネルギーを垣間見ることで、自分は社会の一員であること、地域社会の協力のもと成立していること、会社は社会のために存在していることを身を持って思い知らされます。

とにかく、自分たちにできることは小さいことかもしれないけど、やれることはやりきらないといけない。

まだ新年3日目。通常の年明けとは違う年明け。これまでとは違った一年になることでしょう。

それではまた来週。

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