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破壊と創造=次のステップは?

1. 自粛要請はいつまで続くの?

 3月10日、そうり君は、10日程度の大規模な文化、スポーツのイベントの自粛を再度要請し、これに従い、春の甲子園は中止、東京ディズニーランドやUSJも閉鎖の延長に踏み切った。この要請だけど、厚生労働省が設置している専門家委員会の意見を基に、内閣が決定したという。じゃぁ、専門家はどんなメンバーで、どんな意見を言ったのだろうか調べてみた。

メンバーは下記の通り

新型コロナウイルス感染症対策専門家会議メンバー 

座 長 脇田 隆字 国立感染症研究所所長 
副座長 尾身 茂 独立行政法人地域医療機能推進機構理事長 
構成員 岡部 信彦 川崎市健康安全研究所所長
押谷 仁 東北大学大学院医学系研究科微生物分野教授
釜萢 敏 公益社団法人日本医師会常任理事
河岡 義裕 東京大学医科学研究所感染症国際研究センター長
川名 明彦 防衛医科大学内科学講座(感染症・呼吸器)教授
鈴木 基 国立感染症研究所感染症疫学センター長
舘田 一博 東邦大学微生物・感染症学講座教授
中山 ひとみ 霞ヶ関総合法律事務所弁護士
武藤 香織 東京大学医科学研究所公共政策研究分野教授
吉田 正樹 東京慈恵会医科大学感染症制御科教授

 流石に、権威がある有識者ばかりであるけど医療関係の重鎮が殆どで、医療関係に詳しい弁護士が入っているだけで、経済や社会基盤に関する分野のメンバーがいない。まぁ厚労省が招集したメンバーだから当たり前だといえば当たり前なんだよね…

 未知のウィルスの対応に関する医学的な立場から言わせてもらうと、パンデミックを抑えこむためにはどうしたらいいかということを話し合うのが専門家会議だけど、これによって生じる問題について解決策を考える専門家会議はまだ設置されていない。政府の対策本部のメンバーは

本 部 長 内閣総理大臣 
副本部長 内閣官房長官、
厚生労働大臣 本 部 員 
他の全ての国務大臣 

となっていて、まぁ優秀な官僚の方々のアドバイスもあるんだろうけど、自粛の終息に向けての根拠となる科学的な知見は発表されていない…

2.国民が納得するような仕組みをつくらないと…

 オイラが思うには自粛要請は、感染のスピードを遅らせるというそれなりの効果はあったものの、自粛を遂行するまでの準備期間の短さと、それによって生じた社会的混乱にどうやって決着をつけるかを、これこそ専門家を入れて国民に対し説明する時期に来てるんじゃないかと思うんだよね。(もう既に準備はしてると信じているけどね)
 おそらく殆どの市民は3月中で終わってくれることを願っているけど、実際はどうなるかわからない。温かくなればウィルスの活動は弱まると言われていたけど、実際に摂氏27度くらいあるところでも猛威を奮っているのだから、これがゴールデン・ウィークや夏休みまで続く可能性は現段階で誰も否定はできない。東京オリンピックの開催なんて夢のまた夢。森・元総理がいくらマスクつけなくても屁の突っ張りにもなりはしない。
 いまのうちに、ウィルスと向き合うルールを作り、国民に丁寧な説明をしてどう対処するかを一丸となって取り組むことじゃないだろうか?

   もし、オイラが仕組みを作れるような立場であれば「巨災対」のようなはぐれ者?の優秀な専門家を集めて「新型コロナ・コロナウィルス国民対策室」を設置。以下のような仕組みを作り、全国民に協力を要請する。まぁ、素人が思いつきで書いているので、細かいところは突っ込まないように…

① 毎朝、毎晩の体温のセルフチェック及び自己カルテの記入を義務付け、2日以上発熱が続いたものは市町村単位で設置された相談窓口に連絡。この報告を怠った個人・世帯は罰金?自治会単位?かよくわからんけどちゃんと報告をする体制をつくる。
② 連絡受けた相談窓口では、簡易のPCR検査又は専門のチームが自宅まで行くか検査キットを届け、検査を実施、陽性反応が出た場合は軽度の場合は自宅で療養、家族との接触は避け、投薬治療で様子をみる(主に若い世代を想定。)年配で重症になる可能性のある陽性反応の方は市単位で用意された専門の病院(この仕組みが始まるまでに用意しなければいけないのだが)へ収容し治療へあたる。
③ この制度が始まる前に休業、自粛による保証制度を確立し、制度自体をはっきりと位置づけ国民に周知する。
④ 重症の患者に対しては、手厚い治療を受けられる体制を整え、容態が悪化した場合はそこに搬送できる体制を整える
⑤ 上記①~④を、整備した段階で日常の経済活動ができるように自粛解除を発令。それでも自己責任で手洗いうがい等の消毒や、人混みに集まらないよう気をつけてねというのは当然なんだけどね…

 まぁ本当に素人の思いつきだから、抜けは沢山あるんだろうけど、そこは分野を超えた専門家たちが知恵を出し合うところでしょうか…ここまでやるから、みんな安心してと言っても一度冷え切った経済はそう簡単には戻らないだろう。しかし戻る準備をしておかないといつまでも自粛の呪縛から逃れられなくなってしまうのではないだろうか?


3.もうとっくに動いていると信じたい!

 まぁ素人がダラダラとわかったような風に書き連ねやがってと思う方もいらっしゃるでしょうが、それは十分承知しております。
 でももう本当にウィルスを封じ込めようと動くのであればダイヤモンド・プリンセスが寄港する前に動いてなければいけなかった。(ダイヤモンド・プリンセス自体が全ての原因だというわけではなく時期的なものです)
 これからは、以下に社会がウィルスと共生しながら健全な生活はできないにしても、それに近い暮らしを取り戻すことができるかどうかを考えなきゃいけないと思うんですよね。

 国会で分けのわからない非難を応酬している場合じゃない…次のステップ、明日の生活をどうできるかを真剣に考えて動かないとダメだと思うんですよね。内閣の方々はもうそこまで当然考えて動いてらっしゃいますよね…
 破壊された生活をどうやって創造していくか? DESTROY & CREATE …今が未来を作る機会なんですよ~

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