見えない恐怖よりも分かりきった恐怖の方が怖い。

3/28.29日の2日間は急な営業体制の変更になってしまい、大変申し訳ありませんでした。

現在、世界中が危機的な状況の中、小規模ながら2つのお店を運営している者として、今の状況はどうしても神経質にならざるを得ない。

その為、コロナウイルスに関する情報は早い段階からくまなくチェックしていました。

そして、できうる限りの対策を徹底して行いながら通常営業を続けていく予定でした。

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しかし、3/27(金)の深夜に熊本市からの外出自粛要請がありました。

私はその要請を翌朝の開店準備時に知った為、急遽店内営業を閉める形となってしまいました。

大袈裟かとも思いましたが、これまで世界中の悲痛な状況を見続けていた事や、海外に住む友人からのアドバイス、何よりもスタッフの皆や来店されるお客様、もちろん自分自身や家族の安全と健康を第一に考えようと思い店内営業を中止しました。

急なお知らせになってしまった為、店内ご利用予定でしたお客様(わざわざ県外からお越し頂いた方には本当に申し訳なかったです)
をお断りする事になり非常に残念な思いでした。

また、例年だと忙しい時期である3月後半の土日に向けて大量に仕入れていた食材を廃棄しなければいけなくなった事も非常に悔しいです。

私達のお店の主な食材は生野菜と果物です。フレッシュな食材を楽しんでもらえる事を最大の売りにしているお店ですが、こういう事態の場合は非常にリスクが大きい事も改めて痛感しました。

幸い、スタッフの皆の協力のおかげで痛んでしまう前に野菜の1部はマリネや塩漬けに、果物は下処理をしてジャムやアイスなどの材料にする事ができました。

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どれも良い食材ばかりなのできっと美味しい物に変化してくれると思っています。

明日から席数を減らして通常営業に戻しますが、またいつ営業が出来なくなってもおかしくないと思っています。

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正直、「何の保証も明言されていない状態」で自粛要請と言われても自粛する店舗はほとんどないと思います。

1日1日の売り上げの積み重ねで生活している者にとっては死活問題となるので、見えない恐怖よりも分かりきった恐怖の方が怖いのです。

また、自分のお店が営業縮小すると発言することも、自粛できない状況にある人もいると分かる自分にとっては「自粛ムード」を作り上げてしまうようで、躊躇しました。

まるで、普通に営業している事が悪いというようなムードにはならないで欲しいと思っています。(なぜなら私もできうる限り、形態を変えてでも営業を続けます)

ですが、イベント出店などで生計を立てている友人が出店予定だったイベントが軒並み中止になってしまい、苦労している事や、親しいミュージシャンの方々のライブイベントが中止となり苦境に立たされている一方、遊戯施設は変わらず営業を続けています。

自粛をした者が損をするような現状には疑問も湧きますが、それでも私は熊本市でまた自粛要請が出た場合は対応するつもりです。

その為、四月の営業時間は不定休とさせて頂きます(基本は変わらず火曜定休を維持します)


経済的保証の明言されてない中、営業を自粛しなければならないのは正直不安ですが、何かしらの保証は必ずあると思います。

それを信じて、身の周りの安全を第一に考えお店の運営を続けていきたいと思います。

安心して行動できる世の中が戻ってきたときは、我慢を強いられている友人や仲間と思う存分楽しめるように、常に正しく状況を見極め、理解し、判断していきたいと思います。

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長くなりましたが、今後もできうる限りの対策を続けながら、営業をしていきたいと思います。急な営業形態の変更をやむなく行う場合も予想されますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い致します。

TATOMIYA  /  Miss FruitsParlor

宮川


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