消費税3% ①

消費税3%の表記を見るとなぜか死にたくなる。

たぶん、その時期が最も楽しかったからだ。
楽しかった頃のことを思い出すと死にたくなる。
その頃には戻ることができないからだ。死ぬことで戻れると認識してしまっているのかもしれない。極端な話、今幼くなりたいと思っている。憧れていると言ってもいい。日々考えることも比較的シンプルだったし、シンプルに一喜一憂できるからだ、と自分の中で理由付けしている。
でも今一喜一憂できていないのか?問うと決してそうではない。今だって一喜一憂は毎日行っていて、七十喜三十憂やあるいはその逆だったりする。ということは、今の生活で欲しいのは一喜一憂ではないということだ。別に幼くならなくても得られている。
じゃあもう片方の要素であるシンプルさが欲しいのか。確かに今の生活は割と複雑になってきており、ついていけなくなってきている。ついていけないことは苦痛だ。余裕がなく、ジョークも飛ばせない状況は本意ではない。これはなりたかった自分ではない、という感情が自分を塗りつぶしてしまうからだ。だから今この生活から抜け出したいと思ってしまう。今なりたい自分は、ジョークを飛ばしつつ仕事をして、適度に収入が得られる姿だと気づくのだった。
なりたい自分があるということは、死にたくはないってことか。消費税3%時代には何か他に思うところがあるのかもしれない。