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オフショアストラクチャー

オフショア

租税回避地、タックスヘイブンなどの単語をお聞きしたことはあるかもしれない。オフショア施策は、発展途上国や新興国にとって打って付けの金融施策であり、外貨を安易に格闘できる手段である。

昨今、香港・シンガポール・マレーシア(ラブアン)など東南アジアのオフショアが流行り、富裕層はこぞって資産フライトを行なった。

しかしながら、今や東南アジア兼への資産フライトは、CRSがないカンボジアやタイなどの社会主義こくへの口座開設に留まっている。CRSとは海外の金融機関を利用した脱税や租税回避を防ぐ目的で経済協力開発機構( OECD)が策定した国際基準で、Common Reporting Standard(共通報告基準) の略称である。このCRSを掻い潜り、税金の免除を図ろうとすると非常に厄介である。

また、香港やシンガポールなど世界の金融センター的な位置付けであるが、ほとんどはヨーロッパ(特にイギリス)の保険会社の金融商品などに留まり、自国ではほとんどないし、知られる余地もない。

無理もない。株以外の金融商品は基本的に国内で流通することを目的としている国がほとんどであり、もっぱら良いとされるものは少ない。

新興国などの外国債で、利回り年20%を超えるものは珍しくないが、ほとんどは安定感のない国ばかりである。日本の高度経済成長期のような活気は昨今のコロナ禍でどこの新興国も低迷してしまった。

日本で言えば、郵貯の定期預金で10年で12%の時代はあったが、今やほぼ0。おまけに我々に直接関係ないとされているゼロ金利政策により、政府の緊縮財政が続き、この先破綻する法人の数は激増すると思われる。

今後の世界を生き抜くためには、金融をうまく活用することもそうだが、アメリカと同時並行で倍々に増やされた紙屑(通貨)との向き合い方を考えるべきだと思う。

日本のみなさんの大半は知らないと思うが、この国で稼いで増やすことは予想以上に簡単である。オフショアのみならず、日本株、不動産、ビジネスなどで容易に資産構築ができる。しかしながら、現在の日本の労働年齢人口の9割は、勉強(自己投資)ができていないまたは、勉強を行う時間がなくあくせく働き疲労を蓄積している。そのような方々は、間違いなく現代の50歳代中流家庭以下に留まる。いや寧ろそれ以下になるはずである。公務員・大企業の方は割と優遇されているのが現状であるが、勉強してこなかった方々は退職金を使って、大層なチャレンジをしても失敗に終わるはずである。

暗い話にはしたくないが、ここでは未来のリーダーを担う若者や経営者の方々へ微力ではあるが、私が学んだことを残したい。元々社会科の高校教師だった私が、なぜビジネスの世界に飛び込むのか、なぜ多くを学んできたのかを師の教えを踏まえながら皆さんへお届けしたと考えている。

金融の世界は、無限であり、無知を食らい、わかりずらく、闇が多い。

昨今では、オフショアに金融機関(銀行)などを設立するものが増えている。仮想通貨バブルなどの長者はこぞって作ろうとする。

彼らに意欲と勉強熱心さに負けないように、一般の方々もついてきてほしい。

次回はオフショアのメリットについてお話します。


このノートへの書き込みがある程度終わったら、まとめて電子書籍にてAmazonにでも出そうかと考えています。

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