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「おかしいと感じたら、すぐに発言したほうがいい。すると『変わった奴』として扱ってもらえる。」

会社でなにか不合理や不条理を感じることがあったとしよう。ところが3回目までは黙っていて、4回目になって突然、強い調子で意見を述べたらどうなるか。たぶん反発を食らうだけだ。だから、おかしいと感じたら、すぐに発言したほうがいい。最初はびっくりされるかもしれないが、君の評価は、その時点で「変わった奴」となるするとそれ以後は、「変わった奴」として扱ってもらえるのだ。こうして精神の自由を確保すれば、ストレスはたまらないし、愚痴や陰口など出てくるはずもない。
   野田一夫(事業家、経営学者)

kakoshiru


いわゆる「キャラ」って強みになると思う。


「いじられキャラ」とか「愛されキャラ」といったキャラが定着すると、新人が入ってきたり今まで接点のなかった他の部署の人と話したりするときも、周りから「あいつはいじられキャラだから、どんどんいじってあげて」と、そのキャラの印象が引き継がれていく。

逆に「キレキャラ」とか「変人キャラ」とか、ネガティブなキャラが定着すると、「あの人、すぐキレるから気を付けた方がいいよ」とか、「あいつ、ちょっと変わってるから、話半分で聞いてたらいいよ」となる。新しい人とは新しく良好な人間関係を築こうと思って、自分のキャラをリセットしたくても、思うようにいかなくなることもある。




この野田さんの言葉にあるように、例えば会議中に「おかしいな」と、自分の意見と違う流れで進んでいくと、だんだんフラストレーションが溜まっていく。

議題によって、もしくは人によっては、「まぁ、いいか」とその場をやりすごす。でも、自分に返ってくる影響が大きかったり、自分の意見の正しさを主張したいという思いが強い場合は、そのフラストレーションに耐えられなくなっていき、ついにイライラを爆発させる。

自分の思いを我慢して溜め込んでいればいるほど、爆発した時のエネルギーは大きい。

今まで黙ってた人が、急に「これ、おかしいと思います」とぶっきらぼうに意見したり、強い口調で意見したりすると、周りは驚くし、恐怖を感じる。なんとなくその意見を尊重しないといけないのかという雰囲気になることもある。それか、「いまさら何言ってるの?なんでもっと早く言わないの?ここまで時間の無駄だったと言いたいわけ?」と、逆ギレする人が出てきて、空気がさらに悪くなることもある。


「自分は黙っていられない性格だな」「この案件はどうしてもこういう結論に持って行きたいな」という思いが強ければ、早めに自分のスタンスを自覚しておいた方がいい。




「周りからどう扱ってもらいたいか」「他の人にどう見られたいか」という自分のスタンスは、自分でしか決められない。

自分の思うように事が進められるかというのも大事だけど、人生、何もかも思うようにいくわけではない。

思い通りにいかなかった時のストレスをどう発散するのも大事。

趣味など仕事以外のことで忘れる方法もあるし、「寝たら忘れる」という人もいる。少なくとも、八つ当たりはやめた方がいい。

「うまくいっている時も、そうでない時も、自分が居心地よくいられるキャラ」を自分の中で確立できると、ストレスは最低限に抑えられるかもしれない。




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