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「今の自分は、10年前に『こうなったらいいな』と思っていた自分」

今の自分は、10年前に「こうなったらいいな」と思っていた自分。
思ってないと、そうはなりませんよね。

   ─ 三好 和義 ─ (写真家)

「20世紀の名言」


本当に今の私は10年前に「こうなりたい」と思った自分なのかな?
10年前の私は、自分の未来についてどう考えてたかな?

思い返しても何も考えてなかったな。
10年前に何か考えていたら、思い通りの自分になれていたのかな?

10年前に未来を考えていた人生と考えていない人生を比べることはできないけど、どういう違いがあったのかな。


真っ先に答え合わせをしたくなるのが、自分の置かれている状況。

今の仕事は、10年前の私がやりたいと思っていたことなのか?
今、結婚していないのは、10年前の私が望んだことなのか?

答えはどちらも「否」。

この名言、なんとなく書いてみようと思いはしたものの、いざ書こうと思うと共感できない気がする。


それで、現在の私が10年前の私と答え合わせをするアプローチではなく、10年前の私から見た現在の私と答え合わせをしてみようと考えた。

手段は当時の日記。

2011年師走の日記を読み返すことにしてみた。日記は昔からつけているけど、途中、長いこと怠けている期間もあるので、「当時、書いてたかな?」とドキドキしたけど、書いてた!良かったぁ。


10年前の私は、毎日とても充実している様子だった。

仕事に慣れてきて、楽しさややりがいが分かり始めた頃だった。プレゼンのスキルを上げようと、先輩にアドバイスをもらいながら試行錯誤していた。「芯のある凛とした話し方ができるようになりたい」という思いを持って、その理想に近づけるように心がけていた。

後にも先にも、「あんなに深く付き合える人はいない」と確信できるほどの人との出会いがあった。恋人としても、人としても、私の人生の中で大きなターニングポイントになった出会いだった。「ずっと離れたくない」と強く願っていた。


では答え合わせ。


仕事面でいうと、今、話し方を褒められることがある。内心は自信がなくてオドオドしているのに、「堂々としている」という印象を与えることが多い。

「今の仕事をしたいと願っていたか?」の答えは「否」だけど、「芯のある凛としたプレゼンができるようになりたい」という願いには近づけている。


唯一無二の存在である人との関係は、今でも続いている。恋愛や結婚という形ではないけど、今も変わらず、誰よりも信頼できる存在で、私の人生には欠かせない存在だし、これ以上の人は現れないと思っている。

「結婚していないことを望んでいたか?」の答えはもちろん「否」だけど、「その人と離れない」という願いは、今も実現継続中。


結果的にいうと、「今の自分は、10年前に『こうなったらいいな』と思っていた自分」は、その通りだな。

なんで「こんなはずじゃなかった」の答え合わせしか思い浮かばなかったんだろう。

「書けないかも」と思いながらも、「どうにか書いてみよう」と思い直してよかった。

それに、手書きだったりブログだったりSNSだったりと形は変わっていってるものの、日記をずっと書き続けてきてよかった。読み返すと自分が書いたものながらおもしろい。過去と現在の自分を比べてみることができておもしろい。


さて、10年後の私はどうなりたいんだろう。

「こうなりたい」と思っていたら、本当にそうなれるのかもしれない。

ざっくり言うと、
「柳のようにしなやかに生きたい」
「結婚していたい」

なれるかなぁ。なれるといいなぁ。




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