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スクスタにもらった「大好き」の話。


「ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル ALL STARS」、このゲームの発表された当初は「μ'sとAqoursが共演する夢のゲーム」という認識しかありませんでした。

(もはや映像が懐かしい…)

しかし、このゲームで僕はまた新しい「大好き」と出会うことになります。その出会いをくれたのが「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」でした。

「ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル ALL STARS」の自分自身の一つの区切りとして、このゲームで出会った一つの「大好き」の記録を残しておこうと思います。

僕がスクスタで出会った「大好き」は、「三船栞子」という一人のスクールアイドルです。


シンプルにキャラとして好き

釣り目で気が強そうな言動、歌ったときのちょっとハスキーで低めの声質、和の衣装や曲が似合う髪色と目の色、真面目すぎて周りに突っ込まれてしまう性格、のくせにライブの時の強気な表情。

この要素すべてが好きです。つまり栞子ちゃんの大体全部好き。ここまで好きな要素が詰まったキャラなんてこの先も出てくるか怪しいレベル。

キャラクターというのは目の色と髪色のバランスが結構重要な要素を占めていると思うのですが、若干緑がかった黒髪に赤色の目っていうのが特に良い。かっこいいところで顔のアップがしっかり決まる配色だと思うんですよね。スクスタの、PVでメンバーを好きなように映せる要素ととてもマッチしてるなって思います。
…配色云々の話はキャラ補正かかりすぎですかね…?


歌のコンセプトが好き

虹ヶ咲のメンバーは「ラブライブ優勝」という目標がない代わりに、それぞれが目指すスクールアイドル像を持ち、それに向かって様々な曲を歌うことで進んできました。
…ただ一人を除いては。

「三船栞子」というメンバーは虹ヶ咲の中では異端で、目標となる「スクールアイドル像」を持たない人です。スクールアイドルを通して何かを成し遂げたいわけでもなければ、ステージに立つことに明確に何かを求めているわけではありません。
じゃあ彼女の歌は何なのか。

彼女の歌はいつだって「心の叫び」です。

「決意の光」は自分と同じく迷える人への応援歌であり、「翠いカナリア」は姉に対する反抗心を初めてストレートに伝えた曲であり、「コンセントレイト!」は虹ヶ咲に通う「今」の楽しさを最大限に爆発させた曲です。どれ一つとして曲の内容に一貫性はなく、強いて言うのであれば、彼女の行動の中心にある「世界をより良くしたい」という想いだけが共通点でしょう。

スクールアイドルの歌には想いを届けるパワーがあって、だからこそ彼女は歌い続ける。「心の叫び」を歌にして届けることができるから。目指すスクールアイドル像なんてなくても、歌うことがすでにスクールアイドルであり続ける意味になっているんです。

これから先ラブライブシリーズがどれだけ続いていくとしても、ここまで「スクールアイドルの歌の力」とメンバー自身が結びつくことはない気がするくらい、彼女のストレートな歌が大好きです。


キャラの変遷が好き

「三船栞子」というキャラクターは、様々なものに縛られて生きてきたんだと思います。自分自身の信念や譲れないこと、姉への鬱憤や伝えきれない想い、それらに縛られていた。

彼女は、その鎖をスクールアイドルになったことでほどいていった印象があります。抱えている感情を爆発させて、歌にのせて伝えて、生徒会長としてもスクールアイドルとしてももっともっと魅力的になっていった。

そしてたどり着いた曲が「コンセントレイト!」です。

この曲が収録されたアルバムが、全員普段歌わないような曲調に挑戦するような一面があったことは確かです。でも、この曲は「意外な一面」ではなくて、スクールアイドルを続けてきた「必然であり結果」だと思うんです。

スクールアイドルを始めて、同好会に入って、様々な想いを言葉にのせてきた。だからこそ「コンセントレイト!」を歌える今がある。

彼女の登場した当時に誰が想像したでしょうか。ただの日常を「楽しい」と叫ぶ曲を歌うことを。「楽しいこと詰め込みすぎて」って歌うことを。みんなと過ごす何でもない毎日を「私の宝物」と生徒会長として歌う日が来ることを。

彼女がスクールアイドルになることで起こしてきた自身の変化が大好きです。これからも宝物の毎日を歩んでいくんだと思います。


…とここまで、僕自身のスクスタにもらった「大好き」を語ってきました。

あなたはどうですか?

この記事を読んでくれたあなたはきっとスクスタに「大好き」をもらってて、もしかしたら僕以上に大事な何かをもらったのかもしれません。今度はそれをたくさん教えてください。

スクスタはもう終わってしまったけれど、こうやって大好きを語っていれば、あのゲームが消えてなくなってしまうことはないと思っています。

これから先も、スクスタというゲームにもらったたくさんの「大好き」が心に残りますように。

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