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立科WORK TRIPはどんな目的で利用されてるの?

こんにちは。初めまして。私、カントリーライフを求めて立科町に移住してきた、マサオと申します。自然豊かな環境での新しいワークスタイルを夢見てこの街にやってきました。都会とはうって変わって、快適な静けさと空気の新鮮さが抜群の環境に感激しています。これから、この町でどんなワークスタイルを送れるのか、少し、おそるおそるながら、わくわくしています。

この立科町では、2018年から、開発合宿やハッカソンの開催を町外県外から誘致する事業に取り組んでいます。ビジネス専用の宿泊施設やコワーキングスペース等ではなく、既存の観光宿泊施設に機材を貸し出して、プロジェクトチーム単位のワーケーションができる「立科WORK TRIP」。
具体的に、どんな取り組みが行われているのか、どんな合宿ができるのか、立科町にある信州たてしな観光協会さんを訪ねて、聞いてみることにしました。


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立科WORKTRIPについて、信州たてしな観光協会の渡邉さんに聞いてみました。

信州たてしな観光協会企画室長の渡邉岳志さん。快く質問に答えていただきました。

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最近では、どんな目的のWORK TRIP が多いのでしょうか?

渡邉さん
 「目的自体は本当に、企業さんによって、全然違いますね。いわゆる、”追い込み”で使われるクライアントさんが多いです。開発系のコーディングとか、プログラムを何日までに仕上げないといけないから、一泊二日、二泊三日ぐらいで、集中して仕上げようという方もいます。その勢いで、企画会議やブレインストーミングなど、アイディアを出し合って、一泊二日くらいで事業計画を立てようとか。あとは、単純に、ワーケーションという言葉が気になっていて、やってみたいなということで、半分遊び、半分仕事みたいな目的で来る方もいます。本当に、多様な形で利用されています。」

ワークトリップは、息抜きや気晴らしを含めて、気分転換的に仕事をしにくる場だというイメージがあるのですが?

渡邉さん 「それは、イメージが先行しちゃっている部分ですが、実際は、仕事の成果が優先で、あんまりバケーション的な感じではないですね。本気で、仕事を集中しに来られるケースがほとんどです。」

なるほど。では、あえて立科町でワークトリップを行う利点というのはどんなところにあるのでしょうか?

渡邉さん 「立科町は、首都圏から1.2時間で来られる。その適度な距離感が売りです。立科町は(夏は)涼しいので、そこも皆さんに喜ばれるポイントですね。特にコーディングの作業などをしている開発系の人たちだと、普段はエアコンの下でずっとキーボードをたたいていないといけない状況に対ですから、エアコンをつけていない状況で仕事ができるという環境は非常に喜ばれていますね。」


夏場にエアコンがいらない。それはとてもうれしい快適さ!!首都圏から近いことも大きな魅力。

立科WORKTRIPでは機材の貸し出しなども行われています。

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機材の貸し出しの経緯について、渡邊さんに聞いてみました。

機材を会社から持ってこなくても貸し出してもらえる仕組みなのですね?

渡邉さん 「開発合宿を受け入れる施設にとっては、どの程度利用されるかわからないワーケーション利用のために、すべての機材を揃えるっていうのは効率が悪いので、それを、観光協会のほうで用意をしています。ワーケーションの依頼が施設に入ったら、そこから貸し出しています。」

機材を貸し出すことでのメリットってなんでしょうか?

渡邉さん 「ひとつは、宿泊施設のコスト削減。そして、お客様にとっては、どの宿でも一定の機材を借りられる、ということでしょうか。正直にいうと、本格的な開発系の人たちからすれば、全然機材が足りていません。デュアルモニターが必要だったり、解像度も4K以上のものでないとダメ、とか、そのようなレベルのご要望が前提である企業やチームであれば、設備優先で滞在先を探されると思います。」

例えば、具体的にどのように活用されていたのか、印象的なエピソードはありますか?

渡邉さん 「面白い事例としては、ある方が、2人でワーケーションに来られたのですけれども、ホワイトボードを貸してくれって言われたことがありました。なんでかな?と疑問に思って見に行ったら、1人ずつ、1つのボードにブレスト(※1)を書きまくっていました。そして、その後で2人で話し合う。それ面白いな、と思いましたね。あとは、プロジェクターとスクリーンをお貸しししたことがあって、昼間はガッツリ、プレゼンや資料展開して、会議など普通にやっていたりしていたんですけど、夜、寝る前に、プロジェクターとスクリーンを使って、スマブラ大会などをしていらっしゃいました。そういうのも面白いなあと思います。」

機材はレクリエーション的なツールとしても使えるようです。

「こんなワーケーションをやってみたいけど、どこに滞在したらいいのかな?」具体的なプランがない状態でも、そのチームにとって快適なWORK TRIPをコーディネートしてくれる、心強いコーディネーター役でもある渡邉さんでした~。




一歩外に出ればすぐに広がる自然環境。

立科町の宿泊施設といえば、ペンションが多いです。ペンションを丸ごと借りる形ならば、10人くらいでの利用でも空間的な余裕があるし、セキュリティや他のお客様の目が気にならないというメリットもありそうです。軽井沢などと比較すると、立科町はコンパクトなリゾート地ですが、だからこそ、アクティビティと仕事の隙間の移動時間がかからないという良さもありますね。仕事に思いっきり集中した後、一歩外に出ればすぐそこに自然がある。ON/OFFの切り替えには最適な環境だと、僕も常々感じています。


「なんか煮詰まったから立科行こう!」って、思いついたらノートPCだけ持ってすぐ実践できる。そんなふうに、多くのプロジェクトチームに立科WORK TRIPを活用してもらえたらいいな、と思いました。


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