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scarlet A

人間は秘密を持つものである。それでいいのである。


まだ未知の世界のこと、他国の文学作品というものを読もうと思いAmazonで一つのレビューが目にとまる。物語をよく読む人は感想文がもうひとつの作品のよう。まだ本を手にしてもいないのに読んだかのような気持ちになる。もちろん読んでなんかないんだけど。

その本はアメリカの有名な文学作品らしい。無知なので全く知らないけど、私の愛するミュージシャンは大の本好き文学好きで、よく歌詞にそれが反映されていたりしている。海外の文学にも精通しているとどこかで聞いた気もする。彼の書く文章も非常に面白くて、壮絶な生い立ちをライトに語っていいるエッセイもなかなか面白かった。


たまたま聞いた曲をきっかけに、今本を読もうとしている。その曲はその作品をもとにというか、ぼかして歌詞にしたものらしい。私が突拍子もないものに興味を持つなんてそんな理由。


何の話をしているかって?


この曲も、その作品も、今となってはああ、皮肉なものだなと。タバコの煙をゆっくりと空に吐き出すような気持ちなんですよ。


タバコ吸わないけど。


そんな気分を味わいたいんだけど、そんなものをわざわざ味わいたいなんてこと自分の中の秘密で終わらせたい。そうさせてくれよ、そうさせてもらう。同時に、誰も自分を知らない世界に吐き出したいとも思う。そんな夜なんです。


それでいいんだと思う。


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