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地味アップデートな2024

明けましておめでとうございます。
2024年、記念すべき初投稿です。

相変わらず、年末年始締めるのも明けるのも形式的な事が出来ない私です。年が変わるのも暦のタイミングであって、私のタイミングではないというなんとも傲慢な考え方なのかなんなのか、いつもと変わらない月末月初。ただ、仕事を合法的に数日離れられるというところがハッピーといったところでしょうか。

(年末は初の能登半島へ友人達と忘年旅行に行っており、大変リラックスして楽しく過ごさせていただきました。1/1のニュースを受けてただただ驚くばかりなのですが、出会った方々の無事をお祈りしております)

(離れている我々まで不安になってはいけないと考える派なので、いいバイブレーションを周りに放てるよう心穏やかに。最善の行動を)


話は変わりますが年始なので今年のテーマを勝手に発表してみます。

「シームレスに生きる」

生きる、というのは今つけましたが昨年の紅白のテーマと奇しくも同じになってしまいました。

年の初めというと「今年は飛躍するぞ!」とか「節目の年だから〜」と気合い入れてしまうのですが、大抵変わらずに(変わっていると思うのですが振り返る頃には忘れてしまうんですよね)また年末を迎えることもしばしば…ならばいっそ、節目を作らずにいきたいというのが理由であります。

節目は作らないといいつつ、私は今年40歳になります。書いてて指が震えますね。こんなにやべー40代がいていいんでしょうか?さすがに少し不安になります。年末に旅行に行けるお友達もいて、悪くないです。むしろいいです。だけど30代最後だからなんてことはなくて、そうなった方がいいかもしれないけど、常に私は今をなんとかするのに一生懸命だから。それを重ねていきたいと思うわけです。


ここで私なりの第三者視点を入れると「2024年の目標を高らかに掲げている人が素敵に見えるんだろうな」と思う気持ちもあるので、私も何か宣言すべきか?高めの目標を掲げて皆さんにご挨拶すべきか?と思うのだけど、今はちょっとそんな気分じゃないので、したいと思った時にしたい。

「人に宣言するとやらなくちゃいけなくなるからした方がいい」というのは昔からよく聞くし、それで出来ている方もお見かけするのでいいな、と思うのですが、やらなくちゃいけなくなる時点で私にとっては旬じゃなくなってもやり切らなくてはならない!となるし、ここで別理論の「やりたいことならやってる」論を持ち出して揚げ足を取るなら、宣言しなくてもやりたいならやるだろうし、やりたくないならやらなくなるだけだよな、と思うのです。だから私が宣言しようがしまいが、やるのもやらないのも私なので、ならば宣言することにエネルギー使わなくてもいいよね、と。宣言するってそこにエネルギー乗せちゃうんで、本編やる前に終わっちゃうんですよね。実にもったいない。


そんなわけで宣言もなくぬるりと2024年を始めていく私ですが、幸運日と呼ばれる1/1にしてみたことはあります。


ハンカチを変えること
香水を変えること

です。

とてもとても小さく、仕事にも関係ない。ですが、圧倒的な新緑のようなエネルギーを吹き込むアクションかなと思ったのですよ。

まずは、ハンカチ。おしゃれでお金に余裕もあり持ち物の細部までこだわりがある方はハンカチもお気に入り陣営でかためてると思うのですが、私はなかなか難しくて。ハンカチの好みとかあまり気にした事がなかったというのはありますが、ハンカチって退職の時とかお礼とかでもらったりしませんか?ドンピシャで好きなデザインではないことも多いと思うのですが、ハンカチに罪はない。洋服ではないし、鞄の中に入れていて手を拭く時にだけ出すので、可愛いハートの刺繍たっぷりのものもそのまま使っていたわけです。(キャラに合うかは別としても可愛いは可愛いんですよ)

母は仕事柄か患者さんにハンカチを貰うそうで、実家に帰るたびに新しいハンカチをくれます。それを惰性で受け取り使っていたんですよね。さすがに最近は自分の世界が確立されてきたので、好みと大きく違うものを「うーん」と思いながら持つよりはと、無地の今治タオルとか、ペーパーハンカチを持っていたのですが、好みの欲しいな、と。

デパートのセールといえばハンカチとストッキングまとめ買い!みたいなのがOL時代からあったので、今年ふらっと参戦してみました。結局買ったのはセール品ではないものでしたが毎日持ち歩きたいデザインのものが購入出来て幸せな気持ちに。

小さいけれど、古い流れが変わっていくのが感じました。


続いては香水の話。書きたい事がありすぎて流れがブツブツなのはご容赦くださいませ。

私は10代の頃から愛用していた香水がございまして、GUCCIのrushって言うんですけど。結構甘い香りだったと思います。なんとも表現できないのですが、肌に乗せて時間が経った時の香りが心地よくて若い頃には大人っぽすぎた気もしますが、評判も良く華やかな場所とかに行く時にも仕事にもよくつけていっていました。一度市場から消えて、復活を果たすも廃盤になり、ネットで販売されている在庫を探して購入して、その間も似た香りを何年も探していたのです。(あの時代は香水が流行っていて、小さな小瓶とかでも売っていたので若い頃も買いやすかったんですよね。今でも実家にはその頃流行ったブルガリとかドルガバの香水の小瓶が沢山あります)

ただ香水に詳しい方曰く「これは似た香りがない」という声も多く、なかなかこれに変わるお気に入りは見つからず「ああ…ドンキに在庫あったっぽいからそれをまた買うか」と思っていました。それか元彼がつけていた香水がすごい好きだったからそれにする?とよぎったけどお別れしてから「絶対にあの香水は使わねーぜ」と自分に誓った手前それには手を出せず(ほらね、宣言した弊害がここに)その後もお試し香水を買っては「なんか違う」と撃沈してました。イメージに合いそうと言われたものが思いの外スパイシーで好みではなかったりね。良いな〜とその場で思ってもその後そこまで自分の記憶に残らなかったり。

(コロナの嗅覚障害になった時に思ったけど、記憶することに嗅覚をかなり使ってるから香りって思った以上に重要。体臭とかの好みもあるっていうしね。またどこかでこの話したい)

でもね、やっぱりね、今でもrush大好きだし、あればきっとお気に入りで愛せるんだけど、10代20代の頃から香りが変わらないというのは違うな、というのがアラフォーになった本音で。あの頃の私を手放したくない思いと、新しい自分に出会いたい気持ちで揺れに揺れる。


そんな中、出会いは2023年後半当然に。アクセサリーのお披露目会の後の銀座でその日も香水探しをしていたわけなのですが(銀座は香水めぐり楽しい)ふとデパートのエレベーター前でムエットを配っていて、何気なく手持ちのMaiko Tate ジャーナルの入っているファイルに入れて持ち帰ったのですが、それがもういい香りで!そこに入れていたジャーナルをお送りしたお客様からも「何かいい香りしました!ありがとうございます!」と言っていただけて、
私も香りがするたびに幸せを感じ、その名前もわからない香りが忘れられない香りに。

探していた時には見つからないのに、ふとした時にやってくるのはお洋服やその他のチャンスと変わらない。

そして2024年元日、その香りの主の元に辿り着きました。数ヶ月前にもらったムエットの残り香の記憶を頼りに、わかる限りの印象をヒヤリングしてもらって、5個目でヒット!

「あ!これです!」

この時の脳内物質の出方ったら…もうこんなの運命じゃん!今の私にこれ以外なんてないじゃん!という事で、いただいたお年玉を注ぎ込んで震えながらお迎えしました(小声)

実は本命に辿り着く前に韓国コスメの香水で似た香りのトワレを見つけたのですよ。価格も1/5ぐらい。で、これならお手紙に香り忍ばせるに気兼ねなく使える?とか思ったけど、いや、後悔するからと辞めたんですよね。辞めてよかった。

もう、そういう選択はしないんだ。1番とりにいくんだ。とかそんな確固たる思いではないけど、過去の栄光にしがみつくのではなく、元彼に戻るでもなく(大いなる誤解)、似ている何かでもなく、今の私の新しいパートナー!と手にした瞬間に感じました。たまにあります、このような感動の体験。

生き方を変えたわけでも、仕事を変えたわけでも、新しいチャレンジでもない。けど、私にとってかなり大事だと思う日々寄り添う香りを変えた。小さくも大きい変化。

蛇足が長くなりましたが、2024年はこういった何気ない選択の変化を意識的にしていくんだろうと思ったのです。気合いは入れなくても、きっと自分の心の微細な変化を日々感じていれば変わらざるを得ないはずだから。本来飽きっぽく、新しいことをしたい部分もあるから。きっと私には今こういうことの方が大切。


そんな新たないい女の香りを手に入れた私。(笑/と言わずに耐えられないほどのいい香りです。好き!)

2024年はこういうどうでもいいねなエピソードを量産していきそうです。が、宣言もせずなだらかに。横文字多いのでなだらかに。その時の旬を捕まえていきます。どうぞよろしくお願いいたします。これからもますます楽しくいきましょう!




ちなみに新しい相棒はこちら。
ゲラン ローザパリッサンドロ
最近の香水は震えるほど高級ですね。

香水詳しい方の香りに対する表現が豊かですごい詩的で素敵だなと思ったのでした。これも素敵な出会い。

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