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創造性による自動筆記システムの発動

モーニングページを初めて2年が近づいて来た!(興奮)

これまでも本の中のワークに取り組み、ノートを書き、アーティストデートを繰り返す中でそれなりの洞察を得ることはあった。それによって人生が少しずつだけど豊かになっている感覚もある。それでも自然と湧き上がるように何か具体的なビジョンや方法を与えてくれるという感じはなかった。

ほとんどの人は、自分の中の創造主がいかに膨大な潜在能力をもっているかを理解していない。

「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」ジュリア・キャメロン 著


私は使いこなしているようでいて、まだまだ自分の中の創造主を信じられていなかったみたい。

本の中で「タイム・トラベル」というワークがある。色々な年代の自分、過去へいくこともあるし未来にいくこともある。「八十歳になった自分を想像し、人生を振り返る」というワークを4週間目にするのだが、私はこの八十歳の「スーパーまいばあちゃん(と呼んでいる)」からの手紙を受け取るのが好きだ。それは今のコンフォートゾーンを軽く抜け出して、今の悩みも遠い過去のことになって、今の自分の倍以上生きている人間の大きさを感じる。自分でその手紙は筆記するわけで、創造やら妄想の産物ではないかと言ってしまえばそれまでだけど、なら、その創造はどこからやってくるのか。

コンフォートゾーンの話しをしたけど今の延長線上の未来を思い描いたところで出られない。という話を聞いてなるほどなと思った。2023年はそれを頭の隅に置いている。今の自分がこうなりたいと思う未来は、所詮安全な枠の範囲内。本当の自分はその外側にいるのだとしたら、このままでいられるはずがない。このことを知っただけでいくつかの日常の選択が無理なく、無意識で変わっているのを感じる。

変化というのは「変わってしまったあとは変わる前のことを思い出せない」ということのような気がしていて、自分で「変わった」と思えるうちはまだ同じ枠の中で表面的、一時的に変化しただけなのではないかと思っている。最近。


話がそれてしまった。そんな無意識化で何か知らないうちに変わった気がする私にモーニングページに取り組む上で期待されるとされる穏やかだが強力な変化というものが訪れた。

朝が弱く時間がそこまで取れないので現在ノートはA5サイズに3ページを毎日書くようにしている。その筆記スピードがかなり上がっている。これまでは休みの日なら9時から12時過ぎまでかけないといけないほど、脳内をノートに全て書くということが困難に感じられたのに。どんどん筆が進んで30分ほどで終わることが増えた。また、日によって5ページかけるほどに止まらない時もある。そこには今とはどうやってもつながらないが、未来の自分の生活や友人関係、出で立ちなどが迷うことなく綴られていく。

書ける、書けるぞぉ、とムスカばりに興奮していた。
「これはモニペをしていればやってくる創造性による自動筆記システムなのでは?」と思ったのだ。頭に恐らく浮かんだ瞬間に手が動いているので、そこに思考を挟む時間がなくなっていて、そんなこと実現不可能だろう!と思うこともどんどん書き出されていく。いつの間にか「でも、そんなことしたらこう思われるよ」「みっともない」などといった、絶対的な力を持つ検閲官の力が弱まっている。そうか、こうなっていくのか、と。

そこで思考が言う。これ恐らく検閲官ね。
「もともと手書きにするのはPCで打ち込むのは頭より早すぎるから、浮かんで手書きをする、という速度は考える速度と同じだからいい。だとしたら、この考えを挟む間もなく書くのは早すぎるのではないか?」と。
ああ言えばこう言う(笑)本当に私の頭は考えるのが好きだ。

そうやって、このひらめきや走り出すことを止めよう止めようとあの手この手でやってくる。だから手書きで、その思考を超えていく必要があった。創造性を一番邪魔しているのは私自身の怖れだ。こんなことを思ってしまう自分、こんなことをしたいと思っている自分、自分の創造性を信じて表現することが怖かったのだ。


自動筆記のように頭の中の汚水や、アイディアが溢れてくるようになったのには別の要因もあると思っている。それは、私がこれまで秘密にしていた「自分の心情以外のアウトプット」を始めたこと。私が日々こんなことを感じているというアウトプットをSNS上でしていたとしても、それは「本当はこれを出したいのに出せないことが苦しい、本当はそうしていきたいし、そうする」という上澄みの部分だけだった。そこに共感してくれる人がいて喜んでいたけど、本当に出したいのはそのもう一歩奥。私自身のことではないけど、私の中に生まれてくる創造性の産物。
それを未熟なままで出すことを怖れていて、やっているようなやっていないようなそんな日々を過ごしていたことに気がついていなかった。

一番詰まっていたそこを出すことによって、創造の神が喜んでいるのをある日眠る前の暗闇の中で感じた。思ってしまったことがどんなに今の時代に許されないことでも、それが出せないなら、どうして生まれてくるのだろう?

私はまた夢を見るようになった。「神様は世の中に出してくれる人に授ける」というようなことをどなたかのnoteで拝見したけど、私はそれを感じている。そのために、それをするためのアイディアや洞察や気づきをモーニングページはくれる。やっとその大いなる流れを感じている。


ただ書いているだけで、読み返さないモーニングページ。
(読み返しをする週はあるんだけどね)
そこになんの意味があるのかと思っていたけど、ただひたすらに打ち込むことで、思考を超えて神の領域に入るような、意識を超えた無意識に入るようなそんな気がしたのでした。この創造性が私をどこへ連れて行ってくれるのか、今は楽しみで仕方がない。

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