縦糸横糸のものづくり
https://tateyokoito.base.shop縦糸横糸 / tateitoyokoitoの取組みの中で出会った、土地に根差し伝承されてきた地域文化を学び編集し、新たな視点で表現した商品を編み出す場です。”縦糸横糸ノものづくり”を通して、地域文化の新発見・再発見が促進され、その土地でのくらしや関わり方のきっかけになれることを願っています。
災害やコロナ禍の自粛制限による各地の祭りや催事の延期・中止、郷土芸能活動の披露の機会・コミュニケーションの場の減少、収入減によって活動の維持が困難になるなど、現状が長期化すれば、活動休止や中断の判断に至る郷土芸能団体が増える可能性があります。 そこで、活動を応援する仕組みとして、郷土芸能に関連する商品購入を通じて興味関心を向上すること、売上金を活動資金に充ててもらうこと、イベント等を企画し出演機会を創出することを目的に、商品を企画開発し、販売します。
「ステッカー 」-東京鹿踊ノ印- 3枚セット
ステッカー 3枚セット
① 丸型 ロゴタイプ 白 直径5cm
② 丸型 TOKYOSHISHIODORIタイプ 青 直径5cm
③ 長方形 東京鹿踊タイプ 白 縦12.5cm×横5.5cm
「東京鹿踊」では、このたび、“ステッカー”を制作しました。
それぞれのルーツを持ちながら“東京”で“東北”うまれの「鹿踊」のもとに出会いつながった者たちで活動しています。踊り、作り、学び、語り、交流しながら、郷土を超えた様々なつながり方・関わり方の可能性を、「鹿踊」を通して実践しています。
ステッカーも、デザインはじめ全てトーシカメンバーお手製。
どんな人でも、どんな形でも、郷土芸能とつながれる、関われる、支えられることを、具現化したものです。
○芸能再開のために
コロナ禍で、国内のほぼ全ての芸能や祭りが中止・休止状態となりました。戦争や震災でも多くの中断や廃絶が生まれましたが、ここまで広範囲で、長期にわたる自粛は、初めてのことだったと思います。“東京”は、感染率は高いまま。トーシカがこれまで行ってきた“ルーツ(岩手)”との交流や訪問も妨げられていました。
時間が経つにつれ、芸能はますます動き出しの糸口を見出せなくなっていきました。確かに“東京”はコロナの巣窟かもしれない。しかし、コロナに対する豊富な情報や対策法を知りながら、手をこまねいてはいられない。
郷土芸能が動き出すためのきっかけや励みになれないか。
トーシカは、5月21日(土)、恒例の西向天神社(東京東新宿)の自主奉納から、活動再開をさせていただきました。
“東京”から、芸能の元気な姿や魅力、そして大切さを改めて知らしめることで、再び芸能が輝いてほしいと願ってのことでした。
今、トーシカステッカーを作ったのにも理由があります。
・活動継続のため:芸能団体は、芸能(演舞など)しなければ活動費が生まれません。どの芸能もコロナでどん底です。
・稽古場確保のため:トーシカは“ルーツ(岩手)”との交流を途切れさせないため、道具も稽古場も持っていません。都内で稽古場確保は難しいのです。
・芸能を支えるため:芸能への応援や関わる方法はいろいろあります。ステッカー1枚、身近なところに貼っていただくことで、芸能への“気付き”になると思います。
トーシカステッカーを見かけた人たちが、集ったり、話題に華が咲いたり、芸能の応援のひとつの形になることを願っています。
東京鹿踊 代表 小岩秀太郎
販売は本サイトほか、直接販売も可能です。
「手拭」 -TENUGUI-
広大な岩手県域には、多種多様な「鹿踊-ししおどり-」が伝承されています。
地域ごとにオリジナルの踊りや歌があり、見た目もそれぞれ異なります。
そこに込められた意味や色・形・文様に注目し、衣装の一部をリ・デザインしたのが本商品。新たな視点を通して、郷土芸能「鹿踊」の新発見と興味関心につながることを願っています。
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“縫い目”に込められた意味とは?
神仏の力で 地の悪魔・疫病を祓い、清浄にし、生きる糧の豊穣を祈り願う「鹿踊」。
その独特な衣装のうち、上半身を覆う「前幕」は、上下二枚を縫い目(ステッチ)で結び合わせて一枚の幕に仕 立て、文様を染め抜いています。
縫い合わせた上が陽、下が陰を表すというそのかたちは、天と地、シシと人、人と人など、縫い目が結びつけて、生み出すものの姿を表しているかのようです。
本商品は、その鹿踊の伝承が込められる縫い目 (ステッチ)と、幕の柄であり不浄を吹き清める意味の扇を繋いだデザインとしました。
日本の伝統柄で、同じかたちを繋ぐ柄は、永続的な幸福への願いが込められます。
売り上げの一部は、地域課題や災害によって活動が衰退している地域文化団体へ奉納させていただくほか、披露の機会を創出する企画に使わせていただきます.
2021年10月下旬(予定)に「鹿踊応援イベント(仮称)」の開催を予定しています。
本商品(手拭-tenugui-)が入場券となります。
詳しくはこちら
https://note.com/notes/n9d1abc570c3c/edit
日本製、綿100%
サイズ : 約1000mm×350mm
※染色の都合上、仕上がりサイズは若干の変動がございます。
「包想紙」-HOSOSHI- 3舞セット
【包想紙 -HOSOSHI-】は、郷土芸能の意味の再発見や新たな興味につながることを願い、「人々の願いや想い」を知り、また、「私たちの願いや想い」を伝えるための封筒としてリ・デザインしたものです。
3枚(荒・女・動物)セットとなります。
カラー:アソート ※箔と色の組み合わせはお任せとさせてください。
サイズ : B6変形 182×128mm
岩手県と宮城県が接する地域には、“南部神楽(なんぶかぐら)”という郷土芸能が
各地で多数伝わっています。
南部神楽には、さまざまな神や人物、物の怪や動物が登場します。
演目や役柄によって特徴ある面を着け、”かっこいい””強そう””変化(へんげ)しそう”とか、その性格や展開を想像するのも楽しみのひとつ。
この面ももちろんのことながら手彫りで仕上げられます。舞手自らが彫り、色付けし、着けて舞うことも。
今回、多彩な登場キャラクターの中でも南部神楽に特徴的な、3つの面をモチーフにしました。
1.「荒 」 強い神や武士を表す大きく荒々しい面。阿吽の口に注目。
2.「女」 姫や女神の他、悪鬼や大蛇に変化する女性の心情を表した面。
3.「動物」 狐や蛇など、舞手が人ではないものに変身するための面。
東北の神楽舞台の美しく荘厳な装飾や、御幣(ごへい)などによく見られる、“切り紙”のような技法で表現しました。
地域文化が、郷土芸能が、神楽が、続いていくために。
その意味や意義を理解することはもちろんのこと、
何より”想い”を伝えることで、伝承者の気持ちは大きく変わります。
郷土芸能を観るのってタダ?気持ちや心付けを、
いつ?どうやって?誰に伝えるのがよいのかわからない。知りたい。
そんな声を、ここ数年よく耳にしてきました。
それならば、”渡したくなるきっかけ”があればよいのでは?
そんな発想から、さまざまなモノを包む紙袋【包想紙 -HOSOSHI-】が生まれました。