ついでに話しておいたこと
こんにちは。TATEITO広報の石川です。
先日、インタビュー記事をつくりました。社内のCSチームの人と、エンジニアチームの人に話を聞いて、それぞれがどんな仕事/働き方をしているのかを記事にまとめました。
今回はそのときの余談というか、後日談のような話をします。ついでに話しておいたことが、その後に影響することもあるよね、という話。
インタビューして記事を書きました
インタビューで仕事の様子を聞いていたとき、CSチームのメンバーから「月曜日がしんどい」という話が出ました。
月曜は休み明けでもともと作業が詰まっている。さらに、定例ミーティングも何件か設定されている。だからいつも週初めは忙しい。
ただ、月曜はしんどいんだけど、その分、気づきも多くて、充実しているという話でした。インタビューに答えてくれたCS担当者はその状況を「ヘビーだけど、おもしろい」と表現していました。
この「ヘビーだけど、おもしろい」というのは、僕が会社に感じている印象と近くて、「あ、それはいい表現」と思いました。
ということで、仕事の厳しさと楽しさを記事としてまとめたわけですが、この話には続きがあります。
ついでにちょっと雑談をして
ひと通り話をしたあと、雑談のなかで、僕からCS担当者に「充実しているのはいいけど、忙しすぎるときもあるなら、予定を見直したほうがいいのかもしれないですね」と言いました。
ひょっとすると月曜の定例ミーティングのなかには、別の曜日に移動してもいいものがあるかもしれない。それを移動できれば、月曜はたまっている作業に集中できるようになるのかも。
インタビューのついでに、そんな話をしてみたんです。
その後の仕事に変化が起こりました
それからしばらくたって、全社共有のGoogleカレンダーを見てみると、月曜日の定例ミーティングが1件、別の曜日に変更されていました!
今後は毎週木曜日に実施することになった様子。これならCSチームの月曜のしんどさは、いくらか緩和されそうです。
「よかったよかった」と思ってCS担当者に「これってあの日の話がきっかけですか?」と聞いてみたら、そうでもなかったようです。
CSチームも変更を提案しようとしたそうですが、それよりも先にエンジニアチームから、曜日を変えたいという話があったらしい。
変更の理由は、「月曜は忙しいから」じゃなくて「木曜のほうがエンジニアが集まりやすいから」だったそうです。
まあ、何はともあれ、特定の曜日に業務が集中しがちな状態は解消されました。よかった。
今回は雑談から花開いたわけではないけど
インタビューのときの雑談が、ミーティング日時変更のきっかけになったわけではありません。でも「ついでに話しておくこと」って、けっこう重要なんだなと思いました。
もしも他チームから特に申し出がなければ、CSチームが曜日の変更を提案していたと思うんですよね。あの日の雑談が、提案の「種」にはなっていたと思う。今回は、芽吹く前に結果が出たけど。
ふと気づいたことを口に出してみると、そこから話が広がって、仕事のやり方を見直すきっかけになることがあります。
ひょっとするとエンジニアチームでも、何かのついでに「このミーティング、木曜のほうがよくない?」という話になったのかもしれない。
種をまくことには、意味がありますよね
勤務中は、基本的に仕事の話をします。あの業務はいまどういう状況か。間に合うのか。でもそういう話って、どうしても「目的」的になります。
それはそれで必要な連絡なんだけど、でも、余計なこともついでにちょっと話しておくと、そこから何かが広がったりするものです。
これからも、そんな広がりを意識しながら働いていこうと思いました。
そもそもこの記事も、インタビュー記事のついでに書いたもの。インタビューを終えたら、そこに種が1つ転がっていた。それを拾って植えてみたら、記事が1本生まれました、という話でした。