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AI駆動な九十九神?(アマガサ半刻小説)

 この作品は、2019/11/24に開催された文学フリマにて頒布したコピ本『碧空戦士アマガサ短編集 雨宿りvol.1』に掲載されたオリジナル短編です。
 期間限定で返金可設定にしておりますので、お気軽にお読みくださいませ!

『暇だー』

 <時雨>本部。カラカサがあげた声に反応して、俺は読んでいた報告書から目を離した……いや、読んでいたというより眺めていた、に近いか。なんせ3周目だ。

「暇だねぇ」

 答えながら、俺は机上の消しゴムを手に取る。それをひょいと投げると、カラカサはそれを傘面でキャッチ。そしてその場でくるくると回転し、正月の傘回しよろしく消しゴムを転がしはじめた。

『いつもより多く回しておりまーす!』

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