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ていたらく出版

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桃之字の書いた小説やそれにまつわるコンテンツのまとめ▼ 各作品の目次は【総合目次】を参照してください▼
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#連載小説

ていたらく出版 総合目次

 初めての方は初めまして、いつもの方はご機嫌麗しゅう。桃之字です。  本記事は、桃之字が…

刀を亡くした侍に、鉛弾の祝福を。#4 (トレモズAct.2)

前回のあらすじ  謎の女・ツインによる襲撃! 応戦するシトリであったが、その腹に熱線を撃…

刀を亡くした侍に、鉛弾の祝福を。#3 (トレモズAct.2)

前回のあらすじ  シトリを襲撃した謎の女が手からビームを放つ。酒場の壁に、大きな穴が開い…

有限会社うまのほね 第1話「学校の七不思議」 Part17

[前] [目次] [次] 前回までのあらすじ  失踪したカンタは夜の学校にいて、何故かその横には…

有限会社うまのほね 第1話「学校の七不思議」 Part16

[前] [目次] [次] 前回までのあらすじ  ハルキは、本来の目的であるタロウの奪還を果たす。…

有限会社うまのほね 第1話「学校の七不思議」 Part15

[前] [目次] [次] 前回までのあらすじ  "ドローンのお化け"に二度の敗北を喫したハルキたち…

有限会社うまのほね 第1話「学校の七不思議」 Part13

[前] [目次] [次] 前回のあらすじ 「ドローンのお化けにさらわれた」小学生を救出にきたハルキ。件のドローンとの2度に渡る対峙を経て、なんとか取り押さえたと安心したのも束の間──今度はハルキが、その"ドローンのお化け"にさらわれてしまった。  ヴヴヴヴッ……ヴヴヴヴヴヴヴヴッ……ヴヴヴヴ!  夜の学校に、断続的に響くプロペラ音。俺が引っ張り返すのに合わせて、それはまるでチェーンソーのように唸りを上げる。俺は手に絡まった網を何度も引っ張りながら、悲鳴を上げた。 「待

有限会社うまのほね 第1話「学校の七不思議」 Part12

[前] [目次] [次] 前回までのあらすじ  警備ロボ<キ33>を使って赤いドローンをおびき寄せる…

有限会社うまのほね 第1話「学校の七不思議」 Part11

[前] [目次] [次] 前回のあらすじ  警備ロボットの操作権限を獲得したハルキは、カンタ、タ…

有限会社うまのほね 第1話「学校の七不思議」 Part6

[前] [目次] [次] 前回までのあらすじ  馴染みの小学生・カンタの友達が"ドローンのお化けに…

有限会社うまのほね 第1話「学校の七不思議」 Part5

[前] [目次] [次] 前回までのあらすじ  機械修理工・飯島ハルキは、"ドローンのお化け"に…

有限会社うまのほね 目次

あらすじ 警備ロボやドローンが街に溢れ、スマートグラスが一般化し、自動運転車の普及率が99…

有限会社うまのほね 第1話『学校の七不思議』 Part2

[前] [目次] [次] 前回のあらすじ  飯島ハルキは、玩具から人工知能までなんでも修理する…

有限会社うまのほね 第1話『学校の七不思議』 Part1

 俺はタバコをくゆらせながら、仕事道具の詰まった工具箱の蓋を閉める。  そしてクローゼットに下がっているツナギたちを眺めてしばし迷ったあと、一番端にあった真新しいツナギを着込んだ。  特注品のそれは身体にしっかりとフィットしている。すぐ取り出す必要のあるもの達をポケットに詰め込んで、俺は煙を吐いた。 「よし」  タバコを灰皿に押し付けて、ドアノブに掛けてあったジャンパーを手に、俺は外に出る。  昼下がりの陽の光に照らされて、ジャンパーの背に踊る明朝体が白く輝いている