赤身を好む我々は人類の進化系であると軽く主張したい

壮大な話をしてみたい。
人類はその黎明期、狩猟・採集をして暮らしてきた。

人類 love 脂質

ところで、1gあたりのエネルギー産生量は、
・炭水化物  4kcal
・タンパク質 4kcal
・脂質    9kcal 

それでもって、人は脂質を美味しく感じるようにできているとか。

ヒトは食べ物に対する好き嫌いがありますが、糖質や脂質を「不味い」と感じる個体は旧石器時代では生き残れません。糖質や脂質を「美味しい」と感じ、たくさん食べる個体が脂肪を蓄えて生き残り、子孫が繁栄することができました。その末裔が、私たち現代人なのです。

ダ・ヴィンチWeb.「現代人の心は旧石器時代のまま!? 太りやすさのメカニズムを知る/科学的に正しいダイエット 最高の教科書」.https://ddnavi.com/serial/878885/a/ , (参照 2022‐2‐11)

故にA5ランク霜降りバンザイな訳である。
霜降りはお高い、高級。今日はすき焼きだ!やったね!

しかし、人類を取り巻く環境は一変している。
脂質は旧石器時代のように希少なものではなくなった。
霜降りでなくても揚げ物もある。
外食に行けば脂質たっぷりメニューの目白押しだ。

これでは太るのも無理はない。
身体が美味しいと感じるものを食べていると、エネルギーを取りすぎる。
かくして人類はダイエットの罠に捕らわれた。


我々 love 赤身

しかしここで我々だ。我々は赤身を好んで食べる。
脂質あふれる現代日本の環境で、脂質をあえてそこまで望まない。

自然と、エネルギー取りすぎ問題を避けられるのだ。
これはつまり、環境に適応していると言えまいか。

つまり我々は、現代の環境に合わせて進化したといっても過言ではない。
そんな気がする。そうかもしれない。多分きっと。

ここまで、我々は密かに仲間を増やしてきた。
老舗の霜降りすき焼き店が閉店し、赤身肉専門店がオープンするのはそれを端的に象徴しているだろう。

そしてこれからも我々は増え続けるだろう。
サラダチキン専門店が現れる日を願いつつ筆をおきたい。

・・と思ったらもう現れていた。なんてこった要チェックや!


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