黒色文具に拘る系男子、シャーペンは武骨さが命と語る
久しぶりの更新となります。1週間ほどダラダラと風邪を引いてしまい、なんか書く気力が湧きませんでした。すみません。ただそういうときもある。
今回はこれまで何度かやってきた「黒色文具で統一する系男子」の更新です。
黒色文具蒐集日誌、意外と人気という事実。今回はシャーペン特集です!!
シャーペン拘る系男子、参る
シャープペンシル、、、文房具の中でも、とりわけ拘りの出やすいものではないかと思います。ボールペンに拘る系男子は少なくても、シャーペンに拘る系男子は星の数ほどいるはず。たぶん。男の子はみんなシャーペンが大好き!!(女の子も大好き)
僕がシャーペンに求める拘りは、一言で言えば武骨さです。変にテクニカルな機能を備えずに、ただひたすら、①まっすぐに、②芯を出し、③書く、これを貫くシャーペンが大好きです。そして僕は「文房具を黒で統一する」癖があるために、見た目が黒いことは大前提となります。
そうするとまあ、大体は製図系のシャーペンになります。振ると芯が出る「ドクターグリップ」とか、芯が尖り続ける「クルトガ」とか、芯が折れない「オレンズ」とか、そういうちゃらちゃらした今時の便利グッズには興味なし。ただ、ひたすら、スリムなボディで鋭く書けるシャーペンが好きです。
愛用しているシャーペンを紹介するよ!!
僕が普段使っているシャーペンは全3本(実質2本)です。今日はその3本プラス、最近おすすめされた1本について紹介シャムス。あとシャー芯と消しゴムについても若干語るよ!!
① ぺんてる SMASH
一本目は、今となってはお馴染みのぺんてる「SMASH」。個人的には、シャーペン界の王様です。高校生の時、地元の事務用品店(事務キチ)でこいつに出会ったときは、かなりの衝撃でした。あのときはまだ、黒の一色しかなかったのよ(今は赤色とかも出てるけど)。ちなみに1本1000円ぐらいします。
このシャーペン、何がよいかと言えば、武骨にガリガリと書けることです。余分な機能は一切なし。ちょっと重めのアルミのボディで、ひたすら書くことに集中できます。これがね、いいのよ。ちょうどいい重さに、ちょうどいい細さで、見た目もスタイリッシュです。
あと個人的に、シャーペンは先端(ガイドパイプ)が細長いタイプが好みです。そしてノック時に、カチカチと心地よいものが好きですね。ドクターグリップのシャーペンとかは、ガイドパイプが細長くないし、ノック時も「ふにふに」って感じだし、あとグリップがゲルでぶにぶになのもよくないですね。あくまでこの、SMASHみたいな「武骨さ」が好みなんです。どうでもいいけど、僕は「武骨な男子がタイプなの」とか言ってくる女子に対して強固な偏見を抱いている。
正直、僕にとってシャーペン界のキングは、やっぱりこのSMASHな気がしています。黒色文具マンにとってもかなり魅力的なボディだし。ただ、それに負けず劣らずの性能を持っているシャーペンもあるので、次はその紹介です。
↑ちなみに、僕のSMASHは使い込みでメッキが剥がれてるけど、新品はもっとかっこいいです。
② ぺんてる GRAPH 1000
③ ぺんてる GRAPH 1000 CS
2つ目(と3つ目)は、同じくぺんてるから出ている「GRAPH 1000」シリーズ。SMASHが一般向けに売られているのに対し、こちらはザ・製図シャーペンという感じ。建築学科の学生が愛用していそうな、シンプルな書き心地に拘ったシャーペンです。これも1本1000円ぐらい。
正直なところ、SMASHとそんなに性能差は無いと思っています。書きやすさに拘るなら、この際どっちを買ってもよい。ただ、SMASHは、ちょっとメジャーで愛用しているとミーハー感が出なくもないと思っているので、より「他人との差別化」を図るならこっちですかね。
例えば、中学校の昼休み、ちょっといきり散らかした男子が「俺のシャーペン、スマッシュだぜ、すげえだろ!!」と吠えていたら、それに対して、
といきり返すことができます。僕は文房具を買うとき、こういうことしか考えてない。でも実際、機能面では横並びだと思うので、まあちょっとレアかどうかという違いですかね。
GRAPH 1000もスマッシュ同様、ボディは真っ黒く、先端が細長くなっていて、ノック時のカチカチ音も気持ちいいです。GRAPH 1000と1000 CSは、何が違うのかよくわかんないので、どっちでもいいと思います(若干重さが違う?)。より他人に自慢できると思う方を選びましょう。
正直なところ、シャーペン界はこの2種が双璧だと思っています。他のシャーペンがちょっと、これに並ぶだけの「武骨さ」を備えていない。ので、僕も高校のときから約6年以上、シャーペンはこの2種だけを使い続けてきました。
ただ、最近もう一種おすすめされたので、それについても紹介します。
④ ステッドラー 925 15
最後はステッドラーの「925 15」。もうちょっと名前無かったのかと思わなくもないけれど、こちらも上2種と同様、製図系のシャーペンです。ステッドラーも製図系のシャーペン、たくさん出しとるね。
これはフォロワーの方にTwitterでおすすめいただいて、この機に買ってみました。お値段なんと、550円。安い!!!!
そして何より、軽い!! SMASHとかが、ボディがアルミでできているのに対し、こちらはおそらくプラスチックです。よって軽い。そして、製図シャーペンならではのすんなりとした書き心地を持っているので、無駄な力なく、すらすらと文字を書けるような気がします。
ただ、僕がSMASHとかに慣れすぎているせいか、ちょっと重心が軽すぎるような気もします。少し筆が浮つく感じがある。あと、ノック時のコリコリ感が、個人的にはちょっと足りないかも。まあこれも、僕がSMASHをシャーペンの一つの「基準」として捉えているからこそかもしれません。
お値段がそんなに高くないので、買い求めやすい一品だと思います。中学1年生の息子の誕生日、何を買おうかと迷っているお父さん方、ぜひこのSTEADTLERのシャーペンはいかがでしょうか。僕が息子なら、「お父さん、ただの資本主義の奴隷サラリーマンじゃないんだね!! 見直したよ!!」となるはずです。
おまけ:消しゴムとシャー芯
おまけで、普段使っている消しゴムとシャー芯についても。
冒頭で述べたとおり、僕は文房具に対して「黒色で統一する」という拘りを持っています。この縛りプレイで難しくなるのが、消しゴムのチョイス。普通に買うと白しかないので、黒でしっくり来るのを見つけるのは大変でした。
結局一番よかったのは、サクラクレパスの「アーチ」でした(写真左側)。これ、MONOのエアータッチと同じで、軽く消せるけど消しかすがたくさん出るタイプの消しゴムです。僕はこのタイプの消しゴムが好きなので、これも好き。
そしてこのタイプの消しゴム、消耗が激しいです。サクラクレパスの「アーチ」は、それを見越したのか、カバーが切り取りやすいようにミシン目が入っています。小さくなった消しゴムって、徐々にカバーをむしり取らないと使いづらくなっていくんですが、このアーチはそれがやりやすくなっている。色んな配慮がなされている一品です。
もうひとつ、シャー芯について。僕は筆圧強い系男子なので、シャー芯には特に強い拘りを持っております。色んなシャー芯を試したけれど、正直なところ、シャー芯はこのHi-uni以外使えません。これ、マジで最高です。
Hi-uni(ハイユニ)という名の通り、とにかくクオリティが高いです。普通のシャー芯よりちょっと値段もするけれど、その分、圧倒的な耐久性と書きやすさを誇ります。まず、折れない。本当に折れない。ONE PIECEでドラム王国の王ワポロが折ろうとしたドクロの旗と同じぐらい折れない。そして、本当にしなやかに書ける。感動ものです。シャー芯、マジでこれ以外使えない体になってしまいました、、、(Amazonレビューを読むと、30年以上これを使っているという猛者もいます)
今日も色々書いたけど、このHi-uniというシャー芯が、一番のおすすめ商品です。オレンズとかね、「芯が折れないシャーペン」とか謳ってるけど、そんなものを使っている場合ではないのよ。真の”強”芯は、なんの小細工も入れていないのに全く折れないのだ。そしてそれが、武骨シャーペン派にとっては、この上ない魅力なのです!!!!
!!!以上!!!
今回はシャーペン愛でお送りしました。繰り返しになるけど、キーワードは「武骨さ」です。尖ってこそ、そして力で押してこそのシャープペンシルだと思っております。
ちなみに、高校時代はめちゃくちゃシャーペン使ってたけど、最近はボールペンしか使ってないです。そのきっかけは学部時代にやって塾講師のバイトで、同僚から「ボールペンの方が良くない?」と言われたことにありました(それで心変わりした)。
そういう想い出も語りたいので、次回は「文房具と塾講師の思い出」という感じでやりたいと思っています。僕にとって、塾講師をやる中で育まれた文具との想い出は、本当に星の数ほどあります。次回あたりそれについても語るので、乞うご期待!!!