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古い家(先を往く夢)

拭けば拭くほど美しい木目の柱と木目の床と
朝の水溜りの薄氷に似ているガラス窓
嵐の夜には雨戸を閉めて
ろうそくの灯りでお話をする。
本を読むにはさすがに明るい電気が必要だよ。

夏は打ち水、鉢の中には涼し気に泳ぐめだかたち
冬はかいまき、火鉢の炭を箸でつついてお餅を食べた。
庭の鉄棒で逆上がり

草むしりして気が弱って、まだだわ、まだだわ
でも昔よりずっといい
こんなところに旅に出たいと君の集めた写真たち
きっと全部行けるのだ
夢はいつも今より先を往くけれど



2月12日
今日になって気付いたことがありました。
昨年思いついて誕生日の歌を作り始めたのですが、歌詞の中では主人公が、ひとりぼっちの部屋の中で、綺麗な服を着て、大きなケーキを切り分けて、ろうそくの火を吹き消して願い事をするのを誰かに見守ってもらって、その人たちにおめでとうと言うことを願っているという内容でした。
気付けば今年の誕生日、それはわたしに叶っていました。
わたしは小綺麗な服を着て、集まってくれた人たちにケーキをもらって、切り分けてもらって、ろうそくの火を願いを込めて吹き消して、みんなにおめでとうと言いました。
すごい!ありがとう!神様ありがとう!
と思った。というお話です。
今日書いた文章とは関係ないけれど、そんなお話をしたくなりました。
だから心のどこかではこれを見た人にも、全て諦めないでどこか夢見がちでいて欲しいのです。

難しいです……。