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胸中の手記 4月30日 一瞬前の過去とさよなら
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夜風が吹いている。夜風の中を走ると空気が止まっていても風になるようです。
汗と水蒸気が混じって、体の面だけが冷たくなっているけれど、暑さがある。
橋の下を走ってすれ違ってゆく二本の電車の中が皎々と、中にいる人々を照らし出して、たくさんの生活の一瞬だけど、わたしははっきり見た。
遠くから見るとあんなに小さい。遠くから見るとあんなに明るい。あんなにたくさん一気に見える。楽しいけれど、橋を通り過ぎた。
電車も、電車の中の人たちも、わたしも。
わたしは、一瞬前の過去とすぐに別れて、今胸に抱いている気持ちはなんだろうかと思いながら進んだ。
難しいです……。