かつてtwitterと呼ばれたSNSの利用規約変更(2023年9月29日)について
本日、かつてtwitterと呼ばれたSNSを開いたところ、いきなり「利用規約が変わるよ」、というポップアップが出されて困惑したので、利用規約について、既存のもの(2023年5月18日)からの変更点をまとめました。
いや、まとめてないですね。機械的に全て列挙しました。
diffを取って差分がある部分を抜き出しているだけなので、正直まだ私は内容についてちゃんと読み込めていませんが、
皆様にとっても何かの手助けになればと思い公開しておきます。
なお、件の利用規約はこちら(https://twitter.com/ja/tos)にあります。
1.本サービスを利用できる人
(Periscopeの場合には16歳)の文言が削除された
2.プライバシー
プライバシーポリシーのURLが変更された(https://www.twitter.com/privacy → https://x.com/privacy)
"Twitterサービス"の文言が"本サービス"に変更された
3.本サービス上のコンテンツ
"投稿"の文言が"ポスト"に変更された
ヘルプセンターのURLが変更された(https://help.twitter.com/~ → https://help.x.com/~)
著作権侵害報告時におけるのフォームのURLとメールアドレスが変更された
報告:(https://help.twitter.com/forms/dmca → https://help.x.com/forms/dmca)
メール:(copyright@twitter.com → copyright@x.com)
ユーザーの権利およびコンテンツに対する権利の許諾
"投稿"の文言が"ポスト"に変更された
"リツイート"の文言が"リポスト"に変更された
「ユーザーは、当社ならびに当社のパートナーがユーザーのコンテンツを配信、配給、公表、または放送する際にコンテンツが修正または変更される可能性があること、および/またはコンテンツを異なるメディアに適合させるためにコンテンツ に変更を加える 可能性があることを理解しているものとします」の文言が
「ユーザーは、当社ならびに当社のパートナーがユーザーのコンテンツを配信、配給、公表、または放送する際にコンテンツが修正または変更される可能性があること、および/またはコンテンツを異なるメディアに適合させるためにコンテンツ を改変する 可能性があることを理解しているものとします。」に変更された
4.本サービスの利用
"投稿"の文言が"ポスト"に変更された
"Twitter"の文言が"X"に変更された
ユーザーによる禁止行為についての記述がまるっと削除され、新規に立項された「本サービスの悪用」へ移動した。内容にも一部変更あり。後述する。
有料サービス規約のURLが変更された(https://legal.twitter.com/purchaser-terms.html → https://legal.x.com/purchaser-terms.html)
「本サービスの開発者用機能」に関して、「、当社が提供するインターフェースおよび手順を使用しなければなりません。」の後に「それ以外の方法により、こうした行為を行うことは固く禁じられています。」の文言が追加
ユーザーアカウント
「ユーザーは、当社サービス の一部 を利用するには、アカウントを作成する必要があります。」の文言が「ユーザーは、本サービスを利用するには、アカウントを作成する必要があります。」に変更された
本サービスを利用するためのユーザーライセンス
"Twitter"の文言が"X"に変更された
「ユーザーがTwitterまたは本サービスについて提供するフィードバック、意見または提案は、すべて完全に自発的なものであり、当社はこのようなフィードバック、意見または提案を、ユーザーに対して何ら義務を負うことなく、当社が適切であると判断する方法で、自由に利用できるものとします。」の文言が
「Xまたは本サービスについてユーザーが提供するフィードバック、意見または提案はすべて完全に任意であり、当社はこのようなフィードバック、意見または提案を、ユーザーに対して何ら義務を負うことなく、当社が適切であると判断する方法で自由に使用できるものとします。」に変更された
本サービスの悪用
「4.本サービスの利用」配下にあったユーザーによる禁止行為についての記述がこちらに移動され、新規に立項された。
以下、元の記述との差分
クローニングについて、「robots.txtファイルの定めによる場合は認められていますが」の文言が削除
クローリングまたはスクレイピングについて、「当社による事前の書面での同意がないまま行うことは明示的に禁止」("書面での"の文言が追加)
禁止事項として「当社のプラットフォームの操作とスパムに関するポリシーもしくはその他のルールとポリシーに違反する行為を行うこと」の文言が追加
「本規約の違反を可能にしたり、奨励したりするプロダクトもしくはサービスを配布するなど、他者による本規約の違反を助長または支援することも本規約の違反となります。」の文言が追加
本規約の終了
アカウントの削除方法についてのURLが変更(https://help.twitter.com/~ → https://help.x.com/~)
Periscopeについての文言が削除
「ユーザー情報の取り扱いについての詳細」という文言を「アカウントを無効にする方法」に変更
5.免責事項および責任の制限
"Twitter"の文言が"X"に変更された
「責任の制限」についての文言が変更された
「保証責任、契約責任、法定責任、不法行為責任(過失責任を含みます)その他のいかなる責任法理に基づくものかにかかわらず、Twitterエンティティが当該損害の可能性について通知を受けていたか否かにかかわらず、また、本規約に定める救済措置がその本質的目的を達成できない場合であっても、適用されるものとします。」の文言が
「責任の原因が保証に起因するか、契約によるか、法定であるか、不法行為(過失を含む)によるか、その他の原因によるかを問わず、またXエンティティが損害発生の可能性について知らされていたか否かを問わず、本規約に定める救済手段がその本来の目的を果たせないことが判明した場合にも適用されるものとします。」に変更
6.全般
規約の最新版のURLが変更(twitter.com/tos → x.com/tos)
「また、法律で許容される範囲において、ユーザーは集団訴訟、集団行動、または代表訴訟に原告またはクラスメンバーとして参加する権利を放棄するものとします。」の文言が追加
「X利用者契約は英語で起草されていますが、複数の言語の翻訳版が提供されています。Xは、元の英語版に可能な限り忠実な翻訳を行うよう努めていますが、X利用者契約の英語版と翻訳版の間で相違や矛盾がある場合、英語版が優先されるものとします。ユーザーは、X利用者契約の解釈および構成において、英語を基準言語とすることに同意するものとします。」の文言が追加
変更点ではないが、既訳についての連絡先が https://help.twitter.com/ja/forms のままなのはミスな気がする。
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