僕は専門家では無いのです

仕事でアニメーション関係に携わることが多いのですが、みんなすごい知識や歴史や文脈に詳しくて、ただただすごいと感じることがよくあります。

映像やアニメの何かについて詳しいのかと言われれば、正直なんも知らんまま今に至り。
今更、知ろうと学ぼうとしたところ、素人レベルで何のあれになるのかなんとかかんとか。。
エフェクトにおいてもあれがこれであーだこーだと論ずる語彙力も無し。

じゃあ、自分は何を専門としているのか。

知識や見聞が到底ないものの、「こうなればもっと綺麗」や、「ここにこれがあればより良い」を感じることは常にありまして。
「何かにちょっと彩りを加えること」はとても好きなんだろうなあと。エフェクトアニメーションと言ってるけど要は映像のスパイス屋。パセリやミントのようなハーブ屋なんでしょうね。

火や水、雷のようなエレメンタルもひいてはスパイス。より抽象のようなテクスチャを描くこともしばしば。
それらひっくるめて「エフェクト」と自称しているのかもしれない。

専門的な文脈や歴史とか誰がどうとかなんとかと、細かいことに関心のない人間の「ちょっとだけちょっかいをかける」作業が僕の専門なのかもしれない。

そんなことばっかしていると、我が家にはいろんな自家製特製スパイスと天然ハーブを沢山持ち合わせており、その都度調合するのも面白い。

近い将来、それらをまとめてお届けできるようになればみんなの映像にちょっと彩りを提供しやすくなるのかなあと思ってます。

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