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書き物の相棒ポメラについて

 こちらのポストで、書き物向けの小型ワープロ的製品であるポメラが記者発表から15年であることを知りました。思えば初代モデルからの付き合いであります。ただ、新モデルが出る度に買い替えていたのに、自分が文章を書けるようになったのは、DM200が登場してから何年も後だったので、ずっと無駄といえば無駄な(ガジェット集めという域を出ない)買い物でした。いつか書けるようになる……と思っていたのです。そこの壁を破れるかどうかは「不完全でも、間違っていても、発表する!」ことができるかという思い切りの問題で、使う道具の問題ではなかったりしたのですが。

 ポメラ、現時点でもヘビーユーザーというべき使用頻度で……DM200を使って20万字以上書いているし、いつも携帯しているから、おそらくヘビーユーザーであろう……使っております。出かけた先でちょっと座った時に開くことができるのが、圧倒的な強みです。
 思い返すとここ数年ばかり、ポメラ以外で書いた文章が存在しません。これも起動の速さと、機能面で完璧なキーボードのお陰といえます。

【ポメラ(DM200)の強み】
1.起動が速い(待ち時間3秒程度)
2.キーボード配置が完璧(個人的に完璧)
3.漢字変換が強い
4.Bluetoothで通信、iPhone等に転送可

 もちろん、DM200には不満点もあります。上にちょっと物を乗せたら液晶が不調になってきた耐久性の弱さ、振ったらなんかカラカラ音がする点、などです。DM250になったら改善されているのでしょうか?

 と、挙げてみたら本来の機能そのものには関わりの無い、外見の話にしかならないので、DM200には満足しております。DM250に移行するとしたら、いよいよ液晶が弱ってきた時ぐらいではないかと思います。
 ここで、いま欲しいポメラの話をしたいと思います。新しいコンセプトのポメラが出るなら、自分は(余裕があれば)買いたいと思っています。そこで、脳内で妄想している欲しいモデルはどんなものか、書いてみます……。

 それはズバリ、過去のDM5をブラッシュアップしたモデルです。

DM5 | デジタルメモ「ポメラ」 | KING JIM

 DM5は廉価なモデルですが、歴代のポメラには無い特徴があるのです。
 思いついた点を挙げます。

1.単純な構造の折り畳みキーボード
 現在のポメラは折り畳みキーボードではありませんが、初代モデルからずっと折りたたみ可能でした。長年持っていた初代モデルのキーボードの留め具が経年劣化で壊れてしまったので、DM5の圧力がかからないシンプルなキーボード折り畳み機構(ボタンを押し込んで弾けるように開くのでなく、単に開くだけというシンプルさなので傷みにくい)が優れていると感じます。

2.割り切った配置の液晶
 DM5の液晶は、歴代のモデルで唯一、左側に寄っています。中央にないため、使い始めは違和感がありますが、このお陰でよりコンパクトに畳むことができます。全体の小型化に一役買っている点です。

3.ゴムでコーティングされていない
 初代モデルから幾つかは、高級感を出すためにゴムでコーティングされており、これが経年劣化でベタベタになります。DM5はもともとそうしたコーティングがされていないので、経年劣化に強い(はず……割と)です。

 以上、三点をまとめると、コストダウンで為されたことが、小型化と耐久性の向上という、良い方向の結果を生んでいるということが分かります。改善すべき点もあります。下記二点です。

1.液晶の質が悪い
 正直、液晶だけは初代モデルより劣るものになっています。ちょっと見づらいです。バックライトも無いですし、なかなか厳しい。ただし、DM30の電子ペーパーは個人的に厳しかったので、普通の液晶が良いです。

2.漢字変換が弱い
 これは廉価モデルなので仕方ないと思います。変換が弱いのは、自分はそんなに気にならないのですが、もうちょっと良ければ……とは感じます。

逆に、この二点を改善した現代版のモデルがあれば!! とずっと思っているわけです。画面が左右に寄っていても、液晶が少し小さくてもおそらく気にしない。DM5Ⅱがいつか出てくれるといいですね。

さらに言うなら電車内や屋外で立ちっぱなしの時に両指でポチポチ押せる超小型の入力端末、言うなればポメラDM3が欲しい! でなかったらDM5Ⅱの液晶側のフタに搭載してくれ! とか、タイピング感に特化した高級モデルも出たらいいなとか、他所でも受け入れられるか分からないようなことを考えていたりするのですが、直近で欲しいのはやはり、DM5のブラッシュアップモデルです。いつかお願いします……というわけで何卒よろしく。


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