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【DSAL振り返り】Div1 Season9 Split1 HOR環境(アディショナル後~)

たたみです。HOR環境後半、お疲れさまでした。
今期はRound7を振り返ります。ということで先にネタバレですがFEPのプレーオフ進出はなりませんでした。諸事情で非常にやりにくい回になってしまいましたが、アディショナルリリース後1日半でデッキ提出だった最終節、今回は持ち込み選定の経緯重視でやっていきます。

【記事の概要】
これまで自分用の備忘として作っていたDSALの参加記録をnoteでまとめることにしました。
ただし、チーム戦である都合上むやみに思考開示をすることにも抵抗があるので、環境単位(新弾、アディショナル、ナーフ・アッパー)で区切って振り返りという形を取ることにします。
あまり時間もかけたくないので、本文は常体かつ略称やスラングもそのまま、最低限伝わる程度の表現で書かせていただきます。悪しからず。

※たたみの所属チームはFEPです。



Round7

持ち込み一覧

対戦相手はCord。アディ前までのTier1格であったゴーストNcを外し、進化Eや財宝Rが台頭する中でそのメタデッキとして持ち込んだと思われる連携R(オーレリアヴァイスR)の選択と、持ち込み勝ち狙いの意図が見える。
FEPは結晶B、進化Nmの2デッキは固定で考え、またアディ後にE,Rが台頭してきていたことからゴーストNcも確定枠として、BO9の世論をERNcBNmと予想。E,R両方に相性が良くなさそうなマナリアWを候補から外し、紆余曲折の末、バハDと財宝Rを選択した。
直前まで決まっていなかったことから分かる通り、デッキ登録時点では財宝Rの評価をあまり高く置いておらず、当初案ではマガチヨEを有力候補としていた。壁打ちの結果が振るわなかった(構築も定まってなかった上にマガチヨ担当のたたみって奴が下手クソだった)ため、Cordが持ち込んできたような連携Rを直前までこねていたが、イマイチしっくりこなかったため世間で評価の高い財宝Rを信用して持ち込むことにした、という経緯である。

え、連携R……? それに騎士見習いとタケツミ、彼らローテ落ちしていた記憶があるのですが気のせいでしょうか。。。
というわけでデッキ登録ミスを起こしてしまい、ローテーションで使用できないカードが含まれているため、1試合の不戦敗が確定した。DSALの試合形式は負け残り5試合先取、そのため最大でも4-5の勝ち点1しか取れなくなり、試合前時点で4位のFEPは自力プレーオフが消滅。FEPとしても痛手だが、1デッキ欠けが発生したことで真っ当な勝負にならなくなってしまい、対戦相手のCordには非常に申し訳なかった。

持ち込み的には、ゴーストNcを外されたことでバハDの仮想敵が消えたものの、代わりに連携Rが必勝対面であるため立ち位置的にはそこまで悪くなっておらず、また相手にマナリアWがいることでゴーストNc(と財宝R)が投げやすくなっており、総じて顕著な差はないがやや持ち込み有利と認識した。

担当デッキと戦績

うーん、他のメンバーが強い!笑
アナカリシアさんのゴーストNcがお見事で、手札のマスカレード3枚を上手いこと捌いて消滅カウントを稼ぎ、受け切られそうな展開から細い勝利を手繰り寄せた。さすが今期のプレーオフ進出者。最後の最後でバニッシュのカウントを1勘違いしてて今一つ締まらないフィニッシュになってたことは黙っておきます。

自分の試合もテキストで振り返り。
1戦目、比較的やりやすい進化Nm対面。初動事故、ランダム3点が全て最悪の出目、おまけにドラズエル欠損で序盤の面がそのまま処理できず負け。外したランダムは1/3と1/4と1/5、合わせて1/60の下振れでシンプルに運が無さすぎるし、100点目指したいデッキなのに全体的にプレイも良くなかった。受け札が欲しい状況なのにバハ→キリエの順にプレイしてバハ返ってくるクソミスをやるし、最終ターンもキリエ進化からドラズエル引きに行った方が勝ち筋あったと聞いて確かにと反省。運悪い時にプレイも悪いんじゃ勝ちようがない、Round4の機械Nmからまるで成長していない……
2戦目、序盤さえ凌げばどうにか、という進化E対面。先攻を取るも託宣無し八獄無しバハムート3枚素引きの手札事故で序盤にぶっ壊されて負け。いくらなんでも事故りすぎだけど、初手を見た時点で内容が悪かった1試合目の怒られを消化する回だと悟ったので問題なし。
3戦目、基本的に必勝の連携R対面。今度はしっかりブン回って後6バハ着地で勝ち。退屈すぎて観戦組は寝てたらしい。やってる方は万に一つも負けないように必死だからプレイ遅かったのは許してクレメンス。

デッキ登録ミス:原因

それにしても、思ってたのと違うリストを登録してしまった!というレベルならともかく、アディ後というタイミングにローテで使えすらしないリストが登録されることは尋常ではない。発覚時、私は本気でシステム側の不具合を疑ったくらいである。
なぜ登録ミスが起きたのか。シャドウバースにはほとんど関係ないが、これを振り返ることは試合内容より余程有益で、また他のチームから見ても少しは参考になると思うので、少し細かく書いてみることにする。

直接的な原因は、締切直前にデッキ登録担当が登録サイトに入力したデッキコードを誤って削除してしまい、慌てて再登録した際、フォームの履歴からサジェストされた過去の登録コードを誤って登録してしまったため、と考えられている。確かにどこかで見たことあるような気がするリストだと思ったら、Round2で持ち込んだめっちゃ弱かった連携Rと40枚同じリストだった。もちろんシステム的には問題なくヒューマンエラーなので、DSAL運営側に一切の非はない。

根本的な原因は、疑いの余地なく、締切直前までデッキ登録が完了していなかったためである。今節はアディショナルカードのリリースから登録締切までの時間が非常に短く(43時間)、また環境がそこそこ動いたことで検討に時間を要した。特に、当時はゴーストNc・進化Nmいずれにも分が悪いという相性認識だった財宝Rの取捨に悩まされ、最終的に5リーダーをRDNcBNmに確定したのが締切30分前。そこから財宝Rのリスト精査に入り、構築が固まったのは締切5分前だった。急いでデッキ登録サイトに入力を終えた段階で時間的猶予はほとんどなかった。

普段はこのようなことが起きないよう、締切2時間前を目途にデッキ登録とリストの最終確認を完了させ、直前の変更は原則しないことにしていた。デッキ登録担当が寝落ち等で音信不通になる可能性も考慮して、サブの登録担当も置いている。試合当日も、プレイヤーネーム変更忘れやデッキ選択ミスがないか都度呼びかけを行う等、ゲーム外要素でのロスは極力発生しないようチームとしては注意を払っている。
今回に限りデッキ登録をギリギリまで引っ張ってしまった要因としては、アディショナルで当初想定より環境に変化があったこと、最終節にプレーオフがかかっておりデッキ選択を妥協したくない意識が強かったこと、の2点が大きく、これらも根本原因の一つと言える。

また、登録ミスにすぐ気付けていれば、デッキ公開前に運営に掛け合ってリストを差し替えてもらうことができたかもしれない。運営裁定次第ではあるが、ローテーションで使えすらしないリストが登録されていることは明らかに異常なので、間に合えばおそらく通ったのではないかと思う。だが今回は時間に追われていた上に誤操作のアクシデントが重なったことで、登録リストの最終確認が手順から飛んでしまったと思われ、デッキ公開まで登録ミスに気付くことができなかった。

デッキ登録ミス:再発防止

さて、重要なのは、次回以降どうすればこのようなミスを防ぐことができるか、いわゆる再発防止策である。
社会人であれば叩き込まれている方も多かろうと思うが、ミスがあった時の原因究明や再発防止にあたり大切なのは、安易に人のせいにしないことである。今回で言えば、極端な話、原因を「デッキ登録した人がうっかり屋さんだったから」と考えてしまうと、再発防止策は「別の人をデッキ登録担当にする」となるだろう。もちろんそれでは根本的な解決策になっていない。個人を責めるだけになってしまうばかりか、変更後の担当が登録ミスをした際にも理屈上同じことが起きてしまう。ヒューマンエラーを無くすことはできないので、仕組みでカバーすることが必要である。

今回の再発防止策としては、「(全員)原則として登録締切2時間前からリスト変更禁止、変更の可能性がある場合は事前に要相談」「(登録担当)サイトに登録されたデッキリストの確認」のルールを明文化&メンバ間で再確認する、致命的な登録ミス等のアクシデント時はDSAL運営宛に即時報告・相談することを定める、が適当かなと思う。
特に後者、今回のようなアクシデントが起きた際にどうすれば良いかはあまり意識してこなかったので、そこは明確な改善点だと捉えている。

本来の登録予定リスト

ちなみに本来予定していたデッキはこちら。ペンギン0、アスカシオリ0、フレイア3、と初期の香りプンプンのリストとなっている。大参謀削りリララ3積みはYGのぱらちゃん選手を参考にしたが、そのまま現在の主流となったあたり流石はプロである。

環境通しての感想

まずDiv1全体として、Season9 Split1はBaPの優勝で幕を閉じた。おめでとうございます。
最終的なメタゲームは、八獄E・財宝R・ゴーストNc・結晶B・進化Nmの5リーダーが主流になったようだった。個人的には、この環境であればBは回復Bの方が良いと思う(E,R,Ncに有利、結晶Bに五分~微不利、Nmに不利)し、回復Bが主流になった時にゴーストNcは別の5thに入れ替えた方が良く(マナリアWくらいしか候補を挙げられないが)、まだ流動する余地を残したやりごたえのある環境だったと思う。この環境で1試合しかできなかったのは少し残念。。。

FEPとしては、シーズン7戦通して明確なデッキ選択ミスはRound2の連携RとRound5の武装Dくらい、今まで頻発していたTier1握れる人がいない問題にもあまり悩まされなかった印象で(結晶Bは怪しかったけど)、競技観点から見るとチームとしての成長があったように感じる。正直なところ、最初は降格回避できれば御の字だと思ってたけど、来期もプレーオフを目指せるチームだと自信を持って言えるようになった。
ただ、チームメンバそれぞれの、個人としての楽しみ方と、リーグでの勝利に向けた取り組み、両方がリンクするかどうかは運要素も高い。リアル多忙でゲームやってる場合じゃないですって人や、この環境モチベ上がらないんでちょっと離れますって人も当然出てくるし、それを止めることはできない。長い目で見てシャドウバースを楽しむこと(ゲーム自体も、ゲームを通して得た繋がりも)が一番なので、無理をしすぎない程度に、調子が良ければあわよくばくらいの心持ちで、皆様来シーズンもよろしくお願いいたします。

次回: Season9  Split2


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