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【DSAL振り返り】Div1 Season9 Split1 AOA環境(アディショナル後~)

たたみです。AOA環境後半、お疲れさまでした。
今期はRound2~3を振り返ります。ラウンド間で御宿の幽霊犬がナーフされたため厳密には別環境になりますが、結果的に環境へ与える影響は大きくなかったので一つにまとめます。

【記事の概要】
これまで自分用の備忘として作っていたDSALの参加記録をnoteでまとめることにしました。
ただし、チーム戦である都合上むやみに思考開示をすることにも抵抗があるので、環境単位(新弾、アディショナル、ナーフ・アッパー)で区切って振り返りという形を取ることにします。
あまり時間もかけたくないので、本文は常体かつ略称やスラングもそのまま、最低限伝わる程度の表現で書かせていただきます。悪しからず。

※たたみの所属チームはFEPです。


Round2

持ち込み一覧

対戦相手はTartaros。上位3つの葬送Nc、ディスカD、マナリアWは確定枠と言っていい選択。Vは復讐V、5thに全チーム唯一の機械Nmを選出。
FEPは、確定枠の上位3つ、Vは狂乱V、5thに連携Rを選出した。

まず機械Nmに関して、破壊数トリガーのミッション系デッキでありながらグライアスの存在により面ロックに耐性があるという強みを持っているものの、10体破壊がトイズレポーター進化にかなり依存していること(欠損時は下手すると8tくらいまで達成しない)、2コスト使い切りの軽量カードが多くリソース面に不安があることから、総合的なデッキパワーは低く、引きが噛み合った時の出力で勝負するデッキという認識だった。位置付けとしてはフェアリーEや結晶Bに近く、使う側として積極的に持ち込みたくはないが、相性関係を掴みにくく使われる側としては少々気持ちが悪い。

Vのアーキタイプは、他との相性やデッキの安定感から狂乱V一択。Div1全体でほぼ1:1の割合だったことには驚いた。復讐Vの評価は低すぎたかもしれないが、次節ではほぼ狂乱になっていたことから大きく間違っていなかったであろう。 また、狂乱Vを選択するにあたり、マリシャス型にしてヴァンピィ重ね引きの再現性を高めることでマナリアW(とディスカD)に対しての相性改善が図れるため、世のテンプレではなく狂乱のスペシャリストへたさん特製のデッキを採用した。いつの時代も6tOTKは強いっす。

5th壁打ちでやたらスカルフェインが引けたので結晶Bで行こうと考えていたが、直前で誰も引けなくなってしまい脆さが露呈して再考することに。アミュBは存在自体は認知していたものの、誰も触っておらずリストすら知らなかったので選外。エンジョイチームの弊害である。
マーズRは有利対面に勝ち切れないパターンが多い割には不利対面への負け方の再現性が高く信用不可。消去法で選択したのが連携R、主にヴァイスや大見得で相手のケアミスを誘発しやすいというメリット(?)はあるものの、とにかく動きが硬くできることが限られているので、不利対面は捲れないし他対面も相手がミスしてくれないと順当に負けがち。「これ普通にマーズRで良かったな」は今だからこそ言える感想かもしれない。

担当デッキと戦績

ナーフ前葬送Ncを3タテして開幕2連勝。
一発目で派手に当て負けし、その後も全体的に不利寄りのマッチが続いたが、結果としては勝ち点3を獲得することができた。執筆時点で1か月近く経ってしまっているので、最後の連携RがディスカDにどうやって勝ったのか正直覚えてません。

自分の試合もスクショ無いので細部は違っていそうだが、一応振り返り。
後攻4t自傷4からヴァイト進化で4/2、2/2、2/2、2/2の4面形成。5tは処理漏れしたバットとヴァンピィ進化眷属で顔を詰め、先6ミロエルの返しに副総長進化+贈り物+ガロダートで12点出して勝ち。この展開は勝ちパターンの1つとして認識しており、ヴァイト3枚構築の強みが出た形となった。
葬送Ncはミロエル前の横展開を処理しきることが難しいため、狂乱V側は先後問わず4tヴァイト自傷7を目指したい。先攻は少ない手札から3tまでに5自傷を稼ぐ必要があり、個人的には後手の方がやりやすい。5tに残ったバット顔進化+ハウリングデーモン、もしくはヴァンピィ進化でライフを詰めてから、6t贈り物ガロダート12点が主要な勝ち筋になる。今回は後者のパターンで、事前に何点か削れていたのと相手が連携10未達成でミカエルが出なかったため拾うことができた。
ミカエルの追加以降、リーサルラインをずらされるので一般的には不利と言われているマッチだが、パターンが分かりやすいため勝ち択を逃すことがあまり発生せず、そういった点では捲りやすいマッチでもあると思う。

Round3

持ち込み一覧

対戦相手はNsF。葬送Nc、ディスカD、マナリアWの上位3つは引き続き確定枠、Vも多数派の狂乱V、5thはマーズRの選出。
FEPは、確定枠の上位3つに加え、下位2リーダーからアミュBの評価を上げて採用、残りはマリシャス型狂乱Vを引き続き選出する形となった。

今節の葬送Ncは、FEPの総大将スコットさんが気の迷いかMPランキング12位(2023/6/26現在)までネクロ一本でやり込んだため乗り手を変更。ちょっと構築に個性を出したくなりがちな葬送Ncにおいて、デッキリストは世論40枚での提出。やっぱり個性派をまとめるリーダーは常識人じゃないとな!
デッキ選出に関してはRound2と思考ほぼ変わらず、相手の持ち込みもリストも普通、しかもこの期間はずっとマイローテやってたので特に語ることがない。アミュBのリスト、アズヴォルト0看守2ウヌエル3の方を推したくらい。少数派だったけど。

担当デッキと戦績

連敗スタートだったがミラー3戦全勝で流れを掴み、最後はスカルフェインの暴力で不利対面貫通して勝利。スコットさんが2戦連続で山下半分にミロエルを全部埋められるという不運に見舞われるも、他のメンバーは総じて運が良く、勝てる流れの日にしっかり勝てたという印象。

問題のシーン。ハウリングで3/1の進化後ビーター殴ったら2点しか回復せず、思わずエモート打ちながら笛吹き進化でリカバリ。笛吹きでビーター殴り、ハウリングでガロダート殴りのパターンと比べると回復値は同じであり、結果的に大勢には影響がなかった。というか無駄にEP1つ飛んでったと思ったけど、手札はEPいらなそうな見た目してるし、5/2ドレインが場に残ってる実践択が実は最善だった説すらある。シャドウバースわからん。
最終的には相手のリソース切れ&ヴァンピィ欠損で後8が回ってきて、ガロガロディーヴァの25点OTKで勝利。デモニアはずっと留守番だったしマリシャスは引けなかったけど、3~5tを副総長ループでリソース繋いだ結果拾えたゲームであり、防衛隊長削りの構築が生きた展開だったと一応は言えると思う。

ちなみに今節、Div1・Div2通算でマリシャス型はFEPだけだった。
クレイグの回復力によって分割を許さないマナリアWが未だ健在であることに加え、アミュBの台頭によって6tリーサルを要求される場面も増えており、今期の狂乱VはOTKコンボデッキ寄りに見ていた方が立ち位置的に良かった。意図的に世論・テンプレから外した持ち込みをした時は、それが良い外し方だったかどうかを後から答え合わせするのが大事で、前節の連携Rは失敗、前節及び今節のマリシャス狂乱Vは正解、だったと思っている。

環境通しての感想

マイローテ楽しかったです!
1st環境は、PPブーストの恩恵を最大限受けられるプルソンVを中心に・・・いや、ボケるのはこの辺にしときましょう。

アディショナル直後は下馬評通り葬送NcがTier1となった。前回の記事で葬送Ncを弱いと言い切り評価を低く置いていた私でも、ミカエルと霊床震脚の情報を見てTier1の一角に上がってくることは容易に想像できた。蓋を開けてみれば一強環境に近く、かなり早いタイミングでナーフが入ることに。ネクロだけ強化幅が突き抜けていたため、BO9のメタゲームはあまり動きがなかった感を受けたが、ガルラの追加でアミュBの開発が進められており、BANクラスだったビショップが息を吹き返していたことは追えていたかった。

犬ナーフ後、葬送札の枚数が元に戻った(かつスペルに置き換わった)ことでアディ前より弱体化すると思われたが、結局葬送NcがTier1であり、環境は大きくは変動せず。アミュBが認知されてきたことで5th安定択だったマーズRが下火になり、ドラズエルが有効に働くディスカDがBO9でも復権(という言葉を使うほど凋落はしていなかったが)。レート杯優勝で注目された八獄Eについては、おそらく持ち込み検討したチームは少なくなかっただろうが、どこも持ち込んでいないということはそういうことである。調整時間を食われた被害者より。
ことあるごとに立ち位置が悪いと言われ続けたマナリアWだが、レート杯(予選使用者6/32、そのうち3人決勝T)、RAGE GF(使用者2/8、そのうち1人優勝)と減らした母数の割に好成績を残し続けており、メタりきれないパワーデッキの強さを見せていた。相性表を書くと確かに微妙な顔をしたくなるものの、BO9で外すのは無しと判断。結論として、多くのチームがWDNc(確定)+RVB(選択)で考えたのではないだろうか。

次回: Season9  Split1 


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