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暗峠 行ってきた

2023年12月2日
出張で大阪に来てた。
せっかくなので、気になってた暗峠くらがりとうげに行くことにした。

暗峠は国道308号にある峠で、大阪の中心部から電車で気軽に行ける距離にある。
国道と呼ばれるわりには道幅が狭く、とんでもなく恐ろしい激坂であるとのこと。マニアの間ではこく道とも呼ばれている。
調べてブログや動画(Youtube等)で何度か見たが、いまいちその傾斜感が伝わってこないので、実際に行ってみたいと思ってた。

早朝、ホテルを出て桜ノ宮駅から出発。
30分ほどで枚岡ひらおか駅に到着(全て電子マネーでいける)。
ここから峠走開始。

枚岡駅から暗峠の頂上までは3kmほどしかないので、
「走破してやろう」と意気込んでた。無理だった。
道路は丸い凹凸おうとつが標準仕様で、噂通り最初から激坂が続く。
道幅も対面通行が難しいくらい狭い。絶対車で通りたくない。

1kmくらいまでは頑張って走ったけど、ダメだった。
心臓が破裂するかと思った。久々に、口から血の匂いがした。
気温は電光掲示で3℃を示してたが、寒さは気にならなかった。

よくブログや動画で見た場所

なんだかんだ、21分くらいで登頂(山ではないが……)。すごい満足。
その後は、桜ノ宮のホテルまで走って帰った。

暗峠。標高は455m

やってしまえばあっという間だが、ここまでに至る精神的な道のりが厳しかった。
実は、直前まで行こうかどうかすごく悩んでた。

・寒い:天気予報で朝の気温は5℃
・暗い:暗い場所は走りたくない
・制限時間がある:ホテルのチェックアウトまでに戻らないといけない
・未知の場所:行ったことない場所は、何が起こるか分からない
・装備不足:ザックを持ってきてなかった。最初からランニングウェアで、スマホ片手に走らないといけない状況
・移動が面倒:電車で気楽に行けると書きつつ、電車に乗るのも面倒に感じてた(基本、すぐ走りたい)
・まだチャンスがある:また大阪に来る予定がある。その時やればいいと思った

いろんな考えが巡りに巡り、大阪城とか、ホテル周辺のランニングでええじゃんと考えてた。

そんな状態から、コーヒーのカフェインのおかげか、朝日で空が青く染まったおかげか、急にやる気がみなぎってきた。
結果として、ランニングウェアでスマホ片手にホテルを出て、電車に乗り、暗峠に行き、走ってホテルに帰ってこれた。全て計画通り。

最初の考えを引きずっていたら、この日はホテル周辺を走ってたか、最悪走らない選択をしていただろう。

何らかのトリガーで、急に選択肢が変わり、決まる。
嫌いだったものが、急に好きなる感覚。
こういう現象、なんていうんだろう? 魔が差す?

紅葉が美しい季節になってきたなー

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