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tatacuuc
2016年8月20日 06:09
財布に金があると思い、確かめた時無いと思い、十円玉四十六枚で買った煙草と浮浪。自分だけを離さなかった為かかった呪い。身を呈して現代社会への敗北を。自分を離さない者が現実に飲み込まれ死の泥を被る。現実に手足は満足に動きその筋力で死を掴んでしまう。混じり合った後、1ミリ毎微かに吸い取られる自己。抗い諦めるのだ。身を崖から落としてもほんの突起を捕まえ仮のお前だと託される。崖の上で狼狽する自分の背
2016年8月13日 03:56
今日はオーバーサンシャインのカプセルに1時間半浸かっていた。太陽は見えなく雨を知れない。バイオリンのかすれた音が、それも一つの長い音が、カセットデッキから流れて、それだけの空間で涙を流した。手のひらサイズの涙だ。私はゆったりとしたソファや、ふかふかのベッド、冷たい木の傍、紙に描いた地獄、落ちる夢、あらゆる諦観を心の柱に、食用の鶏の背中に刃物を突き立てた。鶏から汗が流れた。そして無数の