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2022年 YCSJ 横浜レポート

こんにちは!

遊戯王が大好きで最近は@イグニスターを使用中の"たすく”と申します。

早速、本題へと入りますが今回は約2年ぶりともいえる遊戯王OCGのビッグイベント

YCSJ 横浜

へ参加してきました。

※今回は個人の対戦レポートとなりますため、カード効果の補足等はしないので気軽に見てね

ここでYCSJとは何か簡単に説明します。

・シングル戦1本勝負

・ダブルイリミネーション(2敗したら強制終了)

・6勝以上1敗で決勝トーナメントへ上がれる可能性あり

上記のような最高にスリルを味わえる楽しいイベントとなっています。

・デッキ選択について

私は過去にYCSJへ3度参加していますがシングル戦となると強いデッキにも変化があり後攻でも戦えるようなデッキが台頭してきます。

今回使うデッキの候補は私の趣味を含めて3つに白羽の矢が立ちました。

・@イグニスター

・トリックスター

・ガスタ

選ばれたデッキは・・・



@イグニスター
でした

デッキ構築は後攻でも戦えるよう”禁じられた一滴”や”ライトニングストーム””レッドリブート”といったある程度の展開系や罠デッキに対して強く出れるカードを採用しました。

デッキが完成したのはYCSJ当日の深夜2時 まるで幼い子供のように時間を忘れて遊戯王に没頭してしまいました。

さてキ-Ai-は十分 あとは朝起きるだけ


…目覚ましアラート12連貫通して起きれず寝坊しましたが何とか開始時間ギリギリに間に合い1回戦目の席へと座る

体面に座っている対戦相手と思われる方と少し雑談を交わし開会式が始まります。

数分の説明の後、3・2・1…コールの後にデュエル!とYCSJが開幕した


先ほどまで少し笑顔を見せていた相手も真剣な目つきになり拳を構える

遊戯王は先行が圧倒的に有利と言われています

つまりじゃんけんに負ければ敗北する確率は6割以上

大事な初戦…ここを落とすわけにはいかない 
絶対に勝つんだ 

自分の過去のじゃんけんデータではチョキを出した場合に勝てる確率が高かった。
チョキを出すことにはもう一つの意味があった。
それは日曜18時30分から放送しているサザエさんのじゃんけんに関するデータだ。
サザエさんは2022年3月までのデータでは、チョキを出してくる確率が34.8%パーを出してくる確率が32.8%そしてグーを出してくる確率が32.2%

つまりチョキを出しておけば引き分けもしくは勝ちにつながる可能性が非常に高く安定性が高い。じゃんけん界の勇者デスピアである

勝利条件は整った
俺は余裕の表情でチョキを繰り出す

しかし無情にもそれは拳に打ち砕かれた


1回戦目 VSトライブリゲード 後攻

じゃんけんにも負けサザエさんデータにも裏切られ少々気は重いが問題ない

後攻でも勝てるようにデッキを構築したんだ デッキが応えてくれる。

俺はそう思い手札5枚を確認する。

誘発は2枚あるが相手の展開を止めても次のターン何もできない可能性が高い
そう日頃から善行を積んでいる俺でも事故るときは事故るのだ
俺のYCSJは終わったと考えていた

相手は炎舞-天キからフラクトールをサーチ

そのまま手札のフラクトール効果を使用し俺はそこへハルウララを放つ

その後、手札からケラスの効果を使われ特殊召喚された場のケラス効果にヴェーラーを打ち込む

さすがに2誘発は厳しかったのか展開は止まり自分のターンが回ってくる。

手札には初動がない…ここで何かひかないと…頼む…と神にもすがる思いでカードをドローした

トップ

ワンキルした



そう神は居たのだ
1回戦 トライブリゲード 勝ち〇

対戦が終わり結果を報告
のどが渇いたので飲み物を買いに向かう中、一緒にイベントに来た友人達と合流し互いのデュエル結果を軽く話す。
王様に処〇されたやプロートスに凌〇されたなど面白い話を聞いているうちに2回戦の組み合わせが発表された。

1回戦の相手と互いの今後を健闘しあい別れを告げる。

2回戦の卓に着き対戦相手と出身県などについて軽く話を交わす
なんと愛知から来たらしい。
遠くから来たことを聞くと少し情が移るがここは戦いの場
対戦相手への敬意を込めて俺は対戦ゲームにおいて人生で手加減をしたことはなかった。

対戦開始の合図が始まりサザエさんデータの通り俺はチョキを出す
相手が出してきた手はパー
なんだサザエさんデータはやっぱり勇者デスピアじゃないか。

俺はサザエさんに感謝しながら既に勝利を確信したように「先行で!」と高らかに宣言し手札を確認する。

神はいなかったのだ
20秒間ほど手札をみて沈黙する俺

それを相手に悟られてしまったのか「きつそうですね…」とコメントされる
本当にその通りで俺は小声で「はい…」と答えてしまった。

さらに10秒ほど考え俺は何もしない事を選択した
そうカードを伏せることもせずにノーガードエンドである。
理由としては以下となる

禁じられた一滴を伏せないのはコストにして強いカードがないため
抹殺の指名者は返しの初動を通すため 仮に伏せてしまいハーピィの羽箒などを受けてしまうと初動を引き妨害を受けた際に動けなくなってしまう
無限抱擁はカードを伏せないため伏せる必要がない

劣勢な時ほどそこからどう勝つかを考える。
このプレイが勝率を一番高く出せるプレイだと考えた。

相手も事故っていることをお祈りしターンを渡す
そこでデスピアの道化アルベルがプレイされる…

2回戦 勇者デスピア 先行

俺はじゃんけん界の勇者デスピアを握っていたが、
相手は本物の勇者デスピアだったのだ

とりあえずアルベルに誘発を打ったがアナコンダまでつなげられる
アナコンダ効果チェーンで無効系の誘発を打つと「赫の烙印」をチェーンされアナコンダの効果が通りミラジェイドが降臨してしまう。
墓地にはデスピアンがいることもあり融合自体を落としてほしくない事もありアナコンダ召喚時に無効の誘発を打ち込む

それが功を成したのかアナコンダ+セットカードでターンが返ってくる。

トップはサイバネット・マイニング

ここで俺の残り手札は
・はるうらら
・禁じられた一滴
・抹殺の指名者

コストに少し悩みはるうららを捨てる

ハルウララを捨てた理由はマイニングにはるうららを打たれた際に抹殺の指名者ではじくことになるためこのターンハルウララが使えなくなる。
また先ほどのアナコンダへの誘発の当て方から伏せが赫の烙印と仮定してプレイを進めているため禁じられた一滴ガーディアンキマイラをプレイされた際に無効化する必要があるためである。

マイニングの効果は通りアチチ@イグニスターを手札に加える。

アチチを召喚し伏せの無限抱擁が開かれる
予想とは違ったが抹殺で抱擁を無効化しアチチからピカリをサーチする。
処理後に増殖するGが打たれる。

相手の手札は残り2枚 烙印融合が手札にないことは確定している。
俺は初動がないことを知っているためアチチでアナコンダを倒し
一滴を伏せターンエンド 返しのターンにピカリからキルできるため
無理にこのターンに突っ張る必要がないからである。

俺は相手のトップが弱いことに祈りを捧げる

相手のメインフェイズ
「このカードを発動します」

そうトップで烙印融合を引かれてしまったのである。
きっと相手も毎日善行を積んできたのであろう
しかし特殊召喚されたルべリオンにアチチをコストに一滴を放ち無効化する。

ターンが回ってきてアチチからサーチしていたピカリの効果が通り、
メガガルーラをリンク召喚

そのまま相手のライフを削り切り何とか勝利をモノにしたのである

2回戦 勇者デスピア 勝ち〇

ここまで2戦とも初動がなく苦しい戦いであったが何とか勝つことができたのは大きい。
逆に事故った事で次は事故らないだろうと気持ち的にも安心できる。

そうプラス思考に考え3回戦目と駒を進める

3回戦の卓に着き対戦相手と少し会話をする。
話を聞くと対戦相手は遊戯王初めて半年しか経ってないらしい。
俺はこの話を聞き即座に展開系等のデッキだなと確信した。

遊戯王はミッドレンジ系のデッキは相手のデッキについても理解度が必要となり妨害の当てどころをマストに当てないと勝つことが難しい。
その反面、展開系などのデッキは展開事体を通してしまえば相手は何も出来ずにそのまま勝利することができる。
そのため遊戯王を初めて半年のプレイヤーが勝てるデッキは予想がつきやすい

対戦が始まりチョキを出す
相手はグー
サザエさん結構裏切ってくるな

後攻になってしまったが手札を確認すると

増殖するGがあった。
俺は先ほどの話から相手のデッキを展開系だと予想していたのでこいつがいるのは心強い
正直にやけがとまらずこの時デスノートの八神 月の気持ちを理解した。

対戦相手「メインフェイズ」
さあどんな展開系だ…どこからでもかかってこい
俺は勝利を確信してた。

「モンスターを召喚します」


・・・・・・・・・・・・・

3回戦目VS ふわんだりぃず 後攻

ふわんだりぃずとは特殊召喚を殆どしないテーマである
そうこの時、増殖するGは家庭に沸くただのゴキブリと化したのだ

ロビーナ召喚に持っていたヴェーラーを打ち込む
頼む展開止まってくれ…と祈った。

祈りが初めて届いたのか相手の展開は止まりターンが回ってくる。

トップははるうらら

俺はサイバネットマイニングで家庭に沸くゴキブリをコストにアチチをサーチする。そのままアチチを召喚しピカリをサーチ処理後に相手の増殖するGが発動される。
先ほどトップで引いたはるうららを発動し増殖するGを無効化する。

その後、いつもの展開でワンキルした。

3回戦目 ふわんだりぃず 勝ち〇


4回戦目の席へ着くと前の座っていた方のデッキらしきモノが置いてあった
デュエリストの魂であるデッキを忘れて持ち主はさぞかし困っているだろう
俺は近くのジャッジへ報告しジャッジステーションへデッキを回収してもらった。
よし善行を積んだな

対戦相手と雑談を交わし対戦が始まった。
俺はいつも通りチョキを出す。
対戦相手はパー
先ほどの善行のおかげかじゃんけんに勝つことが出来たのだ。
やはり良いことをすると必ず報われると思い満面の笑みで先行を宣言する。

手札を確認すると 無限抱擁×2 増殖するG アチチ ドシン
なかなか悪くない

俺はアチチ召喚から入りはるうららを受けた
インファイトに変換後にそこにヴェーラーを受けてしまう。
これ以上の展開は見込めないためドシンを特殊召喚しスプラッシュメイジにそこからヒートソウルまで繋ぎ次のターンに展開出来るカードを引き込みに行く。

相手へターンを回しメインフェイズへと移行する。

ダイナレスラーパンクラトプスが飛んでくる。

これだけでも既に辛いがこの時嫌な予感がした。


次の瞬間、俺のモンスターはモスラに変わっていた


4回戦目 VS怪獣カグヤ 先行

この時、初めてじゃんけんに勝ったことを後悔した。
モスラ特殊召喚後に急いで増殖するGを発動する。
その後、カグヤが召喚され獣王アルファまで出てきてしまう。

怪獣カグヤは素のスペックが高いパワーカードが多く
そのままライフを削り切られてしまうことが多い
俺はターンが回ってくることをとにかく願った・・・


・・・
・・・
・・・
対戦相手からエンドフェイズの宣言が入る

ライフは風前の灯だが何とか生き残ることが出来た

返しのターンに無限抱擁を相手のモンスターへ打ち込み
アイドリングボーンで1ターン目にプレイしたアチチを蘇生して展開

死神を召喚してそのまま相手のライフを削り切った。

4回戦目 怪獣カグヤ 勝ち〇

4回戦を終え少し休憩しているとフォロワーさんから自分の好きなブルーエンジェルのトークン(ウルトラ)を頂いた



俺はトリックスターが大好きでそれをアニメで使用しているブルーエンジェルもかなり好みだ 何もお返しをしないのもまずいと思い前日のカードショップで1回3000円オリパから出てきた捕食活動を2枚あげた。

貰ったものに反してやけにぐろいモノをお返ししてしまったが、
最近高騰中みたいなので許してほしい。

そして5回戦が始まりを告げる。

じゃんけんはいつも通りチョキを出して負け後攻スタート
サザエオカルティズムは完全に信用を失った。

対戦相手はマリンセスを召喚してくる
いいデッキじゃないか

5回戦 マリンセス 後攻

唐突に始まりを告げた遊戯王VRAINS対決
相手はマリンセスシーホースから展開をつなげていく
俺は増殖するGを発動したが墓穴の指名者によって無効化されてしまう
リンク3の罠を回収してくるモンスターへ無限抱擁を当て妨害数を減らし
リンク4のアルゴノート(装備あり)単騎でターンが回ってくる。

こちらも残り4枚の手札から何とか応戦するがアルゴノート+手札誘発3枚を受け展開が止まってしまう。
ターンを返し目の前にアクセスコードトーカーの姿が現れた

こいつが現れたらデュエルは終わる。
俺はこの時負けを悟った。
ただ好きなテーマに負けるなら悔いはない
そして俺のライフは0になった。

5回戦目 マリンセス 敗北×


正直好きなテーマに負けても悔いは残る。
ただYCSJは1敗しても終わりではないので、引き続き6回戦目と移行する。

席に着き対戦相手と雑談を交わし対戦が始まる。
じゃんけんはチョキを出し珍しく勝利した。
先行を取り手札を確認する。
手札
・アチチ
・ヒヤリ
・墓穴の指名者
・抹殺の指名者
・はるうらら

今日1番でハンドが強かった。
展開はすべて通り4000アライバル+ファイアウォールでターンを返す。

対戦相手は30秒程度の沈黙後サレンダーを宣言してきた。
どうやらデッキにアライバルに対しての回答がなかったらしい。
デッキを聞いたら烙印ダイノルフィアだったらしい

6回戦目 烙印ダイノルフィア 先行 勝ち〇

ここでおさらいとなるがYCSJは6勝1敗以上で決勝トーナメントベスト64に上がれる可能性が出てくる。
つまり7回戦目に勝てば決勝トーナメントに上がれる可能性があるという事だ。

俺は期待を持ち7回戦目の卓へ着く。
対戦相手とこれがYCSJで最後の対戦になる可能性があるので、
いい勝負にしましょうと笑顔でお互いに待ち時間を過ごす。

そして対戦が始まった。

対戦相手のスリーブはドラゴンメイド統一
まさかドラゴンメイドか…?と思いじゃんけんをする。
チョキを出しグーに打ち砕かれ対戦相手が宣言したのは、
対戦相手「後攻でお願いします」
なんと後攻を宣言してきたのだ。

対戦相手が端においてある1枚のトークンを表にしたので
確認すると

遊戯王GXのカイザー亮トークンであった。
俺はこの時対戦相手が後攻を選択したこともあり瞬時に悟った
「サイバードラゴン」デッキだと…
仮に違っていたら仕方ない
俺は対戦相手を信じることにした。

手札のアチチ+ドシンからメインモンスターゾーンに
4000アライバル+ファイアウォールを配置する展開を選択した。

相手にターンを返しサイバードラゴンが特殊召喚される。

7回戦 サイバードラゴン 先行



本当にサイバードラゴンデッキだったのだ。

メインモンスターゾーンに立てたおかげでアライバルが生存し
ターンが回ってくる。

展開に使用しドヨンで回収しためぐり-Ai-から展開しワンキルした。

7回戦 サイバードラゴン 勝ち〇


何とか勝利をおさめ6勝1敗 あとは勝ち点次第でベスト64に上がれる
結果発表で受験で番号を確認するような緊張感が漂う中、
64人の名前が呼ばれる

そこに俺の名前はなかった。
つまり勝ち点が足らなかったのだ

スマホから結果を確認すると87位 全然足らないじゃないか。
俺のYCSJはこうして幕を閉じた。

何人か構築は違えどイグニスターで出場した知り合い達がトナメにあがったのでそこに関してはとてもうれしい。

ただ6勝1敗で落とされた人たちが90人以上いたので少しかわいそうだと思った。
3000人規模で64人しか上がれないため実質上予選からトーナメントの戦いになるので途中で敗北してしまうとベスト64に上がれるのはかなり厳しい状態になる。トーナメントを目指している人はすぐに1敗してしまうと残りの対戦が苦しくなってしまう可能性が高いと感じた。

とはいえ久々のOCGのビッグイベントはとても楽しかった。
久々に顔を見ることが出来た知り合いも多く、
またYCSJが開かれるのであれば参加したいと考えている。

遊戯王は大好きだしマスターデュエルもあり身近に遊戯王へ触れることが出来るようになった近年はとても楽しい。

以上でYCSJ横浜の感想・対戦レポートは終了となります。
ここまで読んでくれた方、ありがとうございました!

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