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Tortoise@BLUE NOTE TOKYO 2020.2.11

1stステージのPerforming "TNT"と2ndステージの"Greatest Hits"を続けて鑑賞。トータスもブルーノートでやる日が来たのかと少し目が遠くなる。すっかり中肉中背のおっさんたちだ。

1stステージの"performing "TNT""を堪能。Pro Toolsを初めて全編に導入した「シカゴ音響派」の代表的な作品だが、20年後に聴いてもまったく古びないどころか、新しくも感じ、改めて楽曲としての秀逸さに舌を巻く。今では当たり前になったダブルドラムのゆらぎの気持ち良さ。木琴、鉄琴のユーモア。このバンドにはドラマーあるいはパーカッションが3人もいる。トータルアルバムというとストーリー性で引っ張るものが多いが、TNTはそうではない。本当にユニークなアルバムだ。

2ndステージは、よりラウド&ラフに。両腕に墨がぎっしり入ったジョン・マッケンタイアがドラムを必死に叩いている。続けることがロックだとは思わないが、続けることの難しさに向き合っているクリエイターが歳のせいか妙に気になる。スタイルではないパンク/ハードコアを30年続けてくるということはどういうことなのか、ということを見せつけられた2ステージだった。

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