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23歳〜28歳 設計事務所

前回の続きです。

設計事務所への就職活動開始!

職人さんからの一言で、急に焦りだし就職活動を開始しました。
大学が北海道だったためこれと言ってコネクションがあったわけではないので、仙台市内の設計事務所へ手当たり次第ポートフォリオ(学生時代の作品をまとめたもの)を送りまくりました。どこも求人を出しているわけではなく、一方的に雇ってください!と押し売りを仕掛けているので門前払いがほとんどでした。
そんな中、仙台で数多く実績がある設計事務所から面接の連絡がありました。人で不足でちょうど募集をしているとのことで内定をいただくことができました。何者でもない僕を拾ってくださり今でも感謝してます。そんなこんなで僕の設計人生がスタートしました

設計の仕方を教えてください。

幸運にも1年目から担当をつけていただき昼夜問わずがむしゃらに仕事に取り組んでいました。設計者と一言で言っても常に設計のみをしているわけではなく、現場に出向き監理(設計図面の通り施工されているかチェックをする)や打合せ資料の作成など、覚えることが本当に多く目まぐるしく時間が過ぎていきました。覚えることが多く先輩に相談しまくってたらもう聞かないでくれ...と呆れられました....。
設計業務以外にもイベントを企画するなどアクティブな設計事務所だったので運営スタッフとして携わらせていただき刺激的な時間を過ごさせていただきました!

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※右下のピースしているのが僕です。PechaKucha Night Sendaiでの集合写真の撮影を任されましたがどうしても映り込みたくて自撮り形式で撮影

施工を覚えたい!

そんな充実した毎日を過ごしていましたが、設計の仕事を覚えるにつれ特に以下理由で施工を覚えたいと思うようになりました。

(ごく一部の)職人さんや現場監督さんに対抗できなかったから
・ほとんどの職人さんや現場監督さんはどうやったらできるか一緒に考えてくれます。が、ごくまれに「そんなのできねぇ」と考える前に言われる方がいらっしゃいます。施工的な知識が足りずもんもんとした怒りのみで対抗できずくやしかった

②設計者が施工者(現場監督)を兼任した方が思いをダイレクトに反映できると考えたから。
・他者(施工者)を介さず自ら施工者になればコミュニケーションによるずれがなく思いをダイレクトに反映できると思いました。

③設計者目線だけでなく多角的に建築を考えたかった。
・一方的な視点だけでなく、施工的(工法、安全性、耐久性、コスト面)な視点ももちつつ建築を考えたかったからです。

④設計と施工を行き来することで共に問題点をフィードバックしアップデートできると考えたから
現場での問題点は設計者に伝わる前に現場で解決することが多く、設計者が問題点を共有できない状況であると感じたからです。


現場監督もやりたい!

入社から5年ほど在籍し、個人住宅から公共建築物まで多岐にわたり担当させていただきました。
設計を覚え始め施工に対する興味が深まり退職を決意し設計と施工を一貫して請け負っている会社へ転職を決めました。


次回に続きます!
最後まで読んでいただきありがとうございます!

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