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男性で死亡率が圧倒的にたかい肺ガン!その対処法を見ていく!

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知り合いの中で、肺がんにより亡くなった2人の方を紹介する。1人は、50代の女性で非喫煙者だった。もう1人は、70代の男性。こちらはヘビースモーカー。会うときには、いつもタバコを咥えていた。女性の方はよくわからないが、男性の方は「よく咳きこむ姿」が今でも頭にのこっている。

2014年青木さやか(芸能人・当時40歳)が肺ガンだったことを明かした。たまたま友人から誘われ、人間ドックを受診。肺線ガンが見つかったという。すぐに手術をし、今は問題ないようだ。青木さやかによると、タバコは吸わず、症状も全くなかったと言っていた。

こうしてみると、症状からではわからないのが肺ガンのようだ。そして、症状が出たときには、末期だという。知人の男性がこのタイプ。そこで今回は、肺ガンについて深掘りしてみることとする。

基礎知識
⑴日本人がかかる肺ガン
日本人に多いのは、以下の2つだそうだ。扁平上皮ガン、そして線ガン。気管からすぐ別れた入り口付近の部分にできやすいのが「扁平上皮ガン」で、枝分かれして細くなった気管の一番奥の肺胞にできやすいのが「肺線ガン」と言われている。

⑵肺ガンの死亡者数
2019年から2021年のデータによると、罹患者数は、男性が84,000人、女性が42,000人。死亡者数は、男性53,000人女性23,000ほどだと言う。

すべてのがんの5年生存率から見ると、平均は44%だが、肺がんは20%を下回るようだ。

⑶死亡率、第1位の理由
症状は出にくいということに尽きる。そして、咳や血痰、胸の痛み、発熱などが出たときには、末期となっているためだ。また、男性圧倒的に多いのが飲酒と言われている。タバコを吸いながら酒を飲むのは肺ガンのリスクをあげるということだ。

⑷肺がん検査は有効か?
症状が出ないため、検査しない人がおおい。会社の健康診断での胸部X線検査。見つかるのは稀だという。青木さやかの場合は、人間ドックでのCT検査だった。これなら見つかることも多くなる。しかし、今度は放射線の被曝の問題がでてくる。40歳前なら、CTを撮るとしても5年1度くらいか!

⑸肺がんになる原因とは?
いま言われているのが、大気汚染と女性ホルモン(エストロゲン)だそうだ。気がつかないうちに、汚染物質を吸い込んでいる。車の排ガス、ハウスダスト、土ほこり、ウィルス、細菌や家具建材に使われている化学物質だ。

一方、女性ホルモン(エストロゲン)については、女性に関係してくる。もともと、高血圧や脂質異常とを防ぐ働きがあるエストロゲン。しかし、その量が過剰であると、ガンを発症させるという。女性の肺ガンは、こちらが多いようだ。

⑹肺がんと喫煙の関係は?
因果関係を調べたコホート研究(※)では、非喫煙者にくらべ、喫煙者は4倍ほどガンに罹患する確率が高くなるという。とくに気管入り口にできる扁平上皮ガンになりやすい。

ただ、がんにならなくても、タバコはCOPD (慢性閉塞性肺疾患)の100%の原因。高齢となって、酸素ボンベを横に置きながら生活しなくてはならない。できるなら、早めに止めておいた方が良いだろう。
※コホート研究とは、2010年に行われた国立がん研究センターの研究。45から74歳の男女76,000人を対象にして調べたもの、かなり踏み込んだ調査で、因果関係を解明したといわれている。

⑺肺がんの予防法はあるか?
エビデンスのある方法として、大豆イソフラボンの摂取が有効だという。イソフラボンは、女性ホルモンと似た働きをするが、健康への悪影響は無いそうだ。ただし、サプリメントは注意したほうが良いとされる。毎日の食事で、大豆製品を取りさえすれば良いので、楽に実践できるだろう。

1日に、40から50mgの摂取で良い。豆乳であれば、125ml飲めば69mg摂れる。納豆1パック食べれば65mg摂取。豆腐なら2分の1丁で55mgとなる。

⑻肺がんの治療法とは、
従来の外科手術による切除や、抗がん剤投与、放射線治療のほかに、分子標的薬を使ったものや、免疫療法も選択できるようになった。これらは、その人のタイプにより組み合わせて治療するという。患者の話をよく聞いて、また、患者の体質をよく診て、最善の治療を提案してくれる医療機関を選択すべきと言えるだろう。

医療は、日進月歩の世界。医療機関をとことん調べて、受診することをお勧めする。また、担当医師とのコミニケーションが大事。自分に合った医師を見つけだすべきだと思う。

まとめ
今回、肺がんについて見てきた。結構、有用な情報もお届けできたと思う。とくに予防法については、明日から誰でもできる方法。すぐに実践してもらいたい。私も、今まで大豆製品はよく食べてきた。これからは、家族にも積極的に食べるよう話すつもりだ。

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