気づかずすすむ腎臓の悪化!モノ言わぬ腎臓どうする?
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いま、病院に行ってきたところ…。血液検査で、腎機能が改善していた。4週前の1月16日のeGFRは『36』。それが今日は『47』。嬉しいというほかない。
そもそも自分が、慢性腎臓病であるという自覚はなかった。病院の血液検査で、腎臓が悪いという話しを聞いて初めて知ったのだ。2年前の検診では、ここまで悪くはなかった。どうしてこんなことになったのか考えてみた。
私の場合は、①ヤセすぎて肥満は無し②血糖値も高くない。③血圧は安定している。④脂質も正常 ⑤塩分も摂りすぎてない ⑥タバコは、かなり前に止めている。
ここまで考えて、ハタと気づいた。これ以外としたら…なんだろうと。食品添加物がいけないことに気づいた。そう、1年半前によく飲んでいた健康ドリンク。これに含まれている安息香酸ナトリウムがイケなかった。これにより水腎症となったことが原因だった。
この安息香酸ナトリウムは、保存料として、すべての健康ドリンクに入っている。これが、私の身体のなかで反応して、腎臓内で結晶をつくった。つまり、体内のビタミンCと反応して、ベンゼンができる。ベンゼンは劇薬で、結晶化がおき尿路をふさぐようだ。
一時は、腎臓の手術も考えたが、自分で原因を特定し、健康ドリンクを止めるみた。これ以後、一度も発作が起きていない。この水腎症が、腎臓を弱らせたと思う。
*基礎知識
加齢とともに、腎臓の機能は落ちていく。ということは、現状を保つということが大事というわけだ。私の場合は、数値が良くなったが、これはカリウム摂取を控えたことによるようだ。
先月、担当の医師からカリウム値が高いという指摘があった。考えてみると、毎日食べていたバナナに問題があるということに気づいた。そこで、1ヵ月食べないで様子を見たのだ。すると案の定、数値は正常の5.2まで戻っていた。これが、eGFR値(腎臓働きの数値)を改善したと思われる。
*腎臓研究の成果
筑波大学の山縣教授による大規模集団研究がある。「FROM-J」と名付けられた研究だ。2008年から10年にわたり、患者に腎臓の指導したらどうなるかをのデータを集めたという。
日本を5区域に分け、対象者を絞り、指導したというもの。各地域のかかりつけ医に、腎臓病指導の管理栄養士をおくり、患者一人ひとりの状態をみて、教育していったそうだ。
チェックリストをつかい、重要度の高い項目から指導していく。3ヶ月後に再検査をし、きちんとできているかを確認。できていれば次の項目を教えていく。これを3ヶ月単位でおこない、3年半続けたそうだ。結果は、あきらかに慢性腎臓病の進行を遅らせたという。しかも心血管症も40%下げたそうだ。
具体的に見ていくと、まずBMI管理。つぎは血圧の管理。3番目は、血糖値の管理。4番目が、脂質の管理。5番目が減塩。6番目は禁煙。これらの順となる。
*疑問その1
日本人は、人工透析になる人が多い。それはなぜか?
いま日本人の8人に1人の割合で、腎臓が悪くなる。そして人口百万人あたり、2700人が人工透析となっている。腎機能をしめすeGFR値が、30を下回ると、透析予備軍となるようだ。問題は、最近の食生活。これが高血圧や糖尿病をまねき、その結果として腎臓に負担を加えるようだ。そして、日々とっている薬も、腎臓を痛める。
*疑問その2
人工透析と寿命との関係は…?
週3回、1回あたり4時間をおこなう人工透析。平均余命(あと何年生きられるか?)を見ると、50歳で男が14年半、女が16年半。60歳になると、男が10年、女が11年のようだ。
ただし、これには個人差が大きいという。いろいろな努力をしている人は、もっと生きられるし、対策をおこなわない人はより短くなると思っておいた方が良い。
*まとめ
大規模研究で使われたチェックリストをみて、自分で改善することをお勧めする。
とにかく、やればやっただけの効果はある。放っておけば、人工透析になってしまう。早い時点から対策をとっていこう。
モノ言わぬ臓器「腎臓」。悪くなっても痛くはならない。血液検査で初めてその悪さがわかるのだ。できれば3ヶ月に1度、血液検査をして、その数値を見ることをお勧めする。
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