『血液型と性格』 これを読むだけで、すべての疑問が解ける!
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世界で血液型の話が日常会話ででてくるのは日本だけ。これって知っていただろうか?他の国では血液型はまったく興味はないと言われている。その辺りを含めて血液型の疑問に迫ってみよう。
❶日本人と世界との比較
❷血液型にまつわる歴史
❸血液型と病気との関係
❹スポーツ(野球)と血液型
❺血液型と性格
❶日本人と世界との比較!
まず日本人のABO比率。4割がA型、3割O型、2割B型、1割がAB型となっている。これは世界では珍しい比率といえるようだ。世界でみると圧倒的にO型が多い。そしてB型とAB型がきわめて少ない。ということは日本人はO型が少なくて、その分がその他の血液型(A、B、AB)に振り分けられたカタチとなる。
米国・英国・仏国などの多くの国ではO型が半分以上を占め、 A型が4割くらい。B型とAB型を足しても10%に満たない。ちなみに、アメリカ先住民のインディアンなどは8割がO型だという。変わったところではインド。日本とは違いB型が4割を占める。A型は2割で、O型とAB型は日本とほぼ同じ。
❷血液型にまつわる歴史!
AB O型が発見されたのが1900年のこと。日本では陸軍がこれに目をつけた。このABO型により血液型で仕事の向き不向きがあるのではないかと調べてみたという。それが1920年代のことだった。1000人規模のいくつかの研究をやったところ、違いがほとんど見られなかったようだ。
1970年代に入って、この血液型分析が脚光を浴びることになる。能見正比古の書いた書籍『血液型人間学』などがベストセラーとなり、人々が飛びついた。この本を読んだ人から、多くの人が「A型の性格は几帳面なんでしょう!」とか、「O型って大雑把よね」などと伝えられ、徐々に人々の頭に浸透していったようだ。そして、近年の占いブームがある。血液型と星座と生まれ年の干支。これらを組み合わせて運勢を占うというもの。もはやこれは人々の常識にもなったと言える。
❸血液型と病気の関係!
医学の研究では、明らかに違いがあるという結論に達している。O型はありとあらゆる病気に強いとされているようだ。また血液が固まりにくいという性質を持っている。そのためO型の人が注意すべきは出血。事故による怪我などで命を落とす危険度はナンバーワンとされる。
一方で、A型は様々な病気に弱いとされる。ウィルスや細菌に感染しやすい。そのため手洗いやマスクをきちんとするようになった。他から見るとそれが几帳面にも見えると言うことだ。何事にもそれが言えるのか?は別として…。ただこれにも個人差を大きいとされる。
私自身はO型。両親2人ともO型だった。このO型の嫌なところは「マウントをとる」というところ。やたら命令口調で何でも言ってくる。これにより子供の頃はいじけた性格となった。そしてやたらと病気にもなったと記憶している。そのため自分自身はO型なのに几帳面になったようだ。
❹スポーツ(野球)と血液型!
この血液型分析を野球界に広めたのは、野村克也だ。いわばABO血液型の信奉者だった。野村克也の書いた著作はじつに多い。たぶん野球界ナンバーワンだろう。もっと言えば、スポーツ界広しといえども、野村克也ほど書籍を書いた人物はいないのではないか。
その野村が言うには、野球選手として大成するのはB型だという。自分自身がB型だったからだ。ピッチャーの江夏豊かにも話したそうだ。「お前、血液型B型じゃないか?」と…。するとそれを聞いた江夏、すぐに病院で検査をし野村に告げた。「俺、A型でした」と。
アメリカのメジャーリーグ(MLB)で活躍した選手を見ると、確かにB型が多い。まずトルネード投法の野茂英雄。MLB最多安打のイチロー。そしていま最も注目は浴びている大谷翔平。彼らはすべてB型だという。この他にも技巧派ピッチャーとしてMLBで活躍した黒田博樹もB型だ。B型自体は日本人の10%しかいない。そこから見ると、確かにB型の選手は凄いのかもしれないと思ってくる。
❺血液型と性格との関係!
確かに1920年代の研究では、関係ないと実証されたようだ。しかし、近年は少し事情が違ってくる。というのも、これだけ日常生活でこの話が出てくると、人々の頭に刷り込まれるということ。この刷り込みにより、人はだんだんとそのように振る舞うようになるようだ。
子供に「お前は頭がいい。だから必ず医者になれる!」と毎日親が言い続けると、本当に医者になるという。これも刷り込み!根拠のない思い込みが実際そのようになるということ。これは心理学でも実証されている話のようだ。この思い込みにより、人は自分の血液型が〇〇だからこうする!になっていく。
*まとめ
先に述べた能見正比古によると、日本人では4割3割2割1割と各血液型が分かれたことで、血液型性学分析を日本人が受け入れることにつながったという。これがもし米国であれば、O型と A型しかいない国。そうなるとあまり意味のない話となる。
もう一つ言えることは、スポーツの世界でのB型の凄さだ。わずかしかいないB型がこれほど活躍するとは、まさに驚きと言っていい。ある研究者によるとB型の人間。そのルーツは遊牧民にあると言う。定住をせずに家畜と暮らす日々。スポーツの世界で世界的に名をあげている人たち。彼らは移動の日々である。そんな厳しい移動にも耐える力というものを体のどこかに持っているのかもしれない。
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